頭文字
用語
食欲のこと。「飼い食いが良い」とか「悪い」というように使われる。飼い食いが良過ぎると太めになり易い。反対に食欲がないときは何らかの原因が考えられる。よく食べてしっかり調教を積まれている馬は好調といえる。
用語
用語
人が馬に給与する餌の総称であり、濃厚飼料、粗飼料、サプリメント等の補助飼料がある。濃厚飼料は穀類(日本では主にエン麦)、穀類副作物(ぬか類)、マメ類、油粕(あぶらかす)類など。粗飼料は、各種牧草の乾草もしくは青草、補助飼料としてはカルシウムやビタミン剤などがあげられる。その他に、これらをバランスよく混合・加工した配合飼料が利用されることも多い。これらの素材を組み合わせ、飼葉として馬に給与される。
用語
駆歩と表記することもある。速度は普通1分間に340メートル位である。常歩、速歩は左右対称の動きだが、駈歩は左右不対称の動きで、左右の駈歩がある。四肢の動く順は左駈歩では(1)右後肢(2)左後肢と右前肢(3)左前肢で、3ビートの動きである。頭頸が上下、前後に大きく動き、跳躍した歩法で前後、上下に大きくうねる反撞である。駈歩を無理に遅くすると4ビートの正しくない動きとなる。障害飛越競技では350メートル/分で、総合馬術競技のクロスカントリーでは550メートル/分で、駈歩の速度が増した襲歩では、1000メートル/分以上にもなり、4ビートの動きとなる。
用語
用語
出走馬の馬主が登録した服色(勝負服)をレース当日に準備できなかった場合や、馬主が服色を登録していない場合に使用する服色のこと。色は帽色と同じ色を地色に使用している。中央競馬指定交流競走に馬を出走させる地方競馬の馬主が中央に馬主登録のない場合は、「交流服」と呼ばれる専用の貸服を使用する。
用語
馬の毛色の種類で、原毛色は栗毛、鹿毛または青毛等であるが、主に頸、躯幹、四肢の上部に原毛色と白毛が混生するもので、その色合いは年齢の進度にかかわらず、白色の度合いが変わらない。芦毛との違いは、白毛の生じる部位が限定されること、年齢に関係なく当歳時から色合いの変わらないことである。原毛色により栗粕毛、鹿粕毛、青粕毛等という。
用語
用語
一般的には「馬券」と呼ばれるが、正式名称は「勝馬投票券」である。明治時代には「馬券」という語が公用語であり、一般には「あな札」「賭け札」ともいわれていた。「勝馬投票券」というのは法律用語であるが、これは、1923年の競馬法制定の際に用いられ、そのまま現在に至っている。 現在の中央競馬では9種類あり、単勝・複勝・枠連・馬連・ワイド・馬単・3連複・3連単・WIN5(5重勝単勝式)がある。
用語
休養明けを一度出走した馬が、次のレースで好走した場合、「変わり身があった」という。一度出走したことでレース感を取り戻すことがあり、休養明け2戦目は「変わり身期待」という意味で、人気になることがある。休養の長さ、休養中の調整度、または馬のタイプによって、必ずしも変わり身があるとは限らない。
用語
体高、胸囲とともに、馬の大きさを測る基準の一つで、前脚の膝と、球節の中間の周囲をいう。平均18から20センチが普通で、馬体を四肢によって支えるので細いより太い方が丈夫といえる。最近は競走馬が大型化しているので20センチを越えるのもまれではなくなっている。通常、測尺の際は左前脚を測る。
用語
カンカンというのは負担重量のことをいい、負担重量を計る検量室のことをいう。騎手はここで、鞍、鉛などを持ち、定められた重量かどうかを‘はかり’に乗って計量する。なお、その由来は“貫(かん)を看(み)る”、つまり“看貫(かんかん)”からきている。
用語
主として前肢に発生し、ムコウズネ、ムコウゾエ、ソエとも呼ばれる。骨が完全に化骨していない若馬に急激な強い調教を行なったり、硬い走路で調教を行なうと、管骨(第3中手骨)の前面に炎症を起こす。初期であれば運動を軽くし、患部を冷却することにより治癒するが、重症になると腫れたり疼痛を伴うことがある。
用語
発走委員が真正な発走でないと認めた場合に発走をやり直すこと。ゲートの前方200メートルの地点に白旗を持った係員がいて、発走委員の合図を受け白旗を振り騎手に発走のやり直しを知らせる。語源は英語のカムバック(戻れ)、といわれている。