海外競馬発売
3月26日(火曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
USHBA TESORO(JPN)
牡7歳 高木 登厩舎
通算33戦11勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
---|---|---|---|---|---|
2024年2月24日 |
キングアブドゥルアジーズ
|
ダート1,800メートル | サウジカップ(G1) | 2着 | PLAY |
2023年12月29日 |
大井
|
ダート2,000メートル | 東京大賞典(GⅠ) | 1着 | PLAY |
2023年11月4日 |
サンタアニタパーク
|
ダート2,000メートル | ブリーダーズカップクラシック(G1) | 5着 | PLAY |
2023年9月27日 |
船橋
|
ダート1,800メートル | 日本テレビ盃(JpnⅡ) | 1着 | |
2023年3月25日 |
メイダン
|
ダート2,000メートル | ドバイワールドカップ(G1) | 1着 |
SENOR BUSCADOR(USA)
牡6歳 T.フィンチャー厩舎
通算18戦7勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
---|---|---|---|---|---|
2024年2月24日 |
キングアブドゥルアジーズ
|
ダート1,800メートル | サウジカップ(G1) | 1着 | PLAY |
2024年1月27日 |
ガルフストリームパーク
|
ダート1,800メートル | ペガサスワールドカップ(G1) | 2着 | PLAY |
2023年12月2日 |
アケダクト
|
ダート1,600メートル | シガーマイルH(G2) | 2着 | |
2023年11月4日 |
サンタアニタパーク
|
ダート2,000メートル | ブリーダーズカップクラシック(G1) | 7着 | PLAY |
2023年9月30日 |
サンタアニタパーク
|
ダート1,800メートル | オーサムアゲインS(G1) | 3着 |
右前脚の怪我による長期休養明け4戦目となった4歳(2022年)10月のアックアックS(G3・アメリカ・ダート1600メートル)で重賞初制覇。昨年7月のサンディエゴH(G2・アメリカ・ダート1700メートル)では離れた最後方からの追い込みを決めて2つ目の重賞タイトルを手にしました。しかしその後は、パシフィッククラシック(G1・アメリカ)4着、オーサムアゲインS(G1・アメリカ)3着、ブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)7着、シガーマイルH(G2・アメリカ)2着と追い込み及ばす4連敗でシーズンを終了。今年の初戦となった1月のペガサスワールドカップ(G1・アメリカ)も後方からよく追い上げたものの、昨年のプリークネスS優勝馬ナショナルトレジャーのクビ差2着に敗退。続く前走2月のサウジカップ(G1・サウジアラビア・ダート1800メートル)では後方追走から末脚を伸ばすと、ゴール前でウシュバテソーロをかわして優勝。G1初制覇を世界最高賞金レース(総賞金2000万アメリカドル=約30億円)で飾っています。
DERMA SOTOGAKE(JPN)
牡4歳 音無 秀孝厩舎
通算11戦4勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
---|---|---|---|---|---|
2024年2月24日 |
キングアブドゥルアジーズ
|
ダート1,800メートル | サウジカップ(G1) | 5着 | PLAY |
2023年11月4日 |
サンタアニタパーク
|
ダート2,000メートル | ブリーダーズカップクラシック(G1) | 2着 | PLAY |
2023年5月6日 |
チャーチルダウンズ
|
ダート2,000メートル | ケンタッキーダービー(G1) | 6着 | |
2023年3月25日 |
メイダン
|
ダート1,900メートル | UAEダービー(G2) | 1着 | |
2023年2月25日 |
キングアブドゥルアジーズ
|
ダート1,600メートル | サウジダービー(G3) | 3着 |
ダート転向後2戦目から3連勝で2022年12月の全日本2歳優駿(JpnⅠ・川崎・ダート1600メートル)を制覇。昨年は2月のサウジダービー(G3・サウジアラビア)で3着の後、3月のUAEダービー(G2・UAE・ダート1900メートル)を逃げて5.5馬身差で快勝しました。続いて向かった5月のケンタッキーダービー(G1・アメリカ)はスタートが悪く、中団やや後方からの競馬となったこともあって6着に終わりましたが、そこから約半年ぶりのレースとなった11月のブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)では先行策から直線でもしぶとく伸びて、勝ったホワイトアバリオから1馬身差の2着と健闘しました。今年は前走2月のサウジカップ(G1・サウジアラビア)でシーズンをスタート。後方から徐々にポジションを上げて3番手で直線に向きましたが、そこから伸びあぐねて5着に終わりました。
