2001年から日本ダービー(GⅠ)が外国産馬に開放されることにちなんで名付けられたクロフネ。3歳春に毎日杯(GⅢ)で重賞初制覇を果たすと、NHKマイルカップ(GⅠ)を制し、名前に込められた期待に応え、日本ダービーへと駒を進めた(結果は5着)。
秋の大目標を天皇賞(秋)(GⅠ)に定めるも、出走権を得ることが出来なかったクロフネ陣営は、ダート路線への挑戦へと舵を切る。向かった武蔵野S(GⅢ)では、2着に9馬身差をつける圧勝で、レコードタイムを樹立。続くジャパンカップダート(GⅠ)でも、一線級を相手に7馬身差のレコード勝ち。たった2戦でダート路線の頂点に立ち、その年(2001年)のJRA賞最優秀ダートホースに選出された。
翌年は海外遠征も計画されていたが、屈腱炎を発症し引退、種牡馬入り。白毛初のGⅠ馬ソダシや2011年のJRA賞最優秀短距離馬カレンチャン、JBCレディースクラシック(GⅠ)優勝のホワイトフーガなど、産駒も幅広い活躍を見せている。
クロフネKurofune
1998年3月31日生 牡 芦毛
父:French Deputy 母:Blue Avenue
2001年から日本ダービーが外国産馬に開放されることにちなみ、江戸時代末に浦賀に来航したペリー率いるアメリカ艦隊の蒸気船の通称(黒船)より
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
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2000年 10月14日 |
3歳新馬 | 京都 | 2 | 松永幹夫 | 芝1600 | 1:35.7 | エイシンスペンサー | |
2000年 10月28日 |
3歳新馬 | 京都 | 1 | 松永幹夫 | 芝2000 | 2:00.7 | (マイネルエスケープ) | |
2000年 12月3日 |
エリカ賞 | 阪神 | 1 | 松永幹夫 | 芝2000 | 2:01.2 | (ダイイチダンヒル) | |
2000年 12月23日 |
ラジオたんぱ杯3歳S(GⅢ) | 阪神 | 3 | 松永幹夫 | 芝2000 | 2:01.4 | アグネスタキオン | |
2001年 3月24日 |
毎日杯(GⅢ) | 阪神 | 1 | 四位洋文 | 芝2000 | 1:58.6 | (コイントス) | |
2001年 5月6日 |
NHKマイルカップ(GⅠ) | 東京 | 1 | 武豊 | 芝1600 | 1:33.0 | (グラスエイコウオー) | |
2001年 5月27日 |
日本ダービー(GⅠ) | 東京 | 5 | 武豊 | 芝2400 | 2:27.9 | ジャングルポケット | |
2001年 9月23日 |
神戸新聞杯(GⅡ) | 阪神 | 3 | 蛯名正義 | 芝2000 | 1:59.6 | エアエミネム | |
2001年 10月27日 |
武蔵野S(GⅢ) | 東京 | 1 | 武豊 | ダ1600 | 1:33.3 | (イーグルカフェ) | |
2001年 11月24日 |
ジャパンカップダート(GⅠ) | 東京 | 1 | 武豊 | ダ2100 | 2:05.9 | (ウイングアロー) |