競馬用語辞典

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厩舎ことば

用語

汗取り

読み

あせとり

騎手が減量するためにサウナ風呂(調整ルーム内にある)に入ること。

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用語

一完歩

読み

いちかんぽ

馬の歩幅のことで、レース時のそれは約7メートルから8メートルといわれている。1ハロン(200メートル)の歩数を数えると、個体差、またスピードによる差はあるがサラブレッド競走馬の場合は28から30完歩を要するといわれている。

用語

馬っ気

読み

うまっけ

牡馬の発情のこと。馬っ気を出すと競走に集中力を欠き、能力を出し切れなくなることが多いと言われている。

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用語

お手馬

読み

おてうま

ある馬にひとりの騎手がずっと騎乗していてその馬の癖、性質等を熟知している場合、その馬をお手馬という。

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用語

親子どんぶり

読み

おやこどんぶり

同じレースに同じ馬主、もしくは同じ厩舎の馬が2頭以上出走していて、レースの結果それらの馬で1、2着を独占した場合、○○(馬主、厩舎の名前)の親子どんぶり、という。

用語

飼い食い

読み

かいぐい

食欲のこと。「飼い食いが良い」とか「悪い」というように使われる。飼い食いが良過ぎると太めになり易い。反対に食欲がないときは何らかの原因が考えられる。よく食べてしっかり調教を積まれている馬は好調といえる。

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用語

格上げ

読み

かくあげ

用語

変わり身

読み

かわりみ

休養明けを一度出走した馬が、次のレースで好走した場合、「変わり身があった」という。一度出走したことでレース感を取り戻すことがあり、休養明け2戦目は「変わり身期待」という意味で、人気になることがある。休養の長さ、休養中の調整度、または馬のタイプによって、必ずしも変わり身があるとは限らない。

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用語

カンカン場

読み

かんかんば

カンカンというのは負担重量のことをいい、負担重量を計る検量室のことをいう。騎手はここで、などを持ち、定められた重量かどうかを‘はかり’に乗って計量する。なお、その由来は“貫(かん)を看(み)る”、つまり“看貫(かんかん)”からきている。

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用語

カンパイ

読み

かんぱい

発走委員が真正な発走でないと認めた場合に発走をやり直すこと。ゲートの前方200メートルの地点に白旗を持った係員がいて、発走委員の合図を受け白旗を振り騎手に発走のやり直しを知らせる。語源は英語のカムバック(戻れ)、といわれている。

  • 係員がゲートの前方で白旗を持っている写真

用語

完歩

読み

かんぽ
関連用語

用語

ガレる

読み

がれる

体重が減り、毛づやが悪く体調が低下している状態のこと。何かの理由で飼葉(かいば)を食べなくなり、体が細くなったときに「体がガレている」といったように使う。

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用語

斤量

読み

きんりょう

負担重量のこと。現在はキロ制が採用されているが、初期の競馬は80斤、90斤といった斤(0.6キロ)が単位だったので、これが現在でも負担重量の言葉として残っている。

用語

口取り

読み

くちとり

馬の口をとって発馬機内に誘導したり、暴れそうな馬を抑さえていること。また勝った馬がウイナーズ・サークルで行う記念撮影のことをさす場合もある。

用語

口向き

読み

くちむき

馬銜受けの状態のこと。馬銜は手綱を通して騎手の意志を馬に伝える一方、馬の意志を騎手が感知する接点でもある。これは手綱の微妙な操作によって行なわれる。口向きを良くするための調教は最も大切なこととされている。

用語

ズブい

読み

ずぶい

エンジンのかかりの遅い馬で、騎手が追いどうしでないと追走に苦労するような馬のこと。ペースの速い短距離戦には不向きである。また古馬になるにつれてズブさがでてくる馬もいる。

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用語

せったる

読み

せったる

背中の線がたるんでいる馬のこと。軽度のものは能力には影響ない。競走馬にも稀にある。

用語

ソラを使う

読み

そらをつかう

馬の癖のひとつで、レースや調教時にふとしたことから馬の気が散り、走ることに集中力を欠くこと。

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用語

叩く

読み

たたく

休養明けにレースに出走することを「叩く」という。「休み明けを一度叩く」といったように使われる。

用語

手がわり

読み

てがわり

レースで、それまで騎乗していた騎手から他の騎手に乗り替わること。

用語

テキ

読み

てき

競馬社会にのみ使われている隠語のひとつで調教師のこと。騎手厩務員等が自分の調教師のことを「うちのテキが」というように使う。語源は、調教師には元騎手が多く、騎手をひっくり返してひらがな読みをした(手・騎)ところからきた、といわれている。

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用語

鉄砲

読み

てっぽう

比較的長期の休養明けでレースに使うこと。このような場合にレースに使うことを「鉄砲使い」、また鉄砲使いでレースで好走するような馬を、「鉄砲の利く馬」という。

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用語

テン

読み

てん

最初、真っ先の意。テンの半マイル、テンに追う、など。また、テン乗りというのは、その馬に騎手が初めて騎乗することをいう。

用語

内国産馬

読み

ないこくさんば

外国産馬以外の馬。つまり日本で生まれた馬である。ただし、種付けのため外国に一時的に輸出された牝馬((公財)ジャパン・スタッドブック・インターナショナルの繁殖登録を受けているもの)が輸出される前に日本で種付けして受胎している場合に、外国で生まれた子馬も当歳の12月31日までに輸入した際には内国産馬となる。また、外国で種付けされた繁殖牝馬が日本に輸入されて産んだ持込馬も、現在では内国産馬として扱われる。

用語

ボロ

読み

ぼろ

馬糞のこと。この状態により好不調の判断がある程度できる。

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用語

道悪

読み

みちわる

馬場状態の表示には良、稍重、重、不良の4段階があるが、重以上の状態をひと口で「みちわる」という。道悪の上手、下手で人気が大きく変わる場合がある。

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用語

メンコ

読み

めんこ

馬の覆面のこと。一般に耳おおいがついたものを使い、音に驚いたり、砂をかぶるのを嫌がる馬に使う。

  • メンコをつけた馬の写真

用語

物見

読み

ものみ

不意に些細な何かの物に驚いて騒いだり、止まってしまったり、また横に飛んだりする動作や癖をいう。レースのときにハロン棒の影や芝の切れ目に驚く馬も稀にいる。

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用語

屋根

読み

やね

騎手のことをいう。別称に上(あんじょう)、乗り役という。

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用語

ヤマキズ

読み

やまきず

馬が牧場での育成時に負った傷のこと。競走馬となってからその傷痕が残っている場合、そう呼ぶ。

用語

僚馬

読み

りょうば

同じ厩舎に所属する馬のこと。

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