WILSON TESORO(JPN)
牡5歳 小手川 準厩舎
通算15戦7勝
デビュー4戦目での初ダートとなった3歳(2022年)8月の未勝利(ダート1800メートル)で初勝利を挙げると、そこから翌年1月の招福S(3勝クラス・ダート1800メートル)まで4連勝。その後、名古屋城S(オープン特別)5着を経て、現在の小手川厩舎に転厩して迎えた5月のかきつばた記念(JpnⅢ・名古屋・ダート1500メートル)をハナ差で制して重賞初制覇を果たすと、続くマーキュリーカップ(JpnⅢ・盛岡・ダート2000メートル)を4馬身差、白山大賞典(JpnⅢ・金沢・ダート2100メートル)も半馬身差で制してダートグレード競走3連勝としました。そこからはJBCクラシック(JpnⅠ・大井)で中団から伸び切れず5着の後、12月3日のチャンピオンズカップ(GⅠ)で後方から目を引く追い込みを見せてレモンポップから1馬身1/4差の2着に入ると、続く12月29日の東京大賞典(GⅠ・大井)では一転して逃げの手に出てウシュバテソーロの半馬身差2着に入って地力強化をアピール。しかし、今年初戦となった前走2月のフェブラリーS(GⅠ)はハイペースもこたえたのか、2番手から伸びを欠いて8着に終わっています。
KABIRKHAN(USA)
牡4歳 D.ワトソン厩舎
通算11戦10勝
アメリカのケンタッキー州生まれ。1歳時(2021年)のセールにて1万2000アメリカドル(約180万円)で取引されて中央アジアのカザフスタンに渡り、2歳6月にデビュー。2歳時は同国で3戦3勝の成績を残しました(全て3頭立て)。現在のオーナー(カザフスタン人)にトレードされて、ロシアに移って競馬をした昨年は7月の3歳オープン(ロシア・オールウェザー2400メートル)と8月の3歳オープン(ロシア・ダート2400メートル)を制しましたが、続く9月の3歳オープン(ロシア)は2着。デビューからの連勝は8でストップしました。その後、UAEに移籍。今年1月12日の転厩初戦(UAE・ダート2000メートル)では昨年9月の3歳オープンで後塵を拝したヒーローモーに4馬身差をつけて優勝すると、続いて前走1月26日のアルマクトゥームチャレンジ(G1・UAE・ダート1900メートル)では4番手追走から直線で抜け出して4馬身3/4差で優勝。一気にG1タイトルを手中にしました。
DURA EREDE(JPN)
牡4歳 池添 学厩舎
通算12戦2勝
2歳(2022年)8月にデビュー3戦目(ダート1700メートル)で初勝利。その後、芝に戻って12月にはホープフルS(GⅠ・芝2000メートル)でGⅠ初制覇を果たしました。昨年はダートのUAEダービー(G2・UAE)でシーズンのスタートを切って、デルマソトガケの5.5馬身差2着の後、日本ダービー(GⅠ)が発走直後につまずいて騎手が落馬して競走中止、宝塚記念(GⅠ)10着、セントライト記念(GⅡ)が8着と芝で精彩を欠いていましたが、ダートに再度矛先を向けた12月のチャンピオンズカップ(GⅠ)で先行して3着に粘ると、続く東京大賞典(GⅠ・大井)でも先行して、勝ったウシュバテソーロから0秒2差の3着に入りました。今年は前走2月のフェブラリーS(GⅠ)で始動。初のマイル戦の影響もあったのか先行して12着に敗れています。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
ダートに転向して素質が開花。2022年12月の東京大賞典(GⅠ・大井・ダート2000メートル)でGⅠ初制覇を果たすと、続く翌年2月の川崎記念(JpnⅠ・川崎・ダート2100メートル)優勝から向かった3月のドバイワールドカップ(G1・UAE・ダート2000メートル)を最後方から突き抜けて快勝。日本調教馬として初めてダート開催の同レースを制しました。秋は9月の日本テレビ盃(JpnⅡ・船橋・ダート1800メートル)を圧勝して臨んだ11月のブリーダーズカップクラシック(G1・アメリカ)は後方からの追い上げ及ばずホワイトアバリオから3馬身1/4差の5着でしたが、帰国初戦となった12月の東京大賞典では、後方待機から直線で強烈な末脚を披露して同レースの連覇を達成。2023年度のJRA賞特別賞とNARグランプリ2023のダートグレード競走特別賞にも輝きました。今年は前走2月のサウジカップ(G1・サウジアラビア)で始動。最後方から追い込んで一旦は先頭に立ちましたが、最後の最後でセニョールバスカドールに差されて、アタマ差の2着に終わりました。