競馬用語辞典

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競馬関係の法律、施行規程、公正確保など

用語

有馬特例法

読み

ありまとくれいほう

正式には「日本中央競馬会の国庫納付金等の臨時特例に関する法律」といい、昭和30年12月、当時の日本中央競馬会有馬頼寧理事長の尽力により公布された。これに基づき臨時競馬を開催し、その収益金をもって各競馬場施設を近代化する道が開かれ、老朽化していた中山をはじめ各競馬場は面目を一新することができた。

用語

戒告

読み

かいこく

レースやその前後の過程で、公正かつ安全な競馬に対する注意義務を怠った騎手または調教師に科せられる制裁のひとつ。

用語

関与禁止

読み

かんよきんし

競馬施行規程138条に規定されている馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者、厩務員に対する処罰の一種。この処分を受けると、一切競馬に関係することができなくなる。競走馬の血統を証明する書類を偽造・変造したり、不正に行使した者、等の13項目がその対象となっている。

用語

騎乗停止

読み

きじょうていし

騎手に対する処分の一種。競馬施行規程第145条から第148条までに規定されている。この処分を受けると、騎乗停止期間中はレースに騎乗することができなくなる。さまざまな違反がその対象として定められている。

関連用語

用語

規制薬物

読み

きせいやくぶつ

競走能力には影響を与えないものの、馬の福祉および事故防止の観点から出走前の使用に制限のある薬物を指し、馬がその影響下にある期間は出走できない。

用語

禁止薬物

読み

きんしやくぶつ

競馬施行規程第132条に規定された薬物。馬の競走能力を一時的にたかめ、または減ずる薬品または薬剤を指し、これを投与され、その影響下にある馬は、出馬投票できない。公正確保のため、レース後、1着から3着までの馬と、裁決委員が指定した馬については、禁止薬物の検査のための理化学検査を受けなければならない。この理化学検査は(公財)競走馬理化学研究所が担当している。

用語

競馬法

読み

けいばほう

日本における近代競馬は、1861年に横浜の相生町で居留外国人を中心として始められた。1905年には、馬券黙許の措置が講ぜられたが、これに伴い競馬熱は異常に高まり、競馬会が乱立するにつれ、いろいろな弊害も目立ってきた。こうした情勢の中で、1908年10月1日に新刑法が施行され、馬券発売はこれに違反するとの議論がなされるにいたり、同年10月6日、政府は馬券の発売を禁止した。その後、馬券発売禁止の下で、政府の補助金等により競馬はかろうじて存続したが、大戦後の赤字財政下、軍馬を中心とする馬匹改良の必要に迫られ、1923年にいたり競馬法(いわゆる旧競馬法)が施行され、馬券発売が復活した。しかしながら、クラブ(許可を受けた社団法人)による競馬の施行には種種の問題がつきまとい、全国的規模の競馬団体を創設し、ひとつの有機体として競馬の運営がなされることが強く望まれ、馬政調査会の答申を受け、1936年9月20日競馬法の一部を改正する法律が施行され、日本競馬会が設立されることとなった。終戦後の競馬の施行方針に関するGHQの意向は、民間への完全開放もしくは国または地方公共団体による施行ということであり、この意向にそって、日本競馬会、馬匹組合連合会及び中央馬事会は解散をせざるを得なくなった。こうして1948年7月19日に地方競馬をもあわせて規定した新競馬法が施行され、国営競馬時代が始まった。日本競馬会が行なっていた競馬は国に引き継がれたのである。しかしながら、国営競馬については一種の道義的問題、国が施行する競馬を同じ国が監督する不自然さ、さらには国家予算に拘束されるため運営の弾力性をかくこと等から民営移管論議が高まりを見せ、その当時検討されていた大規模な行政整理の動きと相まって、1954年9月16日、日本中央競馬会法の施行により、競馬法は改正され、日本中央競馬会が設立され、国営競馬を引き継ぐこととなった。日本中央競馬会の初代理事長には安田伊佐衛門が就任した。

用語

減量制度

読み

げんりょうせいど

女性騎手および見習騎手免許の通算取得期間が5年未満であって、勝利度数が100回以下の騎手)が特別競走ハンデキャップ競走以外のレースに騎乗する場合、各負担重量を減量する。この場合の勝利度数は、そのレースの出馬投票締切日の前日までに中央競馬のレースに騎乗して得た1着の回数と、地方競馬指定交流競走および海外の重賞レースにおいて、JRAの競走馬登録を受けている馬に騎乗して得た1着の回数の合計となる。

