2歳夏の小倉でデビュー、新馬とアイビーSを連勝した。朝日杯フューチュリティS(GⅠ)では、セリフォス、ダノンスコーピオンという後のマイルGT馬を相手に差し切り勝ち。武豊騎手に当レース初勝利をプレゼントした。
3歳春は弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)、皐月賞(GⅠ)を差して届かずの形で落としたが、長い直線に替わった日本ダービー(GⅠ)では末脚が炸裂。イクイノックスとの激闘を制して世代の頂点に立った。武豊騎手は9年ぶりの勝利でダービー6勝目となった。
秋のフランス遠征は力を要する重馬場に苦しんで連敗。京都記念(GⅡ)勝利をステップに向かった翌春のドバイターフ(G1)では出走取消。さらに天皇賞(秋)(GⅠ)では、武騎手が直前に負傷して乗り替わりで7着と、ツキにも見放されて苦闘が続く。ジャパンカップ(GⅠ)も4着で、イクイノックスの背中は遠くなった。
しかし有馬記念では負傷が癒えた武騎手を背にして、大外を捲り上げる豪快な競馬で快勝。武騎手は大観衆を前に「ドウデュースも私も帰ってきました!」と力強く復活を宣言した。
帰ってきた強いドウデュースは5歳時も現役を続行。引退したイクイノックスに代わって秋のGⅠを盛り上げてくれるだろう。
(2024年9月現在)
ドウデュースDo Deuce
2019年5月7日 牡 鹿毛
父:ハーツクライ 母:ダストアンドダイヤモンズ
する+テニス用語(勝利目前の意味)
開催日 | レース名 | 開催場所 | 着順 | 騎手 | コース・距離 | タイム | 1(2)着馬(注釈) | レース映像 |
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2021年 9月5日 |
2歳新馬 | 小倉 | 1 | 武 豊 | 芝1800 | 1:50.2 | (ガイアフォース) | |
2021年 10月23日 |
アイビーS(L) | 東京 | 1 | 武 豊 | 芝1800 | 1:49.3 | (グランシエロ) | |
2021年 12月19日 |
朝日杯フューチュリティS(GⅠ) | 阪神 | 1 | 武 豊 | 芝1600 | 1:33.5 | (セリフォス) | |
2022年 3月6日 |
弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ) | 中山 | 2 | 武 豊 | 芝2000 | 2:00.5 | アスクビクターモア | |
2022年 4月17日 |
皐月賞(GⅠ) | 中山 | 3 | 武 豊 | 芝2000 | 2:00.0 | ジオグリフ | |
2022年 5月29日 |
日本ダービー(GⅠ) | 東京 | 1 | 武 豊 | 芝2400 | 2:21.9 | (イクイノックス) | |
2022年 9月11日 |
ニエル賞(G2) | 仏 | 4 | 武 豊 | 芝2400 | 2:33.4 | シムカミル | |
2022年 10月2日 |
凱旋門賞(G1) | 仏 | 19 | 武 豊 | 芝2400 | 2:44.4 | アルピニスタ | |
2023年 2月12日 |
京都記念(GⅡ) | 阪神 | 1 | 武 豊 | 芝2200 | 2:10.9 | (マテンロウレオ) | |
2023年 3月25日 |
ドバイターフ(G1) | ア首 | 取消 | 武 豊 | 芝1800 | |||
2023年 10月29日 |
天皇賞(秋)(GⅠ) | 東京 | 7 | 戸崎 圭太 | 芝2000 | 1:56.6 | イクイノックス | |
2023年 11月26日 |
ジャパンカップ(GⅠ) | 東京 | 4 | 戸崎 圭太 | 芝2400 | 2:22.7 | イクイノックス | |
2023年 12月24日 |
有馬記念(GⅠ) | 中山 | 1 | 武 豊 | 芝2500 | 2:30.9 | (スターズオンアース) | |
2024年 3月30日 |
ドバイターフ(G1) | ア首 | 5 | 武 豊 | 芝1800 | 1:46.2 | ファクトゥールシュヴァル | |
2024年 6月23日 |
宝塚記念(GⅠ) | 京都 | 6 | 武 豊 | 芝2200 | 2:12.9 | ブローザホーン |