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1979年に香港スプリントチャンピオンシップという名で創設されたチェアマンズスプリントプライズ(G1・芝1200メートル)は、香港競馬のシーズン下半期における短距離王者を決めるレース。G1格付けを得たのは香港調教馬以外にも門戸が開かれた2016年のことで、このタイミングで施行時期も2月中旬から2か月半ほど後ろに移動。現在では、クイーンエリザベスⅡ世C(G1・芝2000メートル)、チャンピオンズマイル(G1・芝1600メートル)とともに、香港競馬における春の一大イベントである「チャンピオンズデー」の根幹をなすだけでなく、短距離3レースで構成される「香港スピードシリーズ」の最終戦にも指定されている〔他の2レースは、1月のセンテナリースプリントC(G1・芝1200メートル)と3月のクイーンズシルバージュビリーC(G1・芝1400メートル)〕。
これまで1999年、2001年優勝のフェアリーキングプローン、2004年、2005年連覇のサイレントウィットネス、2008年、2010年優勝のセイクリッドキングダムなど香港を代表する名馬が優勝。海外調教馬では2016年にオーストラリアのシャトークアが強烈な追い込みを決めて勝利したが、それ以降は全て香港調教馬が制しており、日本調教馬はこれまで4頭が参戦して2018年のファインニードルの4着が最高着順となっている。
文:秋山 響(TPC)
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