海外競馬発売
2月23日(金曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
WHITE ABARRIO(USA)
牡5歳 R.ダトローJr.厩舎
通算15戦7勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2023年11月4日 |
サンタアニタパーク
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ダート2,000メートル | ブリーダーズカップクラシック(G1) | 1着 | PLAY |
2023年8月5日 |
サラトガ
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ダート1,800メートル | ホイットニーS(G1) | 1着 | PLAY |
2023年6月10日 |
ベルモントパーク
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ダート1,600メートル | メトロポリタンH(G1) | 3着 | PLAY |
2023年3月4日 |
ガルフストリームパーク
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ダート1,400メートル | 4歳以上条件 | 1着 | |
2023年1月28日 |
ガルフストリームパーク
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ダート1,800メートル | ペガサスワールドカップ(G1) | 8着 |
USHBA TESORO(JPN)
牡7歳 高木 登厩舎
通算32戦11勝
ダートに転向して素質が開花。2022年12月の東京大賞典(GⅠ・ダート2000メートル)でGⅠ初制覇を果たすと、続く翌年2月の川崎記念(JpnⅠ・ダート2100メートル)優勝から向かった3月のドバイワールドカップ(G1・UAE・ダート2000メートル)を最後方から突き抜けて快勝。日本調教馬として初めてダート開催の同レースを制しました。秋は復帰戦となった9月の日本テレビ盃(JpnⅡ・ダート1800メートル)を完勝して臨んだ11月のブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)は後方からの追い上げ及ばずホワイトアバリオから約3馬身1/4差の5着でしたが、帰国初戦となった前走12月の東京大賞典(GⅠ・ダート2000メートル)では後方待機から直線で強烈な末脚を披露して同レースの連覇を達成。2023年のJRA賞特別賞にも輝きました。
NATIONAL TREASURE(USA)
牡4歳 B.バファート厩舎
通算11戦3勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2024年1月27日 |
ガルフストリームパーク
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ダート1,800メートル | ペガサスワールドカップ(G1) | 1着 | PLAY |
2023年11月4日 |
サンタアニタパーク
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ダート1,600メートル | ブリーダーズカップダートマイル(G1) | 2着 | PLAY |
2023年9月30日 |
サンタアニタパーク
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ダート1,800メートル | オーサムアゲインS(G1) | 4着 | PLAY |
2023年8月26日 |
サラトガ
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ダート2,000メートル | トラヴァーズS(G1) | 5着 | |
2023年6月10日 |
ベルモントパーク
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ダート2,400メートル | ベルモントS(G1) | 6着 |
2歳時(2022年)からアメリカンファラオS(G1)2着、ブリーダーズカップジュベナイル(G1)3着などトップレベルで活躍。挫跖明けとなった3歳4月のサンタアニタダービー(G1)で4着に終わり、ケンタッキーダービー出走は断念しましたが、二冠目のプリークネスS(G1・ダート1900メートル)を逃げ切って重賞初制覇をクラシックで飾りました。その後はベルモントS(G1)6着、トラヴァーズS(G1)5着、オーサムアゲインS(G1)4着と精彩を欠いていましたが、11月のブリーダーズカップダートマイル(G1)で逃げて、のちにこの年のエクリプス賞年度代表馬に輝くコディーズウィッシュのハナ差2着に粘って復調をアピールすると、前走今年1月のペガサスワールドカップ(G1・ダート1800メートル)では2番手追走から最終コーナーで先頭に立ち、最後はセニョールバスカドールの追い上げをクビ差しりぞけて優勝しました。
DERMA SOTOGAKE(JPN)
牡4歳 音無 秀孝厩舎
