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アイリッシュチャンピオンS(芝2000メートル)はアイルランドの中距離チャンピオン決定戦。9月上旬に計6つのG1レースを連続2日間(土曜・レパーズタウン競馬場、日曜・カラ競馬場)でまとめて開催し、アイルランドの平地競馬のハイライトとなっている「アイリッシュチャンピオンズフェスティバル」の中核を成すレースでもある。
アイリッシュチャンピオンSはジョーマクグラス記念(アイルランド競馬の発展に大きく寄与したアイルランドの馬主・政治家からの命名)として1976年にレパーズタウン競馬場で創設。第1回のレースは、その年の愛ダービー馬で、のちに種牡馬として日本に輸入されて有馬記念の勝ち馬リードホーユーを送ったマラケートが制した。その後、1984年から1990年まではフェニックスパーク競馬場においてフェニックスチャンピオンSという名で行われていたが、フェニックスパーク競馬場の閉鎖に伴って、1991年に再びレパーズタウン競馬場へ戻されると、そこからは現在の名称でレースが行われている。距離は創設から一貫して芝2000メートル。
これまで1984年のサドラーズウェルズ、1997年のピルサドスキー、2000年のジャイアンツコーズウェイ、2009年のシーザスターズ、2012年のスノーフェアリー、2023年のオーギュストロダン(父ディープインパクト)など数々の名馬が優勝。日本調教馬は2019年にディアドラが初参戦して4着に入っている。
文:秋山 響(TPC)
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