海外競馬発売

BCターフ(G1)

サンタアニタパーク競馬場 2400メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間11月4日(土曜)
ネット投票:7時00分
UMACA投票:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間11月5日(日曜)午前6時50分

発売情報

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日本時間11月4日(土曜)
ネット投票:7時00分
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2023年ブリーダーズカップターフ 合田's View『世界の合田』によるレース展望

中心は英愛ダービーを制したディープインパクト産駒

今年のブリーダーズカップ開催地は、ヨーロッパの馬が遠征するにはハードルが高いと言われている西海岸のカリフォルニア州だが、それでも今年の顔触れを見ると、ヨーロッパ調教馬を上位に取らざるをえない。

中でも中心となるのは、ディープインパクト産駒のオーギュストロダン(牡3歳)だ。英ダービー(G1・イギリス)と愛ダービー(G1・アイルランド)を連勝した後、キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)で不可解な大敗を喫し、関係者やファンを心配させたが、愛チャンピオンS(G1・アイルランド)では磐石の競馬を見せ、4度目のG1制覇を果たした。環境の変化に敏感なところがあると言われているだけに、現地の雰囲気にいかに馴染むかが鍵となりそうだ。

チャンピオンS(G1・イギリス)を道悪のために取り消し、目標をここに切り換えたのが、ロンジンワールドベストレースホースランキングでイクイノックスに続く2位タイの評価を受けているモスターダフ(牡5歳)だ。プリンスオブウェールズS(G1・イギリス)やインターナショナルS(G1・イギリス)のレースぶりを見れば、良馬場の2000メートル戦なら現在のヨーロッパで頭ひとつ抜けた存在であることは明白だ。平坦で路面が軽いアメリカの競馬場なら、2400メートルも問題なくこなすとみる。

凱旋門賞(G1・フランス)で勝ち馬エースインパクトから1馬身3/4差の3着に入ったオネスト(牡4歳)も、ヨーロッパのこの路線でトップグループにいる1頭だ。

L.デットーリの神がかった騎乗に導かれ、チャンピオンS(G1・イギリス)を制したのがキングオブスティール(牡3歳)だ。キングエドワードⅦ世S(G2・イギリス)を3馬身1/2差で快勝しており、2400メートルの距離も言うまでもなく守備範囲にある。陣営は、激闘となった前走から中1週となるため、馬の状態をぎりぎりまで見極めた上で出否を判断したいとしている。

伯楽A.オブライエンが、オーギュストロダンとともにここに送り込むのがボリショイバレエ(牡5歳)だ。3歳時は1番人気を裏切り7着に敗れた英ダービー(G1・イギリス)の後、アメリカに遠征してベルモントダービー(G1・アメリカ)を制し、G1初制覇を果たした同馬。その後は9連敗を喫していたが、今年8月にソードダンサーS(G1・アメリカ)を制し、2年1か月ぶり2度目のG1制覇を果たした。以降は、ここ1本に照準を絞って調整されている。

ここに日本から参戦するシャフリヤール(牡5歳)。3歳時に日本ダービー(GⅠ)、4歳時にドバイシーマクラシック(G1・UAE)を制している実績は、ここでも上位に評価されていい。前走後に喉の手術を受けたが、9月下旬には栗東トレーニング・センターに帰厩し、入念に乗り込まれての参戦となっている。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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