海外競馬発売
12月8日(金曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
LUCKY SWEYNESSE(NZ)
せん5歳 K.マン厩舎
通算20戦14勝
HIGHFIELD PRINCESS(FR)
牝6歳 J.クイン厩舎
通算38戦14勝
5歳となった昨年本格化。日本のキングエルメスも出走した8月のモーリスドゲスト賞(G1・フランス・芝1300メートル)でG1初制覇を果たすと、中11日で向かったナンソープS(G1・イギリス・芝1000メートル)は先行抜け出しの競馬で2馬身半差、9月のフライングファイブS(G1・アイルランド・芝1000メートル)も先行して3馬身1/4差で完勝。11月のブリーダーズカップターフスプリント(G1・アメリカ)は4着でしたが、ヨーロッパ最優秀スプリンターに輝きました。今年は4戦目となった8月のキングジョージS(G2・イギリス・芝1000メートル)を3馬身差で制して今季初勝利。続くナンソープS(G1・イギリス)は2着、フライングファイブS(G1・アイルランド)は出遅れて5着でしたが、前走10月のアベイドロンシャン賞(G1・フランス・芝1000メートル)では中団のやや前目の位置取りから末脚を伸ばして優勝。4つ目のG1タイトルを手にしています。
WELLINGTON(AUS)
せん7歳 J.リチャーズ厩舎
通算25戦12勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2023年11月19日 |
シャティン
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芝1,200メートル | 香港ジョッキークラブスプリント(G2) | 3着 | PLAY |
2023年6月24日 |
アスコット
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芝1,200メートル | クイーンエリザベスⅡ世ジュビリーS(G1) | 10着 | PLAY |
2023年4月30日 |
シャティン
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芝1,200メートル | チェアマンズスプリントプライズ(G1) | 3着 | |
2023年4月9日 |
シャティン
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芝1,200メートル | 香スプリントC(G2) | 2着 | |
2023年3月19日 |
シャティン
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芝1,400メートル | クイーンズシルバージュビリーC(G1) | 3着 |
2021年4月のチェアマンズスプリントプライズ(G1・芝1200メートル)でG1初制覇。続く2021−2022年シーズンもクイーンズシルバージュビリーC(G1・芝1400メートル)とチェアマンズスプリントプライズ(G1・芝1200メートル)に勝利して、香港最優秀短距離馬に選出されました。昨季は12月の香港スプリント(G1・芝1200メートル)を差して快勝。しかしその後は今年2月のセンテナリースプリントC(G1)2着、3月のクイーンズシルバージュビリーC(G1)3着、4月上旬の香港スプリントC(G2)2着、そして同月下旬のチェアマンズスプリントプライズ(G1)3着と全てラッキースワイネスに敗れて4連敗。6月にはイギリスのクイーンエリザベスⅡ世ジュビリーS(G1)に挑みましたが10着でした。J.リチャーズ厩舎に転厩して迎えた今季は11月の前走香港ジョッキークラブスプリント(G2)で始動。3番手でレースを進めましたが、直線でもうひと伸びを欠いて、またしてもラッキースワイネスに敗れ3着に終わっています。
MAD COOL(IRE)
牡4歳 池添 学厩舎
通算10戦5勝
3歳(2022年)5月にデビュー3戦目(芝1400メートル)で初勝利を挙げると、そこから12月の知立S(3勝クラス・芝1200メートル)まで4連勝をマークしました。連勝は今年1月のシルクロードS(GⅢ)3着で止まりましたが、4月の春雷S(リステッド・芝1200メートル)では57.5キロのトップハンデをものともせずに優勝。その後は58.5キロのトップハンデを背負った7月のCBC賞(GⅢ)はジャスパークローネから1秒差の9着と崩れましたが、続く前走10月のスプリンターズS(GⅠ)では4、5番手追走から直線で内から前に迫ってママコチャからハナ差の2着。GⅠ制覇にあと一歩まで迫りました。
VICTOR THE WINNER(AUS)
せん5歳 C.シャム厩舎
通算11戦6勝
今年1月に2度目のクラス3ハンデ(芝1200メートル)勝ちを収めると、続く3月と4月のクラス2ハンデ(ともに芝1200メートル)も逃げて連勝。シーズン最終戦となった6月のシャティンヴァーズ(G3)では重賞初挑戦ながらサイトサクセスとの先行争いから粘り、ラッキースワイネスから1馬身1/4差の2着に健闘しました。今季は9月のクラス1ハンデ(芝1200メートル)で斤量差が20ポンドもあったとはいえラッキースワイネスを相手に2馬身半差で逃げ切り勝ち。10月のプレミアボウル(G2)は逃げてサイトサクセスの5着でしたが、続く前走11月の香港ジョッキークラブスプリント(G2)では逃げ粘って、ラッキースワイネスからクビ差の2着に好走しています。
JASPER KRONE(USA)
牡4歳 森 秀行厩舎
通算16戦6勝
爪の状態が良くなって迎えた今年に大きく飛躍。4月の2勝クラス(芝1200メートル)を逃げて快勝すると、続く駿風S(3勝クラス・芝1000メートル)も逃げ切りました。続く函館スプリントS(GⅢ)は16着と崩れましたが、7月のCBC賞(GⅢ・芝1200メートル)を逃げ切って重賞初制覇を果たすと、北九州記念(GⅢ・芝1200メートル)もママコチャに半馬身差をつける逃げ切り勝ちを収めました。その後はGⅠ初挑戦となった10月のスプリンターズS(GⅠ)でもハナを奪うスピードを見せてママコチャから0秒4差の4着に入りましたが、続く前走11月のブリーダーズカップターフスプリント(G1・アメリカ)では2番手から早々に手応えを失って最下位12着に終わりました。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
昨年11月の香港ジョッキークラブスプリント(G2・芝1200メートル)で重賞初制覇。続く香港スプリント(G1)は直線で進路がなくウェリントンの6着に終わりましたが、今年1月のチャイニーズクラブチャレンジC(G3・芝1400メートル)を制すると、そこからウェリントンを下したセンテナリースプリントC(G1・芝1200メートル)、カリフォルニアスパングル(昨年の香港マイル優勝馬)を下したクイーンズシルバージュビリーC(G1・芝1400メートル)、それに3馬身1/4差の完勝だったチェアマンズスプリントプライズ(G1・芝1200メートル)の香港スピードシリーズ全3戦を含む重賞6連勝をマーク。香港最優秀スプリンターに輝きました。今季は始動戦となった9月のクラス1ハンデで斤量が20ポンド軽かったビクターザウィナーの2馬身半差2着の後、10月のプレミアボウル(G2)も斤量が14ポンド軽いサイトサクセスにゴール前でかわされて短アタマ差2着でしたが、前走11月の香港ジョッキークラブスプリント(G2・芝1200メートル)では斤量差が5ポンドまで減ったビクターザウィナーをクビ差かわして優勝しました。