「シャドーロールの怪物」の愛称で親しまれた平成最初のクラシック三冠馬。
2歳時に朝日杯3歳S(GⅠ)を優勝すると、翌年の三冠レースでは走るたびに着差を広げ、皐月賞(GⅠ)では3馬身半、日本ダービー(GⅠ)では5馬身、菊花賞(GⅠ)は7馬身の差をつけて圧勝した。1歳年上の兄ビワハヤヒデとの兄弟対決は残念ながら実現しなかったが、古馬との初対戦となった有馬記念(GⅠ)も圧勝し、1994年のJRA賞年度代表馬に選出された。
1995年は故障の影響もあり連敗を喫したが、1996年の阪神大賞典(GⅡ)ではマヤノトップガンと年度代表馬どうしのマッチレースをアタマ差で制し三冠馬の意地を見せた。
1997年には顕彰馬に選定されている。
ナリタブライアンNarita Brian
1991年5月3日生 牡 黒鹿毛
父:ブライアンズタイム 母:パシフィカス
冠名+父名の一部
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1993年 8月15日 |
3歳新馬 | 函館 | 2 | 南井克巳 | 芝1200 | 1:13.7 | ロングユニコーン | |
1993年 8月29日 |
3歳新馬 | 函館 | 1 | 南井克巳 | 芝1200 | 1:12.8 | (ジンライ) | |
1993年 9月26日 |
函館3歳S(GⅢ) | 函館 | 6 | 南井克巳 | 芝1200 | 1:14.9 | マリーゴッド | |
1993年 10月24日 |
きんもくせい特別 | 福島 | 1 | 清水英次 | 芝1700 | 1:43.1 | (ランセット) | |
1993年 11月6日 |
デイリー杯3歳S(GⅡ) | 京都 | 3 | 南井克巳 | 芝1400 | 1:22.7 | ボディーガード | |
1993年 11月21日 |
京都3歳S | 京都 | 1 | 南井克巳 | 芝1800 | 1:47.8 | (テイエムイナズマ) | |
1993年 12月12日 |
朝日杯3歳S(GⅠ) | 中山 | 1 | 南井克巳 | 芝1600 | 1:34.4 | (フィールドボンバー) | |
1994年 2月14日 |
共同通信杯4歳S(GⅢ) | 東京 | 1 | 南井克巳 | 芝1800 | 1:47.5 | (アイネスサウザー) | |
1994年 3月27日 |
スプリングS(GⅡ) | 中山 | 1 | 南井克巳 | 芝1800 | 1:49.1 | (フジノマッケンオー) | |
1994年 4月17日 |
皐月賞(GⅠ) | 中山 | 1 | 南井克巳 | 芝2000 | 1:59.0 | (サクラスーパーオー) | |
1994年 5月29日 |
日本ダービー(GⅠ) | 東京 | 1 | 南井克巳 | 芝2400 | 2:25.7 | (エアダブリン) | |
1994年 10月16日 |
京都新聞杯(GⅡ) | 阪神 | 2 | 南井克巳 | 芝2200 | 2:12.2 | スターマン | |
1994年 11月6日 |
菊花賞(GⅠ) | 京都 | 1 | 南井克巳 | 芝3000 | 3:04.6 | (ヤシマソブリン) | |
1994年 12月25日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 1 | 南井克巳 | 芝2500 | 2:32.2 | (ヒシアマゾン) | |
1995年 3月12日 |
阪神大賞典(GⅡ) | 京都 | 1 | 南井克巳 | 芝3000 | 3:08.2 | (ハギノリアルキング) | |
1995年 10月29日 |
天皇賞(秋)(GⅠ) | 東京 | 12 | 的場均 | 芝2000 | 1:59.4 | サクラチトセオー | |
1995年 11月26日 |
ジャパンカップ(GⅠ) | 東京 | 6 | 武豊 | 芝2400 | 2:25.3 | ランド | |
1995年 12月24日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 4 | 武豊 | 芝2500 | 2:34.1 | マヤノトップガン | |
1996年 3月9日 |
阪神大賞典(GⅡ) | 阪神 | 1 | 武豊 | 芝3000 | 3:04.9 | (マヤノトップガン) | |
1996年 4月21日 |
天皇賞(春)(GⅠ) | 京都 | 2 | 南井克巳 | 芝3200 | 3:18.2 | サクラローレル | |
1996年 5月19日 |
高松宮杯(GⅠ) | 中京 | 4 | 武豊 | 芝1200 | 1:08.2 | フラワーパーク |