JRAニュース
JRAは1月7日(火曜)、「2024年度JRA賞馬事文化賞選考委員会」を開き、以下のとおり受賞者を決定しましたのでお知らせします。
大岩 義明氏&MGHグラフトンストリート号
北島 隆三氏&セカティンカJRA号
田中 利幸氏&ジェファーソンJRA号
戸本 一真氏&ヴィンシーJRA号
【選手】
大岩 義明氏
株式会社nittoh所属、愛知県出身、明治大学卒。
北京2008・ロンドン2012・リオデジャネイロ2016・東京2020オリンピック出場。
【騎乗馬】
MGHグラフトンストリート号
アイリッシュスポーツホース/せん/16歳(オリンピック出場時)
【選手】
北島 隆三氏
乗馬クラブクレイン所属、兵庫県出身、明治大学卒。
リオデジャネイロ2016・東京2020オリンピック出場。
【騎乗馬】
セカティンカJRA号
KWPN/牝/17歳(オリンピック出場時)
【選手】
田中 利幸氏
乗馬クラブクレイン所属、福岡県出身、日本経済大学卒。
ロンドン2012・東京2020オリンピック出場。
【騎乗馬】
ジェファーソンJRA号
ホルシュタイナー/せん/13歳(オリンピック出場時)
【選手】
戸本 一真氏
日本中央競馬会所属、岐阜県出身、明治大学卒。
東京2020オリンピック総合馬術個人4位。
【騎乗馬】
ヴィンシーJRA号
セルフランセ/せん/15歳(オリンピック出場時)
第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)の総合馬術団体において第3位の成績を収め、馬術競技では日本に92年ぶりのメダルをもたらした。
今回の銅メダル獲得は日本馬術界において快挙であり、さらに4人馬が協力してさまざまな危機を乗り越えて戦い抜き、多くの人々に感動を与えたことにより、馬術競技の魅力を広く伝えられたことが評価されました。
北島 隆三氏のコメント
このような素晴らしい賞をいただきありがとうございます。たくさんの方々に支えられてメダルまでたどり着きましたので、これからは今まで以上に日本の馬術界、馬術産業を盛り上げていけるように意欲的に活動していきたいと思っています。2025年シーズンはイギリスでの活動を継続し、ロサンゼルスオリンピックを目指して頑張ります。
田中 利幸氏のコメント
JRA賞馬事文化賞をいただくことができ光栄です。メダルを獲れたのもチーム一丸となって臨んだ結果で、一人だけの力だけではありません。JRAをはじめ多くの方々のサポートのおかげでチームがここまで強くなったと思います。支えてくださった方々、応援してくださった方々、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
戸本 一真氏のコメント
この度は歴史と伝統ある賞をいただき、誠にありがとうございます。これまで海外での活動をサポートしてくださった会社の仲間、活動拠点であったイギリス現地のスタッフ、日本チームを応援してくださった全ての皆様に感謝申し上げます。そして誰より、ベルサイユ宮殿を共に駆け抜けてくれた愛馬に感謝したいと思います。
(参考)
JRA賞馬事文化賞は、当該年度において文学、評論、美術、映画、音楽、写真、公演、催事、テレビ番組等を通じ馬事文化の発展に特に顕著な功績のあった者に授与します。
相澤 正彦氏〔成城大学 名誉教授〕
梯 久美子氏〔ノンフィクション作家〕
小長谷 有紀氏〔国立民族学博物館 名誉教授〕
小林 善一郎氏〔元馬事文化財団 理事長〕
末崎 真澄氏〔元馬事文化財団 理事〕
坂東 賢治氏〔毎日新聞社 論説室特別編集委員〕
本村 凌二氏〔東京大学 名誉教授〕
山本 容子氏〔銅版画家〕
2024年度のJRA賞馬事文化賞は、2023年11月から2024年10月末までの1年間に出版・制作等された馬・馬事に関する文化作品等について、内容を個々に検討のうえ、昨年12月の第1回選考委員会を経て、本日の第2回選考委員会で、パリ2024オリンピック総合馬術団体日本代表に決定しました。
大岩 義明氏のコメント
年度代表馬や最優秀マイラー、最優秀スプリンターなど、昔ゲームで一生懸命取ろうと思った賞と一緒に表彰されるこの馬事文化賞、このような賞をまさか自分達が頂けるとは思ってもいませんでした。たくさんの方に導いて頂きここまで来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。馬と気持ちを一つにできたときの喜びをもっとたくさんの方に感じて頂けるように、引き続き馬文化の浸透に貢献していきたいと思います。