過去2年の中京競馬場から、今年はグランドオープンを迎えたばかりの京都競馬場に舞台を戻して行われる。6月に大井競馬場で行われるJpnⅠ・帝王賞に向けての前哨戦という意味合いもあり、古馬のダート巧者が集う一戦だ。過去10年の結果を分析する。
過去10年の優勝馬10頭中8頭は単勝4番人気以内だったが、2着馬は6番人気から8番人気の馬が4頭、12番人気以下の馬が1頭と、半数の5頭が6番人気以下だった。また、3着馬は9頭が5番人気以内だった。こういった偏りは、フォーメーションを組む際の参考になりそうだ。〔表1〕
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 5-1-0-4 | 50.0% | 60.0% | 60.0% |
2番人気 | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
3番人気 | 1-3-3-3 | 10.0% | 40.0% | 70.0% |
4番人気 | 1-0-2-7 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
5番人気 | 0-1-3-6 | 0% | 10.0% | 40.0% |
6〜8番人気 | 1-4-0-25 | 3.3% | 16.7% | 16.7% |
9〜11番人気 | 0-0-0-30 | 0% | 0% | 0% |
12番人気以下 | 1-1-1-44 | 2.1% | 4.3% | 6.4% |
過去10年の前走別成績では、前走が国内のレースだった馬のうちGⅠ・JpnⅠだった馬の3着内率が50.0%に達している。それに続くのがGⅡ・JpnⅡ組とGⅢ・JpnⅢ組となっており、オープン特別組はやや劣勢で、3勝クラス組に至っては3着以内に入っていない。前走の格が高かった馬を上位に評価すべきだろう。〔表2〕
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
GⅠ・JpnⅠ | 3-1-1-5 | 30.0% | 40.0% | 50.0% |
GⅡ・JpnⅡ | 1-1-1-11 | 7.1% | 14.3% | 21.4% |
GⅢ・JpnⅢ | 3-7-5-63 | 3.8% | 12.8% | 19.2% |
オープン特別 | 2-1-2-29 | 5.9% | 8.8% | 14.7% |
3勝クラス | 0-0-0-18 | 0% | 0% | 0% |
海外のレース | 1-0-1-1 | 33.3% | 33.3% | 66.7% |
過去10年の3着以内馬延べ30頭中26頭は、過去3走以内に地方や海外のレースを含むダート重賞で5着以内に入っていた。さらに、うち17頭はそのレースを勝利していた。近走のダート重賞での着順はチェックしておきたい。〔表3〕
(河野 道夫)
最高着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 7-5-5-22 | 17.9% | 30.8% | 43.6% |
2着 | 1-2-3-13 | 5.3% | 15.8% | 31.6% |
3着 | 0-0-0-13 | 0% | 0% | 0% |
4着 | 0-0-0-8 | 0% | 0% | 0% |
5着 | 1-1-1-6 | 11.1% | 22.2% | 33.3% |
6〜9着 | 0-0-1-22 | 0% | 0% | 4.3% |
10着以下 | 0-1-0-8 | 0% | 11.1% | 11.1% |
ダート重賞未出走 | 1-1-0-35 | 2.7% | 5.4% | 5.4% |
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