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エリキング
牡3歳
調教師:中内田充正(栗東)

- 父:キズナ
- 母:ヤングスター
- 母の父:High Chaparral
- ここに注目!
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関東へ遠征した春のクラシックは皐月賞11着、日本ダービー5着とタイトルをつかめなかった。夏場は休養し、秋初戦の神戸新聞杯を快勝。当日輸送で臨める競馬場では4戦4勝と負けておらず、ホームと言える京都でGⅠ初制覇に挑む。
昨年6月のデビューから3連勝で京都2歳Sを制し、重賞初勝利を挙げた。そこから直行で挑んだ今春の皐月賞は11着に敗れたが、続く日本ダービーは後方からメンバー中最速の上がり3ハロン33秒4(推定)をマークして、勝ったクロワデュノールから0秒6差の5着に健闘。秋初戦の神戸新聞杯を、メンバー中最速の上がり3ハロン32秒3(推定)の末脚で豪快に差し切って重賞2勝目を挙げた。折り合い面の不安がなく、ここ2走のレースぶりからも距離延長は臨むところ。神戸新聞杯1着からの菊花賞制覇なら、2020年のコントレイル以来となる。
ショウヘイ
牡3歳
調教師:友道康夫(栗東)

- 父:サートゥルナーリア
- 母:オーロトラジェ
- 母の父:オルフェーヴル
- ここに注目!
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日本ダービーの3着馬。立ち回りのうまさが光り、秋初戦の神戸新聞杯も0秒1差の2着に粘った。京都はデビューから4戦連続で出走して2勝をマーク。走り慣れた舞台でビッグタイトルを目指す。
重賞初挑戦だったきさらぎ賞は4着に敗れたが、続く京都新聞杯では2番手から危なげなく抜け出して重賞初Vを飾った。勢いに乗って挑んだ日本ダービーでも好位からしぶとく粘って3着に好走。世代上位のポテンシャルを改めて証明した。秋初戦の神戸新聞杯は直線半ばで一度は先頭に立つも、エリキングの強烈な決め手に屈して2着。今回は全2勝を挙げる京都コースに替わって反撃に燃える。管理する友道康夫厩舎はこれまで菊花賞に19頭を送り込み、2019年ワールドプレミアで勝利。ほかにも5頭が3着以内に好走している。2014年から12年連続の参戦で2勝目なるか、注目だ。
エネルジコ
牡3歳
調教師:高柳瑞樹(美浦)

- 父:ドゥラメンテ
- 母:エノラ
- 母の父:Noverre
- ここに注目!
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デビュー3連勝で青葉賞を制した後は優先出走権を手にした日本ダービーを見送り、じっくりと休養。他世代との初対戦だった前走の新潟記念では2着に入った。今回は初めての右回りコースへの対応が鍵になりそうだ。
約1年前のデビューから間隔を空けながら使われて来た。重賞初挑戦だった青葉賞では、後方からメンバー中最速の上がり3ハロン33秒4(推定)をマークして差し切り勝ちを収めた。その後は約4か月の休養を挟み、他世代相手の新潟記念に出走。馬体重は12キログラム増の468キログラムで、デビューから28キログラムも増えていた。レースは徐々にポジションを上げると、直線で馬群の間から懸命に伸びて0秒1差の2着に浮上。騎乗したC.ルメール騎手は「体が良くなってくれば上のクラスでも結果を残せると思います」と評価した。名手とともに初めてのGⅠ舞台に挑む。
ジョバンニ
牡3歳
調教師:杉山晴紀(栗東)

- 父:エピファネイア
- 母:ベアフットレディ
- 母の父:Footstepsinthesand
- ここに注目!
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キャリア8戦のうち3戦がGⅠの大舞台。昨年のホープフルSで2着、今年の皐月賞では4着と上位争いを演じた。秋初戦の神戸新聞杯は3着に敗れたが、実戦を使って良くなるタイプだけに、ここは上積みが見込めるはずだ。
昨年7月のデビューから2歳時は4戦全て連対。GⅠ初挑戦だったホープフルSでは、のちのダービー馬クロワデュノールに次ぐ2着に入った。3歳初戦の若葉S(リステッド・阪神・芝2000メートル)で待望の2勝目をマーク。皐月賞は中団から追い上げて4着に健闘するも、続く日本ダービーは8着に敗れた。秋初戦となった前走の神戸新聞杯は直線でしぶとく伸びて3着。デビューから8戦連続で手綱を取ってきた松山弘平騎手は「結果は悔しいですけど、次につながる競馬でした。巻き返したいです」と反撃に燃える。2013年に父エピファネイアが制したラスト一冠で輝きを放つ。
ヤマニンブークリエ
牡3歳
調教師:松永幹夫(栗東)

