IFHA(国際競馬統括機関連盟)から「ロンジンワールドベストレースホースランキング」(LWBRR)が発表されましたのでお知らせいたします。
今回の発表は2024年1月1日から6月9日までに実施された世界の主要レースを対象としたもので、レーティング120以上の22頭が掲載されました。前回の中間発表以降では、日本ダービー(GⅠ)、安田記念(GⅠ)のほか、タタソールズゴールドカップ(G1)、英ダービー(G1)、メトロポリタンハンデキャップ(G1)などが新たに対象となっています。
ランキングトップは前回と変わらずローレルリバーで、レーティングは128です。第2位タイはシティオブトロイとレベルスロマンスで、レーティングは123です。昨年のカルティエ賞最優秀2歳牡馬シティオブトロイは、本年初戦の英2000ギニー(G1)では9着に敗れましたが、巻き返しを図った英ダービー(G1)で2着馬に2馬身3/4差をつけて快勝し、新たにランクインしました。レベルスロマンスは単独で第2位だった前回の中間発表以降、チャンピオンズ&チャターカップ(G1)を勝利しましたが、レーティングに変更はありません。第4位タイはレーティング121の5頭で、前回第3位タイだったナショナルトレジャー、ノータブルスピーチ、セニョールバスカドールに、ロマンチックウォリアーとホワイトバーチが加わりました。中距離G1を4連勝中だったロマンチックウォリアーは、安田記念(GⅠ)でも1番人気に推され、最後の直線で進路が開くと力強く抜け出してナミュール以下の猛追を退けて勝利し、前回の第6位タイ(レーティングは120)から順位を上げました。外国調教馬による安田記念(GⅠ)制覇は2006年以来18年ぶりで、その年の勝馬ブリッシュラックの120を上回りました。ホワイトバーチは、昨年の欧州クラシック路線ではオーギュストロダンの後塵を拝してきましたが、タタソールズゴールドカップ(G1)ではこれに3馬身差をつけて完勝し、待望のG1初勝利でのランクインとなりました。また、ナショナルトレジャーは、前回の中間発表以降、メトロポリタンハンデキャップ(G1)で2着馬に6馬身1/4差をつけて圧勝しましたが、レーティングに変更はありません。
日本調教馬は3頭が掲載されました。前回第6位タイだったシャフリヤールとウシュバテソーロに加え、日本ダービー(GⅠ)を2馬身差で勝利したダノンデサイルがレーティング120で第9位タイとなっています。
2024年1月1日から6月9日
世界の主要競走
レーティングを獲得したレースの競走距離を示すもので、区分は以下のとおりです。
詳細については、IFHA(国際競馬統括機関連盟)ホームページ(外部サイトに接続されます)を参照してください。
なお、同期間における日本調教馬のランキング上位をあわせて発表いたしますのでご覧ください。