今週の注目レース

阪神カップ(GⅡ)

阪神競馬場 1400メートル(芝)定量 3歳以上オープン

出走馬情報

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ナムラクレア

牝6歳

調教師:長谷川浩大(栗東)

  • 父:ミッキーアイル
  • 母:サンクイーンⅡ
  • 母の父:Storm Cat
ここに注目!

昨年の阪神C(1着)は京都開催。阪神コースは久々で、2022年の桜花賞(3着)以来になる。阪神では4戦して〔0・2・1・1〕と勝ち鞍がないが、4走全てが重賞で、連対を外した2戦は芝のマイルGⅠだった。1400メートルなら適性は十分と考えてよさそうだ。

豪快な差し切り勝ちを決めた昨年から1年が経過。再び、ナムラクレアが阪神Cに戻ってきた。6月の函館スプリントSこそ消化不良のレースで8着と結果を出せなかったが、春の高松宮記念はサトノレーヴと0秒1差の2着、前走のスプリンターズSでは勝ったウインカーネリアンから0秒3差の3着。特に出走馬中最速の上がり3ハロン32秒7(推定)を発揮して追い込んだ前走は、能力を再確認したレースだった。騎乗したC.ルメール騎手も「前の2頭が抜けてしまって届きませんでしたが、今日は本当のナムラクレアでした」と振り返った。昨年に続く阪神C連覇で、念願のGⅠ制覇に勢いをつけたい。

ルガル

牡5歳

調教師:杉山晴紀(栗東)

  • 父:ドゥラメンテ
  • 母:アタブ
  • 母の父:New Approach
ここに注目!

課題は約2年2か月ぶりとなる1400メートル。芝の当距離での過去4戦は〔1・1・1・1〕の成績だが、勝ったレースは不良馬場でパワーが生きたものだった。仕掛けのタイミングがポイントになりそうだ。

昨年のスプリンターズSを制し、GⅠ勝ち馬の仲間入りを果たしたドゥラメンテ産駒だが、それ以降のレースでは結果を出せず、2度の香港遠征を含むG1・GⅠ4連戦の結果は11着、7着、5着、12着。特に、展開が向かなかったとはいえ直線で伸びるシーンがなかった前々走のスプリンターズSの負け方は意外だった。前走の京阪杯では、59キログラムの斤量を背負ったなかで1番人気に支持されたなか、本馬の勝ちパターンである早めに抜け出す競馬を披露。結果は2着だったとはいえ、久々に“らしさ”を見せたことは大きな収穫だろう。定量戦になる今回は巻き返しのチャンスだ。

ダノンマッキンリー

牡4歳

調教師:藤原英昭(栗東)

  • 父:モーリス
  • 母:ホームカミングクイーン
  • 母の父:Holy Roman Emperor
ここに注目!

昨年も阪神Cに挑戦。少し行きたがる面を見せたためか、直線での伸びを欠き11着に敗れた。4着だった今年の阪急杯も道中で前に壁を作れず、折り合いを欠くシーンがあった。序盤でどこまで我慢できるかがポイントになりそうだ。

昨年のスワンSで差し切り勝ちを決め、2つ目の重賞タイトルを獲得。その後は勝利を挙げられていないが、香港遠征からの帰国初戦というだけでなく、鼻出血明けで約5か月ぶりのレースになった前走のスプリンターズSは、6着ながら勝ったウインカーネリアンと0秒4差。上がり3ハロンの数字は32秒8(推定)と、目を引く末脚を見せていた。展開に左右されやすい面は残っているものの、このメンバーでも勝ち切れる能力は持っているはずだ。阪神・芝1400メートルはデビュー勝ちをしている舞台。コース替わりや距離延長はプラスと考えていいだろう。

ヨシノイースター

牡7歳

調教師:中尾秀正(栗東)

  • 父:ルーラーシップ
  • 母:アースプレイ
  • 母の父:ゼンノロブロイ
ここに注目!

確実に脚を使うものの、出走馬中最速の推定上がり3ハロンタイムをマークするほどの決め手は持たない印象。時計を要する馬場コンディションになったほうが、チャンスは広がるはずだ。久々の1400メートル克服もポイントの一つだろう。

4月の春雷S(リステッド・中山・芝1200メートル)を勝ち、オープンクラスでの2勝目をマーク。その後は重賞レースばかりを走り、4戦して〔0・1・1・2〕と勝てていないが、大きく崩れたレースもなく、前々走のスプリンターズSでは勝ち馬から0秒4差の5着。走破時計も1分07秒3と、7歳秋でも衰えのないことを示している。前走の京阪杯では、内枠スタートからロスのないレース運びで3着に好走。重賞制覇にあと一歩のところまで迫っている。先日、引退を発表したソウルラッシュと同じ7歳のルーラーシップ産駒で、晩成という言葉だけで片付けられない魅力を持つ馬。ここでも注目したい。

フォーチュンタイム

牡4歳

調教師:吉岡辰弥(栗東)

  • 父:グレーターロンドン
  • 母:オールタイムベスト
  • 母の父:ブライアンズタイム
ここに注目!