通算10戦4勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2023年11月4日 |
サンタアニタパーク
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ダート2,000メートル | ブリーダーズカップクラシック(G1) | 2着 | PLAY |
2023年5月6日 |
チャーチルダウンズ
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ダート2,000メートル | ケンタッキーダービー(G1) | 6着 | PLAY |
2023年3月25日 |
メイダン
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ダート1,900メートル | UAEダービー(G2) | 1着 | PLAY |
2023年2月25日 |
キングアブドゥルアジーズ
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ダート1,600メートル | サウジダービー(G3) | 3着 | |
2022年12月14日 |
川崎
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ダート1,600メートル | 全日本2歳優駿(JpnⅠ) | 1着 |
ダート転向後2戦目から3連勝で2022年12月の全日本2歳優駿(JpnⅠ・ダート1600メートル)を制覇。昨年は2月のサウジダービー(G3・サウジアラビア)で3着の後、3月のUAEダービー(G2・UAE・ダート1900メートル)を逃げて5.5馬身差で快勝しました。続いて向かった5月のケンタッキーダービー(G1・アメリカ)はスタートが悪く、中団やや後方からの競馬となったこともあり、勝ったメイジから約8馬身差の6着に終わりましたが、そこから約半年ぶりのレースとなった前走11月のブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)では先行策から直線でしぶとく伸びて、勝ったホワイトアバリオから1馬身差の2着と健闘しました。
LEMON POP(USA)
牡6歳 田中 博康厩舎
通算14戦10勝
2023年のJRA賞最優秀ダートホースです。5歳(2023年)1月の根岸S(GⅢ・ダート1400メートル)で重賞初制覇を果たすと、フェブラリーS(GⅠ・ダート1600メートル)も先行策から抜け出して連勝しました。その後、ドバイゴールデンシャヒーン(G1・UAE)では10着と崩れましたが、帰国初戦となった10月のマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ・ダート1600メートル)では逃げて2着のイグナイターに大差をつけて優勝して復活をアピールすると、続く前走12月のチャンピオンズC(GⅠ・ダート1800メートル)も初距離を克服して1馬身1/4差の逃げ切り勝ちを収めています。
CROWN PRIDE(JPN)
牡5歳 新谷 功一厩舎
通算13戦4勝
3歳(2022年)3月のUAEダービー(G2・UAE・ダート1900メートル)を2.75馬身差で快勝して重賞初制覇。続くケンタッキーダービー(G1・アメリカ)では13着と崩れましたが、これは超ハイペース(最初の2ハロン通過21秒78はレース史上最速)の2番手を追走してのものでした。その後は国内で日本テレビ盃(JpnⅡ)2着、JBCクラシック(JpnⅠ)2着、チャンピオンズC(GⅠ)2着、帝王賞(JpnⅠ)2着、国外でもサウジカップ(G1・サウジアラビア)5着、ドバイワールドカップ(G1・UAE)5着と勝ち星から遠ざかりましたが、昨年9月のコリアC(G3・韓国・ダート1800メートル)では2着のグロリアムンディに10馬身差をつける圧勝で2つ目の重賞タイトルを獲得。これで上昇気流に乗るかと思われましたが、続く前走12月のチャンピオンズC(GⅠ)では精彩を欠いて11着に終わっています。
MEISHO HARIO(JPN)
牡7歳 岡田 稲男厩舎
通算24戦9勝
デビューから一貫してダート路線を歩み、4歳(2021年)11月のみやこS(GⅢ・ダート1800メートル)で重賞初制覇。翌年夏の帝王賞(JpnⅠ・ダート2000メートル)でチュウワウイザードやオメガパフュームを下してビッグタイトルを手にしました。昨年はフェブラリーS(GⅠ)で出遅れと躓きがあってレモンポップの3着の後、かしわ記念(JpnⅠ・ダート1600メートル)を制覇。続く帝王賞もクラウンプライドをゴール前で差し切って優勝しました。しかし秋はJBCクラシック(JpnⅠ)で始動して中団から伸び切れず4着の後、続く前走12月のチャンピオンズC(GⅠ)でも後方から直線で内を突いて伸びてきましたが、レモンポップから0秒7差の5着に終わっています。
2月23日(金曜)
出走取消
SAUDI CROWN(USA)
牡4歳 B.コックス厩舎
通算7戦4勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2024年1月20日 |
フェアグラウンズ