見習騎手の減量記号
区分 勝利度数 減ずる重量
男性騎手 30回以下 3キログラム
31回以上50回以下 2キログラム
51回以上100回以下 1キログラム
女性騎手 50回以下 4キログラム
51回以上100回以下 3キログラム
見習騎手以外の騎手の減量記号
区分 減ずる重量
男性騎手 なし なし
女性騎手 2キログラム

用語

国庫納付金

読み

こっこのうふきん

JRAでは、国庫納付金を納付している。国庫納付の仕組みは、例えば、100円の勝馬投票券を買えば、10円が国庫に納付される。これが第1国庫納付金と呼ばれるものである。また、JRAの事業運営の結果、各事業年度において利益を生じた場合には、その額の2分の1が国庫に納付される。これが第2国庫納付金と呼ばれるものである。これらの国庫納付金は国の一般財源に繰り入れられている。

用語

裁定委員会

読み

さいていいいんかい

競馬開催中に発生した事由に関する騎乗停止、馬の出走停止及び調教停止の処分は、30日以内であれば裁決委員の権限で行なうが、30日を超える処分の必要があると裁決委員が認めるときは、裁定委員会が議定する。また、競馬開催期間外において発生した事由に関する処分についても裁定委員会が議定する。メンバーは副理事長、常務理事及び理事、理事長が指名する参与及び技術参事役、審判部長、トレーニング・センター(栗東及び美浦)の各公正室長及び外部委員(競馬のレースに関する専門的な知識や経験のある人から、理事長が委嘱)で構成される。。

用語

続行競馬

読み

ぞっこうけいば

台風や降雪など天災地変等の影響により、当日に予定していたレースの半数以上を取り止めた場合には、出馬投票をやり直すとともに、開催日を変更して「続行競馬」を行う。この場合は、取り止めたレースの勝馬投票券は全て返還(買戻し)となる。

用語

代替競馬

読み

だいたいけいば

台風や降雪など天災地変等の影響により、全てのレースを取り止めた場合には、開催日を変更して「代替競馬」を行う。この場合、『前日発売』など前売り分の勝馬投票券は全て返還(買戻し)となり、出馬投票をやり直して「代替競馬」を行う。しかし、前売り分の勝馬投票券が無い(返還すべき勝馬投票券が無い)場合には、そのままの出馬表で「代替競馬」を行うことがある。

用語

調教停止

読み

ちょうきょうていし

調教師に対する処分の一種。競馬施行規程第145条から第148条までに規定されている。この処分を受けると、調教停止期間中は調教師業務ができなくなる。競馬に係わる重大な違反行為がその対象として定められている。

関連用語

用語

日本中央競馬会法

読み

にっぽんちゅうおうけいばかいほう

1954年7月1日に、国営競馬を民営化するために公布された法律で、全額政府出資の特殊法人として日本中央競馬会が誕生。農林水産大臣の監督下におかれ、理事長及び監事は農林水産大臣が任命し、副理事長及び理事は、経営委員会の同意を得て、理事長が任命する。定款の変更、収支予算、事業計画、法定の事項に関する規約の制定・改廃は、いずれも農林水産大臣の認可を受けなくてはならない。

用語

免許

読み

めんきょ

日本中央競馬会が調教師、騎手に対して行う免許のこと。この免許を受けた調教師又は騎手でなければ、中央競馬の競走のために馬を調教し、又は騎乗することができない。免許免許試験に合格した者に対し行われることとなっている。免許の有効期間は1年であり、免許を受けようとする者は、毎年の試験を受けなければならない。ただし、外国の調教師又は騎手に対しては臨時に試験を行うことがあり、試験に合格した者は有効期間3ヶ月以内の免許を受けることとなる(国際交流競走、短期免許等)。なお、地方競馬の調教師又は騎手が中央競馬指定交流競走に参加する場合は試験を免除されている。

用語

理化学検査

読み

りかがくけんさ

競馬に出走した馬の尿またはその他の生体材料から、馬に薬物を不正に投与したかどうかを、物理的、化学的分析法によって検査することをいう。2016年4月現在、104品目の禁止薬物が定められている。これらの禁止薬物を、公正な第三者的立場に立って検査する機関として、昭和40年に競走馬理化学研究所が設立され、中央競馬、地方競馬双方の理化学検査を行っている。

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