GⅠを7勝したキタサンブラックの初年度産駒。2歳夏の新潟の新馬戦を6馬身差で圧勝すると、東京スポーツ杯2歳S(GⅡ)も完勝、鮮烈な2連勝でその名を世に知らしめた。
5ヶ月の休養明けで挑んだ皐月賞(GⅠ)は2着。日本ダービー(GⅠ)もドウデュースのクビ差2着と、3歳春は歯痒いレースが続いた。
素質が花開いたのは3歳秋。天皇賞(秋)(GⅠ)ではパンサラッサの大逃げをゴール前で捉えてGⅠ初勝利。有馬記念(GⅠ)も2馬身半差の完勝で、3歳にして日本競馬の頂点に立った。
古馬初戦はドバイシーマクラシック(G1)。初めてハナに立つ形でレースを進めて、直線では離す一方の圧倒的な内容でコースレコードを1秒以上更新、海外の強豪を撃破した。
帰国初戦の宝塚記念(GⅠ)は大外を回りながら競り合いを制して1着。天皇賞(秋)では3番手から悠々抜け出してコースレコードを0.9秒更新。ジャパンカップ(GⅠ)は年下の三冠牝馬リバティアイランドを4馬身差で降して完勝。この一戦を最後に引退が決まった。
若い頃は取りこぼしもあったが、焦らずじっくり育てられたことでぐんぐん強くなって、4歳時は世界の頂点に君臨した。日本競馬史上最強馬としてこの馬を推すファンも少なくない。
イクイノックスEquinox
2019年3月23日 牡 青鹿毛
父:キタサンブラック 母:シャトーブランシュ
昼と夜の長さがほぼ等しくなる時
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
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2021年 8月28日 |
2歳新馬 | 新潟 | 1 | C.ルメール | 芝1800 | 1:47.4 | (メンアットワーク) | |
2021年 11月20日 |
東京スポーツ杯2歳S(GⅡ) | 東京 | 1 | C.ルメール | 芝1800 | 1:46.2 | (アサヒ) | |
2022年 4月17日 |
皐月賞(GⅠ) | 中山 | 2 | C.ルメール | 芝2000 | 1:59.8 | ジオグリフ | |
2022年 5月29日 |
日本ダービー(GⅠ) | 東京 | 2 | C.ルメール | 芝2400 | 2:21.9 | ドウデュース | |
2022年 10月30日 |
天皇賞(秋)(GⅠ) | 東京 | 1 | C.ルメール | 芝2000 | 1:57.5 | (パンサラッサ) | |
2022年 12月25日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 1 | C.ルメール | 芝2500 | 2:32.4 | (ボルドグフーシュ) | |
2023年 3月25日 |
ドバイシーマクラシック(G1) | ア首 | 1 | C.ルメール | 芝2410 | 2:25.6 | (ウエストオーバー) | |
2023年 6月25日 |
宝塚記念(GⅠ) | 阪神 | 1 | C.ルメール | 芝2200 | 2:11.2 | (スルーセブンシーズ) | |
2023年 10月29日 |
天皇賞(秋)(GⅠ) | 東京 | 1 | C.ルメール | 芝2000 | 1:55.2 | (ジャスティンパレス) | |
2023年 11月26日 |
ジャパンカップ(GⅠ) | 東京 | 1 | C.ルメール | 芝2400 | 2:21.8 | (リバティアイランド) |