海外競馬発売

クイーンエリザベスステークス(G1)

ランドウィック競馬場 2000メートル(芝)3歳以上

発売開始時刻
日本時間4月8日(土曜)
ネット投票:午前8時00分
UMACA投票:営業情報」をご確認ください
発走予定時刻
日本時間4月8日(土曜)午後2時55分

発売情報

発売開始時刻
日本時間4月8日(土曜)
ネット投票:午前8時00分
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2023年クイーンエリザベスステークス合田's View『世界の合田』によるレース展望

カスカディアン、プロタゴニストは4月8日(土曜)に出走取消

日本合田 直弘(海外競馬解説者)

  • 注目馬

    ドバイオナーアレンカー

オーストラリアにおける1600〜2000メートル路線で圧倒的強さを誇るのがアナモーで、充分にリスペクトすべき存在だと思うが、アナモー自身がどちらかといえば1600メートルを得意とすること、雨が多く道悪が避けられそうもないこと、前半からペースが速くなりそうなこと、などを鑑み、ここはパワーとスタミナに長けたヨーロッパ勢が一枚上手と読んだ。

オーストラリア初戦となったランヴェットS(G1・オーストラリア)を4.44馬身差で快勝したイギリス調教馬がドバイオナーだ。ランヴェットSは Good4(=稍重)だったが、3歳秋に Tres Souple(=重)という馬場状態で行われたドラール賞(G2・フランス)を快勝しており、道悪は得意である。

ヨーロッパにおける実績を見ると、ドバイオナーより格上と見て良いのが、今年からオーストラリアに移籍したアレンカーだ。3歳時にキングエドワードⅦ世S(G2・イギリス)を制した時の馬場は Heavy(=不良)で、この馬も道悪は上手。移籍初戦の前走オールスターマイルは大敗したが、久々だった上に明らかに距離不足だった。ドバイオナーがここで人気になるなら、この馬も押さえておくべきと考える。

ユニコーンライオンは、同型馬ニューメリアンとの兼ね合いがカギ。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

イギリスエマ・ベリー(イギリス在住競馬ジャーナリスト)

  • 注目馬

    ドバイオナーアナモー

オーストラリアのシドニーは、ウィリアム・ハガス調教師が拠点を構えるイギリスのニューマーケットから見ると、地球の真裏にあるような場所だが、そこでハガス調教師はこれまで何度も好成績を収めている。今年も、この地に送り込んだドバイオナーが、オーストラリア初戦となった3月18日のランヴェットS(G1・オーストラリア)を快勝。同馬に帯同して遠征しているプロタゴニストも、オーストラリア初戦となったスカイハイS(G3・オーストラリア)で重賞初勝利を挙げており、ハガス陣営の今年の遠征も、すべてつつがなく運んでいるようだ。中心には、そのドバイオナーを挙げたい。

そのハガス厩舎に昨年まで在籍し、今年からオーストラリアに移籍したのがアレンカーだ。イギリス在籍時にはアイルランドでG1制覇を果たしており、ベストのレースが出来ればここでもおおいにチャンスがありそうだが、オーストラリアの環境と競馬にどこまで適応できているかに一抹の不安がある。

地元を代表しての参戦になるのが、1400〜2040メートルの間で9つのG1を制しているアナモーだ。この後はイギリス遠征が予定されており、ここはオーストラリアのファンの前で最高のパフォーマンスを見せて、自らの旅立ちを飾りたいところだろう。

2頭のセレクションからは漏れたが、前走オーストラリアンC(G1・オーストラリア)の勝ち方が良かったカスカディアン、フランスからの移籍馬で、フランス在籍時にG1勝ちの実績があるギアアップらも、争覇圏にある馬たちと見ている。(訳:合田直弘)

エマ・ベリー

Emma Berry(エマ・ベリー)

ワールドワイドな競馬日刊紙サラブレッド・デイリー・ニュースのヨーロッパ・パートの編集責任者。これまでも、サラブレッド・オーナー&ブリーダー、ペースメーカーホース&ハウンド、レーシングポスト、インサイドレーシング(オーストラリア)など、数多くの競馬および馬術関係出版物に寄稿している。 少数ながら馬も所有し、生産と競馬にも従事。夫は調教師のジョン・ベリーで、現在はニューマーケット在住。

ご注意

当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。

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