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香港スプリント(G1・芝1200メートル)は香港の短距離王者決定戦。前年比200万香港ドル増となったその総賞金2600万香港ドル(約4億4200万円、1香港ドル=約17円で換算)は、香港に3つある芝1200メートルのG1の中では最高額を誇る。
香港国際競走4レース(ほかに香港カップ、香港マイル、香港ヴァーズ)の中では最も新しいレースで、1999年に創設された。その後、2002年にG1に認定され、2006年にはそれまでの直線芝1000メートルから現在の右回り芝1200メートルへと変更。現在の香港国際競走のフォーマットが確立した。
これまで2003年と2004年のレースを連覇したサイレントウィットネス、2007年と2009年の優勝馬セイクリッドキングダム、2014年と2016年の勝ち馬エアロヴェロシティなど香港調教馬が過去24回のレースで18回も優勝。昨年は上位4着までを占めるなどその強さが際立っているが、日本調教馬も2012年、2013年連覇のロードカナロア、2020年のダノンスマッシュ(父ロードカナロア)と、2頭が計3勝を挙げている。
文:秋山 響(TPC)
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