地域とともに育む、
子どもの未来。
JRA小倉競馬場が
子ども食堂支援に取り組む理由

全国的に広がりを見せる「子ども食堂」。地域の子どもたちを支えるこの温
かい場所に、いまJRA小倉競馬場と九州馬主協会が協力し、共に手を差し伸
べています。単なる寄付や場所の提供にとどまらない、その支援に迫ります。

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地域とともに育む、子どもの未来。JRA小倉競馬場が子ども食堂支援に取り組む理由

地域社会の一員として。競馬場が担う新たな役割

JRA小倉競馬場と九州馬主協会が子ども食堂の支援に取り組む原点は、地域社会が抱える切実な課題への「共感」にあります。
「どんな環境にいる子でも、みんなで温かいごはんを食べ、穏やかに過ごせる時間を持ってほしい。」
この切実な願いが、活動の出発点となりました。
現在、経済状況や家庭環境の変化によって、子どもたちが安心して過ごせる「居場所」が失われつつあります。そうした中で、子ども食堂は単なる食事の場を超え、「地域のセーフティネット」としての重要な役割を担っています。
以前よりこの活動を支えてきた九州馬主協会、そして北九州市の想いにJRAが共鳴。競馬場を単なるレジャー施設としてではなく、地域コミュニティを支える「社会インフラ」の一部として役立てて行くことになりました。

地域社会のインフラとしての子ども食堂を支援

競馬場という環境だからこそ。本物の「命」に触れる教育的価値

職員のサポートのもと、目の前に立つ大きなサラブレッドやポニーに直接触れる体験。子どもたちは、その体温や、まつ毛の長さ、筋肉の躍動に息を呑みます。画面越しや図鑑では決して得られない「本物の命」。これらに触れる時間は、子どもたちの知的好奇心を刺激し、動物への優しさや探求心を育む、貴重な学びの場となっています。

競馬場だからこそ提供できる教育的価値

競馬場に子どもたちの声があふれる日

また、普段は競走馬が疾走する広大な芝生を、この日は子どもたちのために開放しています。遮るもののない広い空の下、思い切り走り回れる環境。この圧倒的な「開放感」は、子どもたちの日常に活力を与え、豊かな情緒をもたらします。
ただ楽しいだけではなく、心身の健やかな成長を支えることも、この支援の大切な目的の一つです。

競馬場に子どもたちの声があふれる日 競馬場に子どもたちの声があふれる日

支援の輪を次世代へ。体験がもたらす意識の変化

「最近で一番楽しかった!」と目を輝かせる子どもたちや、「また家族で来たい」と語る保護者の方々。本来は娯楽の場であり、生活を支える福祉の場とは結びつきにくかった競馬場が、今では「地域に開かれた身近な広場」へと認識が変化しています。

担当者は、この認識の変化を感じ、今後の展望をこう語ります。

「子ども食堂への支援を通じて、競馬場が子どもたちの心に残る、かけがえのない思い出の場所になったという声を聞き、とてもうれしく感じています。今度はぜひ実際にコースで、騎手を乗せたサラブレッド達が力強く駆ける姿や地面を打つ蹄の力強い音を感じてほしいですね。」

次世代へとつながる支援の循環を目指して

JRA小倉競馬場と九州馬主協会が目指すのは、支援の一方通行ではありません。馬と触れ合い、子どもたちが競馬や馬という存在を身近に感じ、将来的には競馬サークル(業界)に関わり、「支援を受けた世代が、次の世代を支える」という連鎖が生まれることも期待しています。
地域社会の未来を担う子どもたちのために、JRAは地域とともにこれからも支援の輪を広げ続けていきます。

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