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ヤマニンチェルキ
牡3歳
調教師:中村直也(栗東)

- 父:フォーウィールドライブ
- 母:ヤマニンプチガトー
- 母の父:ヤマニンセラフィム
- ここに注目!
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門別、佐賀、大井と地方交流重賞を3連勝中。長距離遠征でも結果を残している点が、地力はもちろん、3歳馬らしからぬ精神力の証と言っていいだろう。今回は初の58キログラムの斤量が焦点。さらなる高みを目指すためにも克服しておきたい。
今年4月のオープン特別・バイオレットS(阪神・ダート1400メートル)を勝った後はリズムに乗り切れない競馬が続いたが、ダート1200メートルに戻した北海道スプリント(JpnⅢ・門別)で一変。サマーチャンピオン(JpnⅢ・佐賀・ダート1400メートル、東京盃(JpnⅡ・大井・ダート1200メートル)と重賞3連勝を達成し、本格化ムードが漂う。とりわけレース内容が良かったのが東京盃だ。好位のインで脚をためて、直線では開いたスペースから一気の伸び。歴戦の古馬を問題にしなかった。コンビを組む岩田望来騎手は「斤量が増えても、今日の勝ち方なら自信を持って挑めます」とコメント。4連勝を果たせば、当然、大舞台での活躍も視野に入る。
ガビーズシスター
牝4歳
調教師:森一誠(美浦)

- 父:アポロキングダム
- 母:アンジュデトワール
- 母の父:スペシャルウィーク
- ここに注目!
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昨年のカペラSの勝ち馬。今年は勝ち星こそないが、サウジアラビア、大井、浦和と転戦して3着、5着、4着なら、状況は決して悪くない。初タイトルを得た相性のいい重賞で再び上昇気流に乗れるのか、注目したい。
昨年は3連勝でカペラSを制覇。期待を持って迎えた今年初戦はリヤドダートスプリント(G2・サウジアラビア・ダート1200メートル)で3着だったが、勝ち馬は前年のBCスプリントの覇者。他の日本馬が力を出せなかったなかでの好走は価値あるものだった。遠征帰りの東京スプリント(JpnⅢ・大井・ダート1200メートル)は5着とはいえ、勝ち馬とは0秒2差、前走のオーバルスプリント(JpnⅢ・浦和・ダート1400メートル)は約5か月ぶり、しかも初めてのコーナー通過4回の競馬での4着なら、内容は決して悪くない。その後はしっかりと立て直され、今回は5戦オール連対の中山・ダート1200メートル。連覇を決めてビッグレースを目指す。
チカッパ
牡4歳
調教師:中竹和也(栗東)

- 父:リアルスティール
- 母:ユニキャラ
- 母の父:Into Mischief
- ここに注目!
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昨年は北海道スプリントC(JpnⅢ・門別・ダート1200メートル)、東京盃(JpnⅡ・大井・ダート1200メートル)を連勝。JBCスプリント(JpnⅠ・佐賀・ダート1400メートル)でもハナ差の2着と、ダート短距離の頂点まであと一歩の活躍を見せた。重賞3勝目を目指す。
昨年はオープン特別・昇竜S(中京・ダート1400メートル)を勝ち、兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ・園田・ダート1400メートル)2着、北海道スプリントC(JpnⅢ)1着、東京盃(JpnⅡ)1着と、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。JBCスプリント(JpnⅠ)はハナ差で涙をのんだが、3歳馬で連対したのは2009年に勝ったスーニ以来のことだった。昨年のカペラSは6着も、勝ち馬とは0秒2差。初の58キログラムを背負いながら推定上がり3ハロンタイムはメンバー中最速と、力は十分にうかがえた。今年は昨年より勢いこそ劣るが、実力馬だけに侮れない。
サンライズアムール
牡6歳
調教師:小林真也(栗東)

- 父:モーリス
- 母:ジルコニア
- 母の父:タイキシャトル
- ここに注目!
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今夏のクラスターC(JpnⅢ・盛岡・ダート1200メートル)で重賞初制覇。それ以前にもリステッド1勝、オープン特別3勝を挙げている実力馬だ。当舞台でも勝ち星があり、昨年のカペラSでは4着。適性は確かで、この1年の成長を示す一戦になる。
特筆すべきは、重賞勝ちのクラスターC(JpnⅢ)を含めてオープンクラスで5勝という戦績。昨年9月のオープン特別・ながつきS(中山・ダート1200メートル)は59キログラムの斤量を背負っての優勝だった。今年6月のオープン特別・水無月S(阪神・ダート1200メートル)では、58.5キログラムのハンデで勝利。今回は58キログラムだけに、斤量に関しては気にせずともいいだろう。この1年でさらに地力を増した印象。順調に使えている点も強調できる。中間は栗東坂路で好時計が出ているように、好調をキープ。昨年以上の結果が期待できそうだ。
クロジシジョー
牡6歳
調教師:岡田稲男(栗東)

