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今週の注目レース

毎日杯(GⅢ)

阪神競馬場 1800メートル(芝・外)馬齢 3歳オープン

データ分析

波乱の少ない3歳GⅠ前哨戦

単勝オッズ9.4倍(5番人気)のメイショウタバルが優勝を果たした2024年の毎日杯は、同2.9倍(1番人気)のノーブルロジャーが2着に、同7.9倍(4番人気)のベラジオボンドが3着に入ったこともあり、3連単の配当は1万8880円にとどまった。過去10年の毎日杯における3連単の配当で、2万円を超えたのは2015年(5万680円)、2022年(12万8170円)、2023年(9万2050円)の3回だけである。低配当決着になりやすいレースといえそうだ。今回は過去10年のレース結果から、好走馬に共通するポイントを分析してみたい。

上位人気馬は堅実

過去10年の単勝人気別成績を見ると、1番人気が3着内率90.0%、2番人気が同70.0%と、それぞれ優秀な成績を収めている。上位人気馬は相応に高く評価するべきだろう。〔表1〕

〔表1〕単勝人気別成績(過去10年)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 2-4-3-1 20.0% 60.0% 90.0%
2番人気 3-3-1-3 30.0% 60.0% 70.0%
3番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4番人気 1-1-3-5 10.0% 20.0% 50.0%
5番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
6~10番人気 1-1-2-43 2.1% 4.3% 8.5%
11番人気以下 0-0-0-11 0% 0% 0%

キャリアの浅い馬が優勢

過去10年の通算出走数別成績を見ると、3着以内馬30頭中27頭をキャリア4戦以内の馬が占めている。中でも、キャリア2戦だった馬は3着内率58.8%と特に優秀な成績を収めている。キャリアが比較的浅い馬を重視した方がよさそうだ。〔表2〕

〔表2〕通算出走数別成績(過去10年)
通算出走数 成績 勝率 連対率 3着内率
1戦 0-1-1-4 0% 16.7% 33.3%
2戦 4-3-3-7 23.5% 41.2% 58.8%
3戦 1-3-2-18 4.2% 16.7% 25.0%
4戦 3-3-3-20 10.3% 20.7% 31.0%
5戦 2-0-0-10 16.7% 16.7% 16.7%
6戦 0-0-0-6 0% 0% 0%
7戦 0-0-1-6 0% 0% 14.3%
8戦以上 0-0-0-7 0% 0% 0%

近年は前走を勝っていた馬の活躍が目立つ

過去10年の前走の着順別成績を見ると、3着以内馬30頭中15頭を前走1着馬が占めている。さらに、2021年以降の過去4年に限ると、前走1着馬は〔2・4・3・10〕(3着内率47.4%)、2着以下の馬は〔2・0・1・20〕(3着内率13.0%)と、前走1着馬が3着以内に入る確率が上がっている。前走で優勝していた馬は、上位に入る可能性が高いとみていいだろう。〔表3〕

(伊吹 雅也)

〔表3〕前走の着順別成績(過去10年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 5-6-4-31 10.9% 23.9% 32.6%
2着 0-2-1-13 0% 12.5% 18.8%
3着 1-1-2-8 8.3% 16.7% 33.3%
4着 1-0-2-6 11.1% 11.1% 33.3%
5着 0-1-0-5 0% 16.7% 16.7%
6着以下 3-0-1-15 15.8% 15.8% 21.1%

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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