競馬学校入学
(毎年4月)
競馬学校で学ぶ
(約3年間)
騎手免許試験に合格
競馬学校卒業
プロの騎手に
競馬学校騎手課程の新入生は毎年、募集されています。大きな流れとしては5月頃から7月に願書受付、8月に1次試験があり、合格者を対象に秋頃、2次試験、そして合格者発表。高校入試(翌年春が一般的)の前にチャレンジすることが可能となっています。体重や視力等、いくつか応募資格が定められているので、願書提出前に応募要項をチェックしておきましょう。
願書提出の期間は毎年、5月頃から7月の約1か月間。体重や視力等、いくつかの応募資格が定められています
身体検査、体力測定、学科試験、面接等が行われます。時期は毎年、8月頃となっています
1次試験の合格者を対象に合宿形式で騎乗実技や面接等の試験を行います(10月頃)
発表は10月下旬頃、JRAのホームページ上で行われます
競馬学校に入ると、そこから約3年間、学校内等の寮で生活しながら騎手になるための各種指導を受けることになります。
約1年半(17.5か月)の「基礎課程」を終えると、次は「実践課程」。実践課程の前期は実際にトレーニング・センターの厩舎に配属され、調教師の指導のもと、調教騎乗等を通じて実践的な騎乗技術を体得します。
後期は、いよいよレースに騎乗するための訓練。再び競馬学校へ戻り、約半年(5.5か月)をかけて、生徒同士の模擬レース等を通じて技術を磨きます。
← 約1年半 基礎課程 → | ← 1年 実践課程 →(前期) | ← 約半年 実践課程 →(後期) |
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基礎力養成(乗馬や走路騎乗など実技の他、フィジカルトレーニング、関係法規や馬学の専門カリキュラムなどを学びます) | 応用力養成(美浦または栗東トレーニング・センターで実習。調教方法および実践的な騎乗技術を体得します) | 実践力養成(競馬学校に戻り、模擬レース等を通じて実際のレースでの騎乗テクニックの体得を行います) |
JRAによる騎手免許試験の内容は学力(筆記・口頭面接)、騎乗技術、身体検査、人物考査(面接)です。いずれも競馬学校で3年間会得した成果が試されることになります。
騎手免許試験に合格すると、晴れて競馬学校の課程を終了、プロの騎手となります。最初は美浦や栗東のいずれかの厩舎に配属され、そこで騎手としての歩みを始めることとなります。いよいよ希望にみちた騎手人生のスタートです。
JRAでは、平成21年(2009年)から「騎手の早期人材養成」に取り組んでおり、将来騎手を目指す子供たちがトレーニング・センターでは「競馬学校ジュニアチーム」として、競馬場や育成牧場では少年団員を対象に「Jドリーマーズ」として活動していましたが、令和4年(2022年)より、全国にいる騎手を目指す子供たちが活動しやすい環境を整えることを目的として、2つの組織の長所を活かしながら発展的解消のうえ統合し、新たに中学1年生から3年生を対象とした「JRAジュニアユース」を設立することといたしました。
募集対象 |
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説明会 |
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競馬学校では、騎手をめざす方たちに受験や学校に関する情報をメールニュースで配信しています。受験前に学校の様子を見学したり、騎手の「職場」である競馬場やトレーニング・センターを見学したりといった活動も行っています。興味のある方は、ぜひご登録ください。