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ダート1,700メートル | ルイジアナS(G3) | 1着 | PLAY |
2023年11月4日 |
サンタアニタパーク
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ダート2,000メートル | ブリーダーズカップクラシック(G1) | 10着 | PLAY |
2023年9月23日 |
パークスレーシング
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ダート1,800メートル | ペンシルベニアダービー(G1) | 1着 | |
2023年7月29日 |
サラトガ
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ダート1,800メートル | ジムダンディS(G2) | 2着 | |
2023年7月1日 |
ベルモントパーク
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ダート1,600メートル | ドワイヤーS(G3) | 2着 |
3歳(2023年)4月のデビュー戦(ダート1200メートル)と5月の条件戦(ダート1300メートル)を連勝。そこからドワイヤーS(G3)が2着、ジムダンディS(G2)も前年のエクリプス賞最優秀2歳牡馬フォルテのハナ差2着の後、9月のペンシルベニアダービー(G1・ダート1800メートル)では不良馬場の中を逃げ切って重賞初制覇をG1で飾りました。その後、11月のブリーダーズカップクラシック(G1)は先行したもののホワイトアバリオの10着に終わりましたが、今季初戦となった前走1月のルイジアナS(G3・ダート1700メートル)では5馬身3/4差の逃げ切り勝ち。最後は流す余裕がありました。
DEFUNDED(USA)
せん6歳 A.ミシュレフ厩舎
通算20戦7勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2023年9月30日 |
サンタアニタパーク
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ダート1,800メートル | オーサムアゲインS(G1) | 2着 | PLAY |
2023年9月2日 |
デルマー
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ダート2,000メートル | パシフィッククラシック(G1) | 6着 | PLAY |
2023年7月29日 |
デルマー
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ダート1,700メートル | サンディエゴH(G2) | 4着 | |
2023年5月29日 |
サンタアニタパーク
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ダート2,000メートル | ハリウッドゴールドC(G1) | 1着 | |
2023年4月22日 |
サンタアニタパーク
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ダート1,800メートル | カリフォルニアンS(G2) | 1着 |
4歳(2022年)10月のオーサムアゲインS(G1・アメリカ・ダート1800メートル)でこの年のドバイワールドカップ(G1・UAE)の勝ち馬カントリーグラマーに1馬身3/4差をつけて逃げ切り勝ち。G1初制覇を果たしました。昨年はペガサスワールドカップ(G1・アメリカ)2着、サンタアニタH(G1・アメリカ)3着の後、カリフォルニアンS(G2・アメリカ・ダート1800メートル)で出遅れからの追い込みを決めて優勝すると、続くハリウッドゴールドC(G1・アメリカ・ダート2000メートル)では一転して逃げ切り勝ちを収めました。しかしそこからはサンディエゴH(G2・アメリカ)がセニョールバスカドールの4着、パシフィッククラシック(G1・アメリカ)6着、そして前走9月のオーサムアゲインS(G1・アメリカ)も先行してもうひと伸びを欠いて2着と3連敗。その後サウジアラビアにトレードされており、ここが移籍初戦となります。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
3歳(2022年)4月のフロリダダービー(G1・ダート1800メートル)でG1初制覇。しかし続くケンタッキーダービー(G1)で16着に終わると、勝てない日々が続きましたが、昨年3月の4歳以上条件(ダート1400メートル)で久々に勝利を挙げました。その後、現在のR.ダトローJr.厩舎に移っての初戦となった6月のメトロポリタンH(G1)は差してコディーズウィッシュ(2023年エクリプス賞年度代表馬)の3着でしたが、8月のホイットニーS(G1・ダート1800メートル)では2番手から抜け出してG1勝ち馬ゼンダンに6馬身1/4差の圧勝(3着コディーズウィッシュ)。さらに続く前走11月のブリーダーズカップクラシック(G1・ダート2000メートル)でも3番手追走から直線で早めに先頭に立つと、最後はデルマソトガケに1馬身差をつけて優勝しました。