- 父:キタサンブラック
- 母:ヤマニンプードレ
- 母の父:チチカステナンゴ
- ここに注目!
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トライアルのセントライト記念は直線で内から鋭く伸び、皐月賞馬ミュージアムマイルと0秒1差の2着に好走。夏を越しての成長を示した。2015年の菊花賞を制したキタサンブラックとの父仔制覇を狙う。
1年前の菊花賞当日に行われたメイクデビュー京都(芝1800メートル)は、直線の外めから鮮やかに差し切って優勝。続く1勝クラス・黄菊賞(京都・芝2000メートル)では、のちの皐月賞馬ミュージアムマイルに次ぐ2着に入り、非凡な素質を証明した。その後はなかなか2勝目を挙げられなかったが、格上挑戦した今年6月の2勝クラス・町田特別(東京・芝2400メートル)を内から抜け出して快勝。秋初戦のセントライト記念も直線で内から強襲して2着に食い込み、菊花賞の優先出走権を獲得した。成長力のある血統で、ここに来ての充実ぶりは著しく、一気に世代の頂点まで駆け上がるか、注目したい。
ゲルチュタール
牡3歳
調教師:杉山晴紀(栗東)

- 父:ブリックスアンドモルタル
- 母:キラービューティ
- 母の父:ゼンノロブロイ
- ここに注目!
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6月以降に2勝クラス、3勝クラスと条件戦を連勝してGⅠに初挑戦する。これまで3コーナー3番手以内だったレースでは4戦4勝と負けておらず、大舞台でも自分のスタイルに持ち込めるかどうかがポイントとなる。
叔父に2021年ホープフルSを勝ったキラーアビリティがいる血統。今年4月の青葉賞は惜しくも勝ち馬エネルジコから0秒1差の3着に敗れ、日本ダービーの舞台には立てなかったが、条件戦に戻って2勝クラス・三田特別(阪神・芝2400メートル)、3勝クラス・日本海S(新潟・芝2200メートル)と2連勝中だ。近2年の菊花賞は日本海S1着から参戦した馬が好走しており、2023年はドゥレッツァが優勝、2024年はヘデントールが2着と、注目のステップレースになっている。コンビ継続の坂井瑠星騎手とは4戦4勝の好相性。人馬一体の走りで大舞台に挑む。
レッドバンデ
牡3歳
調教師:大竹正博(美浦)

- 父:キズナ
- 母:フィオドラ
- 母の父:Lord of England
- ここに注目!
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これまでの重賞2戦は4着、3着。ともに勝ち馬から0秒1差の接戦だった。秋初戦のセントライト記念は好位からしぶとく3着に粘り、菊花賞への優先出走権を確保。大舞台でもポテンシャルは引けを取らない。
デビュー2戦目で勝ち上がり、直後に青葉賞で重賞に初挑戦。直線で内から鋭く伸びて一度は先頭に立つも、勝ち馬エネルジコから0秒1差の4着に惜敗した。続く同舞台の1勝クラス・稲城特別(東京・芝2400メートル)は5馬身差の快勝。自己条件で力の違いを見せつけた。夏場は放牧で英気を養い、秋初戦だったセントライト記念は好位から粘って勝ち馬と0秒1差の3着だったが、騎乗した佐々木大輔騎手は「レース内容は良かったです」と走りを評価。ここ2戦では序盤でしっかりポジションを取り、流れに乗った競馬ができるようになった。初めてとなるGⅠでも、自在性を生かして一発を狙う。
エキサイトバイオ
牡3歳
調教師:今野貞一(栗東)

- 父:レイデオロ
- 母:アニメイトバイオ
- 母の父:ゼンノロブロイ
- ここに注目!
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重賞初挑戦だった前走のラジオNIKKEI賞は、直線で馬群をさばいての差し切り勝ち。叔父のレインボーラインは2016年菊花賞で2着、2018年天皇賞(春)で1着の活躍馬で、血統的に本馬も距離延長は臨むところだ。
昨年10月のデビューからなかなか勝ち上がれず、5戦目だった今年3月の未勝利(中京・芝2000メートル)で初勝利を挙げた。続く1勝クラス・あずさ賞(京都・芝2000メートル)でクビ差の2着に敗れた後は、ラジオNIKKEI賞で重賞に初挑戦。中団待機から直線で鋭く伸びて差し切った。今回は約4か月ぶりとなるが、2018年のフィエールマンはラジオNIKKEI賞2着から直行して菊花賞を制している。本馬は栗東坂路を中心にしっかり乗り込まれており、10月16日の1週前追い切りではラスト1ハロン12秒1の好時計をマーク。万全の仕上がりで挑む。
(寺下 厚司)







