第11回新潟ジャンプS
 
 
白熱のゴール前を制して、エリモマキシムが重賞初制覇を果たす
 スタルカの先導で進んだ新潟ジャンプS(J・GIII)は、2周目向こう正面に入ったあたりでペースが上がる。トロピカルクイーン、キングアーサー、ミヤビペルセウスが最終コーナーで前に並びかけていき、好位にいたエリモマキシムもスパートを開始。直線、最後の障害を越えたところではこの4頭の激しい追い比べへと移行した。
 ここで最内から力強く抜け出したのがエリモマキシムだ。

 障害転向から初勝利まで15戦を要し、その間2着が実に10回というエリモマキシム。だが平地時代にはオープン勝ちの実績があり、新潟大賞典では4着、新潟記念では5着と競馬場との相性も良好、前走も新潟での障害オープンを勝っており、その勢いに乗っての重賞挑戦だった。
 かつて見せた勝ち味の遅さはどこかへ消えて、一気に前を交わし去り、大外から猛然と追い込んだビコーフェザーも封じ込めての1着。コース適性と調子の良さを、存分に活かしきっての重賞初制覇だった。
(谷川善久)
 
 
 
 

2009年8月22日(土) 3回新潟3日
9R 第11回 新潟ジャンプステークス(J・GIII)
サラ系障害3歳以上 3250m 芝 外内
(混合) オープン 別定
3300 1300 830 500 330 万円
付加賞金 49.7 14.2 7.1 万円
発走 14:35
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 平均
1 F
馬体重 調教師 単勝
人気
1 8 13 エリモマキシム せん10 59.0 五十嵐雄祐 3:31.6   13.0 472 0 坂口正則 3
2 3 4 ビコーフェザー せん5 59.0 白浜雄造 3:31.8 1 1/4 13.0 428 -10 安田隆行 4
3 5 7 ミヤビペルセウス 牡9 60.0 穂苅寿彦 3:31.9 3/4 13.0 470 -6 戸田博文 2
4 7 12 トロピカルクイーン 牝5 57.0 今村康成 3:31.9 ハナ 13.0 492 -10 武宏平 8
5 3 3 キングアーサー 牡6 58.0 熊沢重文 3:31.9 クビ 13.0 546 -6 藤沢和雄 1
6 2 2 ドングラシアス 牡5 59.0 小坂忠士 3:32.6 13.1 506 -10 柴田政見 6
7 6 9 ローレルハンバーバ 牡6 59.0 金子光希 3:33.7 13.2 478 -8 松山将樹 10
8 7 11 スタルカ 牡4 58.0 石神深一 3:33.9 1 1/4 13.2 490 +4 萱野浩二 9
9 8 14 メイショウタロー せん10 59.0 仲田雅興 3:34.0 1/2 13.2 468 +4 高橋隆 14
10 4 5 ワイズタイクーン 牡7 58.0 宗像徹 3:34.2 13.2 498 -2 和田正道 13
11 1 1 ドクターグリム 牡7 59.0 横山義行 3:34.3 1/2 13.2 470 +4 根本康広 5
12 4 6 マル外エイシンペキン 牡8 59.0 西谷誠 3:34.7 2 1/2 13.2 464 0 坂口正則 7
13 5 8 レオスターライト 牡8 58.0 平沢健治 3:35.1 2 1/2 13.2 456 -8 岩戸孝樹 11
14 6 10 ファントムスズカ 牡8 59.0 柴田大知 3:35.1 クビ 13.2 474 -20 柄崎孝 12
タイム
上り 1マイル 1分 42秒 5 4F 50.7 - 3F 38.3
コーナー通過順位
1コーナー (*11,12)(13,2)(3,6)1(14,7,5,9)(10,8,4)
2コーナー (*11,12)(13,2)3(7,6)5,1,9(8,4)14,10
3コーナー(2周目) (11,*12,3)7,13,2=(1,5)9(4,6)=14,10,8
4コーナー(2周目) (*12,3)(11,7)13,2=(1,5,9)4,6-14,10,8
払戻金
単勝 13 540円 3番人気 馬連 4-13 1,620円 10番人気 馬単 13-4 3,230円 20番人気
複勝 13
4
7
170円
180円
160円
3番人気
4番人気
1番人気
ワイド 4-13
7-13
4-7
560円
390円
450円
8番人気
1番人気
5番人気
3連複 4-7-13 1,680円 2番人気
3連単 13-4-7 11,940円 43番人気
枠連 3-8 630円 2番人気