写真をクリックすると、詳細がご覧いただけます。また、詳細の馬名をクリックすると、競走馬情報がご覧いただけます。
牝5歳
調教師:福永祐一(栗東)
今年3月に、新規開業した福永祐一厩舎へ転厩。前走のCBC賞は最内枠から器用な立ち回りで抜け出し、重賞初制覇を飾った。全5勝を芝1200メートル戦で挙げており、得意な距離で重賞連勝に挑む。
条件戦を使いながら力をつけ、昨年12月の3勝クラス・知立S(中京・芝1200メートル)を勝ってオープンクラス入り。今年の京都牝馬Sで9着に敗れた後、定年解散を迎えた松永昌博厩舎から福永祐一厩舎に転厩した。移籍初戦の六甲S(リステッド・阪神・芝1600メートル)で3着に好走した後は6着、10着の成績。今年初めての芝1200メートル戦だった前走のCBC賞はロスなく立ち回って抜け出し、重賞初制覇を飾った。それ以来約3か月ぶりとなるが、14日の1週前追い切りでは栗東坂路で4ハロン50秒5の好時計をマーク。重賞連勝へ出走態勢は整っている。
牡4歳
調教師:西園正都(栗東)
京都・芝1200メートル戦は〔2・0・1・2〕の好成績。本舞台の前走・オパールS(リステッド)も好位から押し切った。昨年はオパールS12着から臨んだ京阪杯で5着。同じローテーションで重賞初Vを狙う。
デビュー3戦目の未勝利(中京・芝1200メートル)から4連勝を飾った素質馬。京都・芝1200メートルの2023年葵Sでは勝ち馬モズメイメイから0秒1差の3着に入った。今年は本舞台のリステッドを2勝(淀短距離S、オパールS)。前走のオパールSはトップハンデの58キログラムを背負い、好位から力強く伸びてゴール前の接戦を制した。初騎乗だった田口貫太騎手は「リズム良く運べましたし、よくしのいでくれました」と満面の笑みで振り返った。重賞は2着1回、3着2回と惜しいレースが続いており、相性のいい舞台で待望のタイトルを狙う。
牝4歳
調教師:音無秀孝(栗東)
3歳時に重賞2勝を挙げて以降は苦戦が続いたが、今年のサマースプリントシリーズで3戦して3着、1着、3着と上位争いを続け、復活をアピールした。昨年の京阪杯は12着に敗れており、リベンジに燃える。
スピードを生かす競馬で台頭。2023年チューリップ賞を逃げ切って重賞初制覇を飾った。続く桜花賞で13着に敗れると、スプリント路線へ。葵Sはロケットスタートを決めて逃げ切った。その後、他世代相手の重賞ではなかなか自分の形に持ち込めず、脚をためる形に脚質転換。今夏の北九州記念は中団追走から3着に浮上し、続くアイビスサマーダッシュでは馬群をさばいて伸び、久々の重賞タイトルを手にした。前走のスプリンターズS(10着)でもメンバー3位タイの上がり3ハロンタイム(推定)をマーク。ここも展開次第でチャンスがありそうだ。
牡5歳
調教師:吉村圭司(栗東)
京都コースは〔2・0・1・0〕と好相性。当地で唯一敗れた昨年の京阪杯(3着)もメンバー中最速の上がり3ハロン32秒2(推定)をマークした。自慢の末脚が生きる展開になれば、チャンスは十分にある。
一昨年5月に、デビュー5戦目で1200メートルに距離を短縮して初勝利。その年に4勝を挙げ、オープンクラス入りを決めた。昨年は本舞台のオープン特別・鞍馬Sを勝利。GⅠ初挑戦だった昨年秋のスプリンターズSは11着に敗れたが、続く京阪杯では3着に好走した。今年は安土城S(リステッド・京都・芝1400メートル)を勝ち、キーンランドSは2着。2年連続で参戦したスプリンターズSでは9着に敗れたが、初コンビだったA.シュタルケ騎手は「最後の1ハロンはすごく反応して、いい脚を使ってくれました」と評価していた。同じローテで1年前のリベンジに挑む。
牡5歳
調教師:杉山晴紀(栗東)
