JRAニュース
2000年に日本ダービー(GⅠ)を制し、現役引退後は北海道浦河町の日高スタリオンステーションにて種牡馬として供用され、種牡馬引退後は北海道千歳市の社台ファーム等で繋養されていたアグネスフライト(牡・26歳)が、本日(1月11日(水曜))に老衰のため死亡したとの連絡がありましたのでお知らせします。
アグネスフライト
生年月日、毛色
1997年3月2日、栗毛
産地
北海道千歳市
血統
父 サンデーサイレンス
母 アグネスフローラ
母父 ロイヤルスキー
母母 アグネスレデイー
競走成績
14戦4勝
主な重賞勝鞍
2000年 日本ダービー(GⅠ)
総獲得賞金(本賞金+付加賞)
299,193,000円
馬主
渡辺 孝男氏
調教師
長浜 博之(栗東)
社台ファーム場長 東 礼治郎氏のコメント
2000年のダービー馬アグネスフライトは、起立不能となり、回復の見込みが立たず安楽死の措置が取られました。
現役引退後は日高スタリオンで種牡馬生活を送り、種牡馬引退後は社台ファームに乗馬として引き取り、若いホースマンたちの指導役として活躍してくれました。乗馬引退後は2015年9月に社台ブルーグラスファームに移り、功労馬厩舎にてローエングリン、スカーレットブーケ、スティンガーたちと悠々自適な放牧生活を満喫しておりました。一昨年の夏に一度体調を崩した以外は健康状態に波がなく、ここまで丈夫に過ごしていました。年が明けて起立不能な状態に陥り、スタッフ一同懸命に治療を行い、回復を願ってきましたが本日とうとう力尽きました。26歳、最期まで立派でした。
エアシャカールと体をぶつけ合いながらもハナ差で勝利をもぎ取ったダービーのゴールシーンは鮮明に脳裏に焼き付いています。祖母の代から3代続けてクラシックレースを制した血のドラマに感動しました。長きに亘り、我々と過ごしてくれたことに感謝の気持ちで一杯です。安らかに眠って欲しいと思います。