1995年の阪神3歳牝馬S(GⅠ)で2着に入ると、翌1996年オークス(GⅠ)を優勝し、母ダイナカールとの母娘制覇を達成した。
1997年は休養明けのマーメイドS(GⅢ)、札幌記念(GⅡ)と連勝し、迎えた天皇賞(秋)(GⅠ)。同年齢で前年の天皇賞(秋)優勝馬でもあるバブルガムフェローとの200メートルに渡る一騎打ちを制し、17年ぶりに牝馬による天皇賞制覇を達成した。その後のジャパンカップ(GⅠ)では海外の強豪相手に2着、有馬記念(GⅠ)も3着と好走し、1997年の年度代表馬に輝いた。
翌1998年はGⅠ勝利こそ無かったが、サイレンススズカ、エルコンドルパサー、スペシャルウィークなど名だたる牡馬たちとも互角の走りを見せ、この年でターフを去った。
引退後は、アドマイヤグルーヴやルーラーシップらを輩出し、その血は繁栄し今も輝きを放っている。
エアグルーヴAir Groove
1993年4月6日生 牝 鹿毛
父:トニービン 母:ダイナカール
冠名+グルーヴ。Grooveは「快調に運ぶ」の意のくだけた英語
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
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1995年 7月8日 |
3歳新馬 | 札幌 | 2 | 武豊 | 芝1200 | 1:12.1 | マイネルランサム | |
1995年 7月30日 |
3歳新馬 | 札幌 | 1 | 武豊 | 芝1200 | 1:12.0 | (ダイワテキサス) | |
1995年 10月29日 |
いちょうS | 東京 | 1 | 武豊 | 芝1600 | 1:35.8 | (マウンテンストーン) | |
1995年 12月3日 |
阪神3歳牝馬S(GⅠ) | 阪神 | 2 | M.キネーン | 芝1600 | 1:35.4 | ビワハイジ | |
1996年 3月2日 |
チューリップ賞(GⅢ) | 阪神 | 1 | O.ペリエ | 芝1600 | 1:34.2 | (ビワハイジ) | |
1996年 5月26日 |
オークス(GⅠ) | 東京 | 1 | 武豊 | 芝2400 | 2:29.1 | (ファイトガリバー) | |
1996年 10月20日 |
秋華賞(GⅠ) | 京都 | 10 | 武豊 | 芝2000 | 1:59.8 | ファビラスラフイン | |
1997年 6月22日 |
マーメイドS(GⅢ) | 阪神 | 1 | 武豊 | 芝2000 | 2:02.6 | (シングライクトーク) | |
1997年 8月17日 |
札幌記念(GⅡ) | 札幌 | 1 | 武豊 | 芝2000 | 2:00.2 | (エリモシック) | |
1997年 10月26日 |
天皇賞(秋)(GⅠ) | 東京 | 1 | 武豊 | 芝2000 | 1:59.0 | (バブルガムフェロー) | |
1997年 11月23日 |
ジャパンカップ(GⅠ) | 東京 | 2 | 武豊 | 芝2400 | 2:25.8 | ピルサドスキー | |
1997年 12月21日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 3 | O.ペリエ | 芝2500 | 2:34.9 | シルクジャスティス | |
1998年 4月5日 |
産経大阪杯(GⅡ) | 阪神 | 1 | 武豊 | 芝2000 | 2:01.3 | (メジロドーベル) | |
1998年 6月21日 |
鳴尾記念(GⅡ) | 阪神 | 2 | 武豊 | 芝2000 | 2:04.1 | サンライズフラッグ | |
1998年 7月12日 |
宝塚記念(GⅠ) | 阪神 | 3 | 武豊 | 芝2200 | 2:12.1 | サイレンススズカ | |
1998年 8月23日 |
札幌記念(GⅡ) | 札幌 | 1 | 武豊 | 芝2000 | 1:59.5 | (サイレントハンター) | |
1998年 11月15日 |
エリザベス女王杯(GⅠ) | 京都 | 3 | 横山典弘 | 芝2200 | 2:13.1 | メジロドーベル | |
1998年 11月29日 |
ジャパンカップ(GⅠ) | 東京 | 2 | 横山典弘 | 芝2400 | 2:26.3 | エルコンドルパサー | |
1998年 12月27日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 5 | 武豊 | 芝2500 | 2:32.9 | グラスワンダー |