芝1200メートルでは7戦未勝利ながら、重賞で2着2回の実績がある。本舞台だった今年のシルクロードSでは、のちのスプリンターズS勝ち馬ルガルに次ぐ2着に入った。ここでもポテンシャルは通用するはずだ。
条件戦を3連勝して挑んだ2023年阪急杯を好位から抜け出してV。重賞初挑戦でいきなり勝利し、非凡なポテンシャルを証明した。その後も同年のセントウルS2着、阪神C3着、今年のシルクロードS2着と短距離重賞で活躍。この春には定年解散した安田隆行厩舎から杉山晴紀厩舎に転厩した。前走のスワンS(10着)は2番手追走から粘り、残り100メートル付近まで2番手をキープ。そのレースぶりからも200メートルの距離短縮は歓迎だろう。約2か月ぶりだった前走を1度使った上積みが見込める今回は、ラストの粘りも増すはず。好位からの押し切りを狙う。
牡7歳
調教師:鹿戸雄一(美浦)
2022年関屋記念、2023年東京新聞杯とマイル重賞を2勝。初めての1200メートル戦だった今年3月の高松宮記念では2番手追走から4着に粘った。短い距離でも持ち味のスピードは通用する。
デビュー当初からコンスタントに勝ち星を挙げ、2歳時から6歳の昨年まで毎年1勝以上してきた。今年は未勝利ながら、連覇を狙った東京新聞杯で2着、続く高松宮記念も4着と、7歳になっても健在ぶりを発揮。前走のスワンS(6着)は積極的に逃げるも、差し馬が台頭する厳しい展開で粘り切れなかった。騎乗した三浦皇成騎手は「番手の馬に4コーナーで早めに来られたのが痛かったですね。その分、最後は甘くなってしまいました。ただ、今はマイルより1400メートルや1200メートルの距離のほうがいいと思います」とジャッジ。距離短縮となるここで巻き返しを期す。
牝4歳
調教師:今野貞一(栗東)
デビューから全て1200メートル戦に出走。オープンクラス昇格後は14着、3着、4着と、現級のペースにも慣れてきた。京都・芝1200メートル戦は〔2・1・0・1〕で、全て4着以内と好相性だ。
キャリア12戦のうち11戦で4着以内に好走。自在性のある脚質で安定した走りを見せている。今年4月の3勝クラス・ライスシャワーC(京都・芝1200メートル)を勝ち、オープンクラス入り。重賞初挑戦だった北九州記念は14着に敗れたが、続くCBC賞では逃げて勝ち馬ドロップオブライトから0秒1差の3着に粘った。本舞台の前走・オパールS(リステッド)では1番人気に支持されるも4着。直線半ばで先頭に並びかけて抜け出すシーンを作ったが、最後はビッグシーザーにかわされての0秒1差惜敗だった。近2走の走りからポテンシャルはここでも通用するはず。走り慣れた舞台で重賞制覇に挑む。
牡7歳
調教師:牧浦充徳(栗東)
これまでスプリント重賞2勝(2022年キーンランドC、2023年オーシャンS)の実力馬。約1年半の長期休養明けだった前走のスプリンターズSは16着に敗れたが、久々の実戦を使われて上昇ムードが漂う。
休養を挟みながら使われ、4歳の夏にオープンクラス入り。2022年の春雷S(リステッド・中山・芝1200メートル)を1分06秒8の好時計を制し、同クラス初勝利を挙げた。同年夏のキーンランドCで重賞初制覇。昨年はオーシャンSで重賞2勝目を挙げた。長期休養明けだった前走のスプリンターズSは中団追走から本来の伸びを欠いたが、1度使われた上積みは見込めそう。13日の1週前追い切りでは栗東坂路を馬なりで駆け上がり、4ハロン52秒4、ラスト1ハロン12秒2をマーク。素軽い動きで上昇ムードが漂う。7歳でもキャリアは16戦で、フレッシュな雰囲気を保っている。
(寺下 厚司)
ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。