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ブックメーカー各社が軒並み2倍を切るオッズを提示し、前売り1番人気に支持しているのがフォーエバーヤングだ。今季初戦となったサウジカップ(G1・サウジアラビア)を制した際のパフォーマンスでレーティング128を獲得し、最新の世界ランキングで首位に立った同馬。ロマンチックウォリアーとの歴史に残る死闘となった前走後は、さすがにダメージがあったようだが、今年はドバイ開催の日程が例年より1週間遅く、充分な回復期間を設けることが出来たのは幸いだった。サウジカップとドバイワールドカップ(G1・UAE)を制覇した馬はこれまでおらず、ここも勝てば史上初の「中東ダブル」達成となる。
2023年のこのレースの勝ち馬ウシュバテソーロ。前走サウジカップでも3着に入り、日本の歴代最多賞金獲得馬の地位を保っている。ラストランと言われているここで、有終の美を飾れるか。
昨年のこのレースの4着馬で、前走サウジカップも4着に健闘したウィルソンテソーロ。きついローテーションをこなしながら、大崩れしないタフさは特筆ものだ。
サウジカップは6着だったラムジェットだが、3着馬には3馬身弱しか負けていない。メイダンのダートがフィットすれば、一変する可能性がある。
「ダートの本家」アメリカは5頭出しの予定。G1勝ちの勲章がある一頭が、昨年8月にデルマーのパシフィッククラシック(G1・アメリカ)を制しているミクストだ。ただし重賞制覇はその一度のみで、前走ペガサスワールドカップ(G1・アメリカ)も勝ち馬から8馬身1/4差の4着に敗れている。
3歳時から重賞戦線に顔を出していたものの、4歳となった昨年の後半に本格化したのがヒットショーだ。昨年8月にウエストバージニアガバナーズS(G3・アメリカ)を制し2度目の重賞制覇後、カタールの首長シェイク・タミームの競馬組織ワスナンレーシングがトレードで獲得。その後、強力な末脚を武器にダート1700メートルから1800メートルの重賞を3勝し、重賞通算勝利数を5勝に伸ばしている。ただしこの馬も、前走サンタアニタH(G1・アメリカ)では勝ち馬から12馬身1/4差の3着に敗れている。
地元UAEの上がり馬がインペリアルエンペラーだ。2歳秋にニューマーケットでデビュー勝ちした際には、クラシック候補の声もあがったが大成せず、4歳となった昨年3月の現役馬セールで現在の馬主に購買され、今季からUAEに移籍。メイダンのダートを走るようになって大化けし、3月1日に行われた地元の前哨戦アルマクトゥームクラシック(G2・UAE)を8馬身1/2差で快勝しての参戦となっている。
1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。
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