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2023年1月3日

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新年のご挨拶

新春を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
皆様には日頃より中央競馬をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症についてはいまだ予断を許さない状況が続いておりますが、一方で、昨年は社会経済活動の正常化が進む中で、競馬場においては、1月から入場券ネット予約の発売を開始し、また、5月からは順次、入場券の当日現金発売を再開するなど、段階的に制限の緩和を進めてまいりました。コロナ禍にありましても、毎週の競馬を無事に行えましたのは、ひとえに皆様のご理解と、温かなご支援があってのことであると深く感謝しております。JRAを代表して、改めて御礼申し上げます。

さて、昨年の中央競馬を振り返りますと、GⅠレースを中心に数々の熱戦が繰り広げられました。3歳クラシック競走では、3年ぶりに6万人を超える大観衆のもとで行われた日本ダービーをドウデュースが勝利し、騎乗した武豊騎手は、自身の最多勝記録を更新する日本ダービー6勝目を挙げました。また、スターズオンアースが桜花賞とオークスを制し、史上16頭目となる牝馬クラシック二冠を達成するなど、新たなHEROも誕生しました。
また、一昨年、白毛馬として初のクラシックホースとなったソダシはヴィクトリアマイルを制し、さらに、ジャパンカップでは、ヴェラアズールがGⅠ初挑戦での優勝を果たすなど、昨年の中央競馬も、大きな盛り上がりを見せてくれました。
さらに、海外に目を転じますと、2月に開催されたサウジカップデーでは日本馬4頭が優勝。3月のドバイワールドカップデーでは、パンサラッサがドバイターフ、シャフリヤールがドバイシーマクラシックでG1制覇を果たすなど、5頭の日本馬が優勝。12月の香港国際競走では、ウインマリリンが香港ヴァーズに優勝するなど、数多くの活躍を見せました。
このように、昨年も、競馬の魅力を世界中の競馬ファンにお伝えできた1年になったと思います。

そして本年も、JRAは、皆様に末永く中央競馬を楽しんでいただけるよう、様々な取組みを進めてまいります。まずは、整備工事のため開催を休止していた京都競馬場が、本年4月にグランドオープンを迎えます。新たに生まれ変わる京都競馬場に、皆様どうぞご期待いただければと思います。

また、3月25日(土曜)よりJRAホームページでのレース動画のライブ配信を、4月22日(土曜)よりUMACA投票による購入金額などに応じて、お客様がポイントを取得できるJRA-UMACAポイントサービスをそれぞれ開始いたしますので、ぜひご利用ください。
さらに、本年は、勝馬投票券の発売が実現し、今日の競馬の発展の礎となった競馬法が100周年を迎えることから、これを記念する各種イベント等を実施します。

このように、本年もJRAは、お客様を第一に、皆様にご満足いただけるよう、「レースの迫力」「馬の美しさ」「推理の楽しみ」が一体となった競馬の魅力を高め、夢と感動をお届けします。
引き続き皆様からのご愛顧を賜りますよう、JRAスタッフ一同、心よりお願い申し上げます。

2023年1月
日本中央競馬会理事長 後藤正幸

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