2023年天皇賞（春）でビッグタイトルを獲得。その後はすべてGⅠに出走して、勝ち鞍こそないが、同年の天皇賞（秋）2着など一線級で活躍を続けている。年齢的な衰えはなく、2度目の戴冠を目指す。

1番人気に支持された日本ダービーを制して、3歳世代の頂点に立っている。前走の凱旋門賞は14着に終わり、帰国初戦で状態面はカギになるが、3戦全勝の東京コースで本領発揮を期待したい。

3歳時は弥生賞ディープインパクト記念で重賞制覇を飾り、皐月賞ではコースレコード決着のクビ差2着に好走した。近成績はパッとしないが、スピードの持続力を生かして上位進出を狙う。

3歳時はクラシック三冠全てに出走し、早い時期から活躍しているが、前走の京都大賞典で念願の重賞タイトルを獲得。7歳馬だが、今が充実期と思えるほどで、目下の勢いは軽視できない。

3月の阪神大賞典を6馬身差の圧勝。続く天皇賞（春）は、先行策からしぶとく粘って4着に健闘した。前走の京都大賞典（2着）を経て、下半期2戦目で状態面の上積みは十分。豊富なスタミナを生かしたい。

前走の天皇賞（秋）はスローペースの瞬発力勝負で後れを取ったが、秋初戦の毎日王冠は0秒1差の2着に逃げ粘り、今季は高いレベルで状態が安定している。展開のカギを握る本馬の動向に注目が集まる。

3歳時から一線級で活躍を続け、2022年天皇賞（秋）3着、2023年ドバイターフ2着などの実績を残している。昨秋以降の成績は不振だが、中間は馬具などで調整を工夫し、往時の輝きを取り戻したい。

欧州の主要G1を3連勝中。「ロンジンワールドベストレースホースランキング」のレーティングで単独首位（130ポンド）になった。馬場への適応力がカギだが、欧州最強馬の走りから目が離せない。

4歳時の七夕賞優勝後に脚部不安で長期休養を余儀なくされたが、2走前のエプソムCでは1分43秒9のコースレコードで重賞2勝目をマーク。下半期2戦目で天皇賞（秋）7着以上の走りが期待できる。

2024年日経賞、同年の目黒記念を優勝。その後の成績は物足りないが、前走のアルゼンチン共和国杯は、59キロを背負いながら0秒2差の5着に追い上げて復調をアピール。GⅠでも善戦以上が可能だ。

昨夏を境に頭角を現し、秋の菊花賞で3着に入り、今年6月の目黒記念で重賞タイトルを獲得。前走の京都大賞典は4着に敗れたが、本格化を遂げた今なら一線級相手でもヒケを取らない。

今年2月の京都記念で重賞3勝目を挙げ、続く大阪杯ではメンバー最速タイの上がり3ハロンで3着に追い上げている。7歳馬でも長期休養があったことで心身ともに若々しく、侮れない存在だ。

2023年のエリザベス女王杯でGⅠタイトルを獲得。昨年の府中牝馬Sはメンバー最速タイの上がり3ハロンで豪快に突き抜けて快勝。天皇賞（秋）は末脚不発に終わったが、瞬発力は互角以上だ。

2024年の日本ダービー馬。2走前のドバイシーマクラシックではカランダガンを退けてGⅠ（G1）2勝目をマーク。前走のインターナショナルSは馬場も影響して5着に終わったが、日本の地で捲土重来を期す。

前走の天皇賞（秋）でGⅠ制覇を達成。2歳時のホープフルSは精神面の幼さもあって11着に敗れており、デビュー以来最も間隔が詰まる中3週のローテーション。当日の気配がポイントになりそうだ。

昨年のジャパンCで2着同着。3走前のネオムターフカップで海外初勝利を飾っている。2年連続の凱旋門賞出走は自重したが、本レースに目標を切り替えて仕上がりに抜かりはない。

2023年の日本ダービー馬。今春のクイーンエリザベスⅡ世CでGⅠ（G1）2勝目を挙げている。前走の天皇賞（秋）は8着に敗れたが、直線で一旦先頭のシーンを作って0秒4差なら悲観する内容ではない。