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計14ものG1が行われ、アメリカ競馬における下半期のハイライトとなっているブリーダーズカップ(以下、BC)開催。BCマイル(G1)はその中にあって、芝の最強マイラーを決める位置づけにあるレースだ。
BCマイルは1984年のBC創設当初から存在する7レース(全てG1)のうちのひとつで、第1回のレースでは、凱旋門賞馬エネイブルで知られるジョン・ゴスデン調教師(当時はアメリカで開業)が管理する4歳牝馬のロイヤルヒロインが当時の北米レコードタイム(1分32秒6)で優勝した。
それ以降も、1987、1988年と連覇を果たしたミエスク(フランス)、1992、1993年と連覇したルアー(アメリカ)、1995年の覇者で同年のヨーロッパ年度代表馬に選出されたリッジウッドパール(アイルランド)、2008、2009、2010年と3連覇を果たし、2010年にはヨーロッパ年度代表馬に選ばれたゴルディコヴァ(フランス)、2012、2013年と連覇して2年続けてアメリカ年度代表馬に輝いたワイズダン(アメリカ)、それに2015年の勝ち馬で翌年にはイギリスのロイヤルアスコットのクイーンアンS(G1・芝1600メートル)でアメリカ調教馬初の優勝を果たしたテピン(アメリカ)などの名馬が勝ち馬として名を連ねている。
日本調教馬の参戦は2021年に12着だったヴァンドギャルドのみだが、2014年には母の父にサンデーサイレンスを持つ日本産馬のカラコンティ(フランス)が優勝している。
文:秋山 響(TPC)
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