海外競馬発売

アメリカ競馬のルール

アメリカ競馬のルール

JRAと諸外国の主なルールの違いについて

競馬の施行にあたっては、各国・地域ごとにそれぞれ固有のルールが定められており、JRAのものとは異なる点があります。

JRAが海外競馬の勝馬投票券発売を行う際、払戻しは競走終了後に現地主催者のルールにより確定した着順に基づいて行います。なお、JRAの競走と同様、確定後に競走成績上の着順の変更があった場合でも、払戻しの変更はいたしません。

JRAと諸外国における主なルールの違いを説明します。

馬番号とゲート番号

アメリカでは、JRAと同じく、原則としてゲート番号は馬番号と同一となります(例:馬番号「5」の出走馬は5番ゲートから発走)。

走行妨害による降着・失格

JRAにおける降着・失格のルールは次のとおりです。

降着・失格のルール
降着 「その走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」と判断した場合、加害馬は被害馬の後ろに降着となります。
失格 「極めて悪質で他の騎手や馬に対する危険な行為によって、競走に重大な支障を生じさせた」と判断した場合、加害馬は失格となります。
  • アメリカでは基準が異なり、「走行妨害により、被害馬の着順に影響が出た」と裁決委員が判断した場合に、加害馬は被害馬の後ろに降着、又は失格となります。

降着・失格等の裁定に対する不服申し立て

アメリカでは、裁決委員の降着・失格に関する判断について、レース確定後、馬主・調教師・騎手が不服申し立てを行う制度はありません。

発走のやり直し及びノンランナー制度

JRAでは、発走委員が「真正な発走でない」と認めたときは、発走のやり直しを行います(通称“カンパイ”)。具体的には、(1)フライング発走、(2)発馬機の故障および誤作動、(3)外的要因によるトラブルのいずれかが起きた際に行います。

アメリカでは、カンパイ制度は採用されておらず、発馬機の故障等により前扉が開かず、または発走合図時に発馬機内に枠入りしてなく、真正な発走合図を受けられなかった馬がいた場合は、当該馬のみを競走除外とし、レース自体はそのまま継続し成立させることがあります(通称“ノンランナー制度”)。この場合、JRAが発売する勝馬投票券においても、競走除外による返還を行います。なお、発馬機等の故障により過半数以上の出走馬に影響があった場合は、競走不成立となることがあります。

負担重量超過

アメリカでは、前検量において、公表された負担重量より1ポンド以上の超過があった場合は、直ちに負担重量の変更が発表されます。

また、各州の取り決めにより以下の重量を超過した場合は、騎手変更となることがあります。

負担重量超過の各州の取り決め
カリフォルニア州 7ポンド以上超過した場合
ケンタッキー州 5ポンド以上超過した場合
ニューヨーク州 5ポンド以上超過した場合

後検量とレースの確定

JRAでは後検量を終えてからレースを確定しますが、アメリカでは審議がない場合、後検量を行う前にレースを確定します。

JRAでは、前検量で計量した重量から後検量で計量した重量を差し引いた重量が、1キログラムを超えた場合に当該馬を失格とし、着順を変更のうえレースを確定します。

一方、アメリカでは、各州に取り決めにより下表に該当する場合、当該馬を失格とすることがあります。競走成績上の着順は後刻変更となりますが、JRAの勝馬投票券の払戻しは現地と同様、既に後検量を行う前に確定した着順に基づいて行いますので、後検量失格による投票券上の勝ち馬の変更は行いません。

負担重量超過の各州の取り決め
カリフォルニア州 前検量で計量した重量から後検量で計量した重量を差し引いた重量が、1キログラムを超えた場合
ニューヨーク州 前検量で計量した重量から後検量で計量した重量を差し引いた重量が、1キログラムを超えた場合
ケンタッキー州 後検量で計量した重量が公表された負担重量から下回った場合

出走取消(スクラッチ)

JRAでは、出馬投票締切り後の出走取消は、馬の事故又は疾病が判明した場合や病気等で騎乗できる騎手がいなくなった場合に認められます。 アメリカでは、馬場状態等を理由とした、関係者の意思による出走取消が認められていますが、その場合は、裁決委員によって当該競走に関して設定された「出走取消締切時刻」までに出走取消申請を提出する必要があります。

補欠馬について

アメリカでは、一部の競走において補欠馬制度が採用されています。

なお、ベルモントステークス競走においては補欠馬制度はありません。

馬場状態

アメリカでは、芝コースの馬場状態は、「Hard」、「Firm」、「Good」、「Yielding」、「Soft」、「Heavy」に区分されます。また、ダートコースの馬場状態は、「Fast」、「Good」、「Wet Fast」、「Slow」、「Muddy」、「Sloppy」、「Heavy」に区分されます。 JRAからは下表のとおりJRA基準(良、稍重、重、不良の4段階)に置き換えて発表します。

芝コース
Hard
Firm
Good 稍重
Yielding
Soft
Heavy 不良
ダートコース
Fast
Good
Wet Fast
稍重
Slow
Muddy
Sloppy
Heavy
不良

馬体重

アメリカでは原則として、馬体重の計測、発表はありません。

競走成績における着差

JRA同様、アメリカの競走成績における着差欄には、一つ上の入線順位の馬との着差が記載されます。

(2019年4月現在)

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