2〜3歳時はラジオNIKKEI賞(GⅢ)で2着したもののトップクラスは遠い存在で、クラシック三冠への参戦は叶わなかった。ちなみに同期の三冠馬コントレイルは同じ矢作芳人調教師の管理馬だった。
転機が訪れたのは4歳秋。吉田豊騎手とコンビを組んで、積極的に飛ばして逃げる戦法を確立してから素質が開花した。
5歳時には中山記念(GⅡ)を離し逃げから追随を許さず完勝。続くドバイターフ(G1)でも逃げ脚は衰えず、大接戦の末に1着同着となって海外でG1を初勝利した。
宝塚記念(GⅠ)、札幌記念(GⅡ)ではハナに立つのに手間取って持ち味を活かせなかったが、天皇賞(秋)(GⅠ)では好スタートから飛ばしていって捨て身の大逃げで場内を沸かせた。最後はイクイノックスに捕まったものの2着を確保。世界レベルのスピードと底力をアピールした。
6歳時にはダートのサウジカップ(G1)に挑戦。飛ばして逃げるケレン味のない走りは初のダートG1でも変わりなく、追撃を振り切って世界最高賞金レースを制覇した。芝とダート両方で国際G1を勝ったのは日本調教馬ではこの馬が初めて。天才肌のコントレイルと入れ替わるように強くなったこの馬を、矢作調教師は「努力家の馬」と称賛した。
パンサラッサPanthalassa
2017年3月1日 牡 鹿毛
父:ロードカナロア 母:ミスペンバリー
かつての地球に存在した唯一の海。父名(海の神)より連想
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
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2019年 9月21日 |
2歳新馬 | 阪神 | 6 | 坂井 瑠星 | 芝1600 | 1:38.0 | ロータスランド | |
2019年 9月28日 |
2歳未勝利 | 阪神 | 2 | 坂井 瑠星 | 芝2000 | 2:02.6 | アカイイト | |
2019年 10月12日 |
2歳未勝利 | 京都 | 1 | 坂井 瑠星 | 芝2000 | 2:08.4 | (サトノヴィーナス) | |
2019年 12月7日 |
エリカ賞 | 阪神 | 6 | 池添 謙一 | 芝2000 | 2:01.2 | ヒュッゲ | |
2019年 12月28日 |
ホープフルS(GⅠ) | 中山 | 6 | 坂井 瑠星 | 芝2000 | 2:02.7 | コントレイル | |
2020年 1月26日 |
若駒S(L) | 京都 | 4 | 坂井 瑠星 | 芝2000 | 2:02.9 | ケヴィン | |
2020年 3月8日 |
弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ) | 中山 | 9 | 坂井 瑠星 | 芝2000 | 2:04.1 | サトノフラッグ | |
2020年 6月20日 |
3歳以上1勝クラス | 阪神 | 1 | 松山 弘平 | 芝2000 | 2:00.0 | (ディープキング) | |
2020年 7月5日 |
ラジオNIKKEI賞(GⅢ) | 福島 | 2 | 三浦 皇成 | 芝1800 | 1:48.1 | バビット | |
2020年 9月27日 |
神戸新聞杯(GⅡ) | 中京 | 12 | 坂井 瑠星 | 芝2200 | 2:13.9 | コントレイル | |
2020年 10月18日 |
オクトーバーS(L) | 東京 | 2 | 藤岡 佑介 | 芝2000 | 1:59.6 | テリトーリアル | |
2020年 11月21日 |
アンドロメダS(L) | 阪神 | 4 | 坂井 瑠星 | 芝2000 | 1:59.3 | アドマイヤビルゴ | |
2020年 12月12日 |
師走S(L) | 中山 | 11 | 戸崎 圭太 | ダ1800 | 1:53.6 | タイキフェルヴール | |
2021年 2月7日 |
関門橋S | 小倉 | 2 | 菱田 裕二 | 芝2000 | 2:00.5 | ワールドウインズ | |
2021年 2月28日 |
中山記念(GⅡ) | 中山 | 7 | 三浦 皇成 | 芝1800 | 1:45.7 | ヒシイグアス | |
2021年 4月25日 |
マイラーズC(GⅡ) | 阪神 | 除外 | 坂井 瑠星 | 芝1600 | ケイデンスコール | ||
2021年 10月17日 |
オクトーバーS(L) | 東京 | 1 | 吉田 豊 | 芝2000 | 2:00.0 | (プレシャスブルー) | |
2021年 11月14日 |
福島記念(GⅢ) | 福島 | 1 | 菱田 裕二 | 芝2000 | 1:59.2 | (ヒュミドール) | |
2021年 12月26日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 13 | 菱田 裕二 | 芝2500 | 2:34.4 | エフフォーリア | |
2022年 2月27日 |
中山記念(GⅡ) | 中山 | 1 | 吉田 豊 | 芝1800 | 1:46.4 | (カラテ) | |
2022年 3月26日 |
ドバイターフ(G1) | ア首 | 1 | 吉田 豊 | 芝1800 | 1:45.7 | (ロードノース) | |
2022年 6月26日 |
宝塚記念(GⅠ) | 阪神 | 8 | 吉田 豊 | 芝2200 | 2:10.8 | タイトルホルダー | |
2022年 8月21日 |
札幌記念(GⅡ) | 札幌 | 2 | 吉田 豊 | 芝2000 | 2:01.2 | ジャックドール | |
2022年 10月30日 |
天皇賞(秋)(GⅠ) | 東京 | 2 | 吉田 豊 | 芝2000 | 1:57.6 | イクイノックス | |
2022年 12月11日 |
香港カップ(G1) | 香港 | 10 | 吉田 豊 | 芝2000 | 2:01.9 | ロマンチックウォリアー | |
2023年 2月25日 |
サウジカップ(G1) | サウ | 1 | 吉田 豊 | ダ1800 | 1:50.8 | (カントリーグラマー) | |
2023年 3月25日 |
ドバイワールドカップ(G1) | ア首 | 10 | 吉田 豊 | ダ2000 | ウシュバテソーロ | ||
2023年 11月26日 |
ジャパンカップ(G1) | 東京 | 12 | 吉田 豊 | 芝2400 | 2:24.0 | イクイノックス |