2013年秋にデビュー。平地で2戦未勝利のあと障害に転向した。障害4戦目に初勝利を挙げたが、気難しい性格でレースでなかなか進んで行こうとしなかった。4歳夏からコンビを組んだ石神深一騎手がつきっきりで稽古をつける中で、メンコの耳を覆う部分を外すことを進言。これが功を奏して行きっぷりが格段に良くなった。
2016年の中山グランドジャンプ（J･GⅠ）の勝利を皮切りに破竹の快進撃が始まる。足掛け3年にわたって障害重賞を9連勝。2017年の中山大障害（J･GⅠ）では、離して逃げたアップトゥデイトを長く追いかけてゴール前で差し切る逆転勝利。両馬の再戦となった2018年の中山グランドジャンプでは、早め先頭から直線は独走の大差勝ち。いずれもコースレコードを大幅に更新した。
同年夏からは武豊騎手を鞍上に迎えて平地に再挑戦した。条件クラスを2連勝して、ファン投票で選出された有馬記念（GⅠ）でも果敢に先行、直線入り口まで2番手で踏ん張る健闘を見せたが9着に終わった。
翌年も障害・平地の「二刀流」を続行したが、ステイヤーズS（GⅡ）6着を最後に障害に専念した。以降は脚部不安に悩まされながらも、長きにわたって障害界を引っ張り続けた。年に2回しかない障害GⅠを9勝。大記録を残して2022年の中山大障害（6着）を最後にターフを去った。