阪神コースはデビュー戦以来だが、500キログラムを超える馬格を有するパワータイプ。コース適性はあるはずだ。ポイントは今回も折り合いだろう。前走はある程度のペースで流れていた。遅い流れになったときの対応が鍵になる。

前走のオーロC(リステッド・東京・芝1400メートル)を勝ち、オープンクラスでの初勝利をマーク。4コーナー14番手からの豪快な差し切り勝ちだった。騎乗した団野大成騎手は「スタートで立ち遅れてしまい、レース自体はうまくいかなかったですが、前に壁を置いたら、行きっぷりが良いなかでも我慢ができていました。直線を向いたときには届くなと思いました。最後もよくしのいでくれて、強かったと思います」とコメント。2着馬とクビ差の接戦だったが、それ以上の強さを感じさせるレースだった。キャリア8戦で5勝の上がり馬。自身3度目の重賞挑戦でタイトルを獲得できるのか、注目したい。

エイシンフェンサー

牝5歳

調教師:吉村圭司(栗東)

  • 父:ファインニードル
  • 母:エーシンパナギア
  • 母の父:エイシンサンディ
ここに注目!

スプリント戦をメインに走ってきた馬で、芝1400メートルは2着だった2023年1月の未勝利戦以来。距離克服はポイントだが、年齢を重ねて少しズブさが出ているイメージもある。久々の距離がプラスに出る可能性も考えたい。

3番人気の支持を受けた前走の京阪杯は勝ち馬から0秒5差の5着。もっとも、このレースは約7か月の休み明けで、放牧先で状態が上がってこなかったため復帰がずれ込んでいたもの。騎乗した川又賢治騎手も「休み明けの分もあり、今までのような進み方ではなかったです。あまり無理をさせないような仕上げのなかで、よく頑張ってくれました。ここから良くなっていきそうです」と、次戦での良化を示唆していた。今年1月に休み明け2走目のオープン特別・カーバンクルS(中山・芝1200メートル)を勝ち、続くシルクロードSで重賞を制覇。久々を使った上積みが見込める今回は、期待がもてそうだ。

ジューンブレア

牝4歳

調教師:武英智(栗東)

  • 父:American Pharoah
  • 母:Lap of Luxury
  • 母の父:Galileo
ここに注目!

豊富なスピードを持ちつつ、好位に控える競馬でも能力を発揮できるセンスの持ち主。キャリア3走目で出走したフィリーズレビュー(13着)以来の1400メートルが課題になりそうだが、成長した現在なら克服可能と判断していいだろう。

今年3月の3勝クラス・アクアマリンS(中山・芝1200メートル)を勝ち、オープンクラスに昇級。その後はコースレコード決着だった函館スプリントS、初の左回りだったCBC賞、GⅠ初挑戦となった前走のスプリンターズSといずれも2着に好走。特にハナを切る形で押し切りを狙った前走は、着差もわずかにアタマ差だった。騎乗した武豊騎手は「狙ったレースはできました。力は出せたと思います。残念でした」とコメント。タイトルにはあと一歩届かなかったものの、力は示したと言えるだろう。知名度を高めた1年の最後に初の重賞タイトルを獲得し、来年へのステップにしたいところだ。

ミッキーゴージャス

牝5歳

調教師:安田翔伍(栗東)

  • 父:ミッキーロケット
  • 母:ミッキークイーン
  • 母の父:ディープインパクト
ここに注目!

1400メートルの距離は今回が初めてになるが、マイルでリズムのいい走りができた前走の内容から、距離短縮で折り合いをさらにつけやすい可能性もある。状態アップが顕著な休み明け2走目。どのような競馬もできる自在性も強みになりそうだ。

昨年の愛知杯で重賞制覇を果たしている馬で、父が2018年の宝塚記念を勝ったミッキーロケット、母がオークス、秋華賞の二冠牝馬ミッキークイーンという血統構成からも、中距離に適性があるように思っていた。しかし、マイル路線にシフトした近2走の内容を見れば、今は距離適性が短くなっていると考えてよさそうだ。前述した愛知杯以来の勝利となった前走のキャピタルS(リステッド・東京・芝1600メートル)は、中団に控えての差し切り勝ち。騎乗したD.レーン騎手は「スピードに乗るまでに時間はかかりましたが、最後は素晴らしい脚を使ってくれました」と振り返った。前走の走りができれば、2度目の重賞制覇が期待できそうだ。

(松浪 大樹)

ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。

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