第11回 東京ジャンプS
 
 
直線で抜け出したエイシンボストン、連勝で重賞初制覇
 スタート直後から最内のニホンピロファイブにバトルブレーヴやハイヤーザンヘブンが絡んでいって、東京ジャンプS(J・GIII)は最初の障害で早くも縦長の展開となった。結局バトルブレーヴがハナを切り、軽快なピッチで長い隊列を先導していく。

 2周目向こう正面、そして最終コーナー、バトルブレーヴは後続を引き離しにかかるが、これを無理なく追いかけたのがエイシンボストンだ。好位の内、手綱をがっちりと引かれながらもスルスルとポジションを上げていく。直線入口ではバトルブレーヴを射程圏に捉え、最終障害を越えたところで並びかける。

 そこからのエイシンボストンの頑張りが素晴らしかった。バトルブレーヴを交わし、苦しそうな素振りを見せながらもオープンガーデンの追い込みを振り払って、1着。前走の障害・オープンに続く2連勝で、重賞初制覇を果たしたのだった。

 3年前の4歳時に障害デビュー、3戦1勝の成績でいったん平地へと戻り、さらに昨年夏からふたたびジャンプ路線へと戻ってきたエイシンボストン。活躍の場を求めての苦闘が、この日のゴール前の頑張りにつながったのかも知れない。
(谷川善久)
 
 
 
 

2009年6月13日(土) 3回東京7日
9R 第11回 東京ジャンプステークス(J・GIII)
サラ系障害3歳以上 3300m
(混合) オープン 別定
本賞金: 3300、 1300、 830、 500、 330万円 発走 14:37
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 平均
1 F
馬体重 調教師 単勝
人気
1 4 5 マル外エイシンボストン 牡7 60.0 西谷誠 3:37.4   13.2 484 -6 松永昌博 2
2 5 8 オープンガーデン 牡5 60.0 江田勇亮 3:37.7 1 3/4 13.2 482 -2 郷原洋行 5
3 6 10 ミヤビペルセウス 牡9 60.0 穂苅寿彦 3:38.6 13.2 476 0 戸田博文 8
4 3 4 バトルブレーヴ 牡7 60.0 菊地昇吾 3:38.9 1 3/4 13.3 536 -12 本田優 3
5 7 12 マル外マル地ジャイアンツエール 牡7 60.0 白浜雄造 3:39.2 13.3 568 +12 友道康夫 11
6 3 3 リワードプレザン 牡6 60.0 五十嵐雄祐 3:39.3 1/2 13.3 468 -6 藤原辰雄 4
7 1 1 ニホンピロファイブ 牡6 60.0 熊沢重文 3:39.6 1 3/4 13.3 480 +2 大橋勇樹 6
8 2 2 クールジョイ 牡11 60.0 金折知則 3:40.0 2 1/2 13.3 482 -8 大根田裕之 10
9 8 13 コウヨウウェーブ 牡5 60.0 浜野谷憲尚 3:41.9 大差 13.4 492 -4 菅原泰夫 7
10 4 6 マウントフォンテン 牡9 60.0 柴田未崎 3:43.5 10 13.5 476 0 石毛善彦 14
11 7 11 スズカスペンサー 牡4 60.0 北沢伸也 3:44.1 3 1/2 13.6 446 +2 橋田満 1
12 6 9 ノボライトニング せん6 60.0 山本康志 3:44.6 13.6 446 -6 尾関知人 12
13 8 14 ヘンリーゴンドーフ せん5 60.0 金子光希 3:44.8 1 1/2 13.6 466 -6 加藤征弘 9
14 5 7 ハイヤーザンヘブン 牡8 60.0 草野太郎 3:48.9 大差 13.9 468 -8 高橋義博 13
タイム
上り 1マイル 1分 47秒 1 4F 53.6 - 3F 40.7
コーナー通過順位
1コーナー 4-1,7,2,5,13-10,9-3,12,8-11-(6,14)
2コーナー(2周目) 4=1,2,7,5(10,13)9(3,12,8)-11-14-6
3コーナー(2周目) 4-1-5,10-8,2-12-13,3(9,14)-11-(6,7)
4コーナー(2周目) 4-1,5,10-8=2,12-3-(13,14)-9-11,6=7
払戻金
単勝 5 550円 2番人気 馬連 5-8 2,700円 11番人気 馬単 5-8 4,820円 18番人気
複勝 5
8
10
200円
300円
360円
2番人気
5番人気
8番人気
ワイド 5-8
5-10
8-10
830円
1,150円
1,610円
9番人気
13番人気
26番人気
3連複 5-8-10 10,310円 42番人気
3連単 5-8-10 55,380円 215番人気
枠連 4-5 2,430円 13番人気