海外競馬発売

チェアマンズスプリントプライズ(G1)

シャティン競馬場 1200メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間4月28日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
UMACA:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間4月28日(日曜)15時50分

発売情報

発売開始時刻
日本時間4月28日(日曜)
ネット馬券購入:7時00分
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2024年チェアマンズスプリントプライズ 合田's View『世界の合田』によるレース展望

香港の主軸2頭が日英の刺客を迎え撃つ

3月24日に日本で行われた高松宮記念(GⅠ)で、ビクターザウィナー(せん5歳)が3着に健闘。3月30日にドバイで行われたアルクオーツスプリント(G1・UAE)で、カリフォルニアスパングル(せん6歳)が優勝。香港短距離路線の水準の高さと層の厚さを改めて世界に知らしめることになった。

3月にアウェイの舞台で名を馳せた2頭が、ここではホームチームの主軸として、日本とイギリスからやってくる刺客を迎え撃つ。

昨シーズンから今シーズンの前半にかけて、香港マイル路線における有力馬だったのがカリフォルニアスパングルだ。だが、昨年の香港マイル(G1・芝1600メートル)で13着に大敗すると、A.クルーズ調教師は路線変更を決意。これが奏功し、今年3月10日のクイーンズシルバージュビリーC(G1・芝1400メートル)で2度目のG1制覇を果たすと、ドバイでは1200メートルのG1も手中にしている。

一方、今年1月にセンテナリースプリントC(G1)を制し、G1で重賞初制覇を果たしたのがビクターザウィナーだ。日本の韋駄天たちに先んじてハナに立った高松宮記念のレースぶりは、この馬が持つ高いスピード能力を実証するものだった。

日本からは、そのビクターザウィナーに3馬身余の差をつけて高松宮記念を制したマッドクール(牡5歳)が参戦する。初めての香港遠征だった昨年暮れの香港スプリント(G1)では結果が出なかった(8着)が、シャティンの馬場を経験したことは、この馬にとって糧となっているはずだ。

今年に入ってオープンクラス入りし、2月25日の阪急杯(GⅢ)で勝ち馬からハナ+クビ差の3着に入ったのがサンライズロナウド(牡5歳)だ。香港でG1・3勝の安田隆行厩舎から、安田翔伍厩舎に転厩しての参戦となるが、ロードカナロアが香港スプリント連覇を達成したとき、馬に帯同していたのは当時の翔伍助手で、香港で勝つ術は体得済みだ。

イギリスから参戦するビリービング(牝4歳)は、3歳5月にフランスへ遠征してテキサニタ賞(G3)を制し重賞初制覇。3歳9月には英スプリントC(G1・イギリス)で僅差の3着に好走している。ヨーロッパの短距離戦は多くが直線走路を使って行われており、ヨーロッパの短距離馬が香港に遠征するとコーナーに戸惑うことが多いのだが、この馬は周回コースのレースも複数回経験しており、そこがこの馬の強みと言えそうである。

  • 注記:解説文中に距離の記載がないレースは、全て「芝1200メートル」
合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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