- 父:フリオーソ
- 母:サイレンスラヴ
- 母の父:スペシャルウィーク
- ここに注目!
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昨年の当レースの2着馬。この夏のNST賞(新潟・ダート1200メートル)でオープン特別3勝目を挙げ、さらにパワーアップを示している。前走はよく追い込んだものの、1000メートルは忙しかったか。得意の1200メートルで初の重賞勝ちを狙う。
昨年のカペラSを筆頭に重賞での2着が4回。また、今年のドバイゴールシャヒーン(G1・UAE・ダート1200メートル)でも4着に健闘した。昨年のカペラSはガビーズシスターにクビ差及ばなかったが、勝ち馬が斤量54キログラムだったのに対して、こちらは57キログラムを背負っていた。ガビーズシスターとの斤量差が小さくなる今回、逆転の余地があることは十分にイメージできる。何より、海外遠征などを経て、心身ともに成長してきた点が強調できるところ。前走のJBCスプリント(JpnⅠ・船橋・ダート1000メートル)は5着とはいえ、ラストは目を引く伸びを見せていた。末脚の破壊力が増した印象もあり、一気の追い込みが見られるかもしれない。
テーオーエルビス
牡3歳
調教師:高柳大輔(栗東)

- 父:Volatile
- 母:Stopshoppingdebbie
- 母の父:Curlin
- ここに注目!
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1勝クラスから3連勝中。前走は、ダート1200メートルでは特筆と言える4馬身差の圧勝劇。勝ち時計の1分10秒5はオープンクラスでも優に通用するものだった。一気の相手強化でも、通用するだけの素地を備えている。
ここまで3着、1着、3着、3着、1着、1着、1着という成績。ダート1200メートルに限れば4戦全勝、しかもそのうち3勝が後続を大きく突き放している。ことさら驚かされたのが、前走の3勝クラス・オークランドサラブレッドレーシングT(阪神)だろう。抜群の末脚で他を圧倒したパフォーマンスもさることながら、1分10秒5は良馬場で年間2番目の好時計。同舞台で行われた水無月S、りんくうSのオープン特別を上回るものだった。重賞挑戦に加えて中山も初めて。超えるべきハードルは低くないが、それでもと思わせる才能の持ち主だ。
タガノミスト
牝4歳
調教師:渡辺薫彦(栗東)

- 父:マジェスティックウォリアー
- 母:ミトス
- 母の父:エンパイアメーカー
- ここに注目!
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昨年8月から9戦オール掲示板内(5着以内)の走りを見せ、直近は3勝クラスとオープン特別を連勝中。そのオープン特別・藤森S(京都・ダート1200メートル)は重馬場だったとはいえ、コースレコードと0秒4差の好タイムをマークした。充実ぶりは重賞でも軽視できない。
オープンクラス入りを決めた2走前の3勝クラス・上越S(新潟・ダート1200メートル)は、大外枠もあって砂を被らずに3番手付近でスムーズな立ち回り。ハナ差とはいえ前を行く2着馬をきっちりかわしたあたり、ひとつ殻を破ったような勝利だった。実際、昇級初戦だった前走のオープン特別・藤森Sも連勝。2着に破ったアメリカンステージは次走のBCスプリント(G1・アメリカ)でも果敢に先行して4着に入ったスピード馬で、ここにきての充実度は目を見張るものがある。それを裏付けるように、馬体重はデビュー時から30キログラム以上も増加。調教も以前より密度が増している。近2走同様の先行策がかなえば、押し切りがあっても驚けない。
ポッドベイダー
牡3歳
調教師:上原佑紀(美浦)

- 父:リオンディーズ
- 母:ヴェルメンティーノ
- 母の父:ダイワメジャー
- ここに注目!
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前走は、初ダートながら正攻法の競馬で後続を完封。新星誕生を予感させるにふさわしい快走を見せた。もともと芝でオープンクラスを2勝している好素材。新たなステージであっさり重賞を射止める可能性もありそうだ。
3歳春までの時点でオープン特別・福島2歳S(福島・芝1200メートル)、マーガレットS(リステッド・京都・芝1200メートル)とオープンクラスで2勝をマーク。その後は芝の重賞で14着、11着と大敗したが、初ダートだった前走のオープン特別・ラジオ日本賞(中山・ダート1200メートル)で大きな変わり身を見せた。レースは逃げ馬直後の2番手で終始楽な形。追われてからもしっかりと反応して抜け出し、危なげなく押し切った。前走後は11月中旬から熱心に乗り込まれて調教量は十分。もともと攻め駆けするタイプとはいえ、反応の良さも目立っている。好勝負になっても不思議はない。
(山下 健)







