3つの桜花賞トライアルが全て終わった後に行われる3歳牝馬限定の重賞。トライアル競走ではないが、桜花賞を目指す馬にとってはこのレースがラストチャンスとなっている。また、ここから牝馬クラシック二冠目のオークスを目指す馬もおり、2022年の勝ち馬スタニングローズは、次走のオークスで2着に入った。ここでは過去10年の結果から傾向を調べてみた。
過去10年のうち9年で1、2番人気の馬が少なくとも1頭は連対していた。1、2番人気馬はいずれも3着内率が80%と高いので、軸馬として信頼できそうだ。一方、3番人気以下の馬の成績に大きな偏りはないので、データ的には1、2番人気から手広く流すのが無難だろう。〔表1〕
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 3-1-4-2 | 30.0% | 40.0% | 80.0% |
2番人気 | 5-2-1-2 | 50.0% | 70.0% | 80.0% |
3番人気 | 0-1-1-8 | 0% | 10.0% | 20.0% |
4番人気 | 0-1-1-8 | 0% | 10.0% | 20.0% |
5番人気 | 1-0-1-8 | 10.0% | 10.0% | 20.0% |
6番人気以下 | 1-5-2-83 | 1.1% | 6.6% | 8.8% |
過去10年の出走馬の大半が1勝馬で、2勝馬の出走は毎年数頭にとどまっているが、好走率が高いのはやはり2勝馬。ただ、1勝馬が全く通用しないわけではないので、1勝馬を軽視し過ぎるのは避けた方がよさそうだ。〔表2〕
勝利数 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
2勝 | 5-3-4-15 | 18.5% | 29.6% | 44.4% |
1勝以下 | 5-7-6-96 | 4.4% | 10.5% | 15.8% |
過去10年の前走別成績で好走が多いのは前走が1勝クラスだった馬。特に前走で1勝クラスの芝1600メートルから2000メートル戦を勝っていた馬は〔4・3・4・6〕で、勝率が23.5%、3着内率が64.7%と高いので、これに該当する馬が出走していたら注目したい。〔表3〕
(姫園 淀仁)
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
重賞 | 1-3-2-28 | 2.9% | 11.8% | 17.6% |
オープン特別 | 0-0-1-3 | 0% | 0% | 25.0% |
1勝クラス | 6-5-7-41 | 10.2% | 18.6% | 30.5% |
新馬 | 1-0-0-9 | 10.0% | 10.0% | 10.0% |
未勝利 | 2-2-0-29 | 6.1% | 12.1% | 12.1% |
地方競馬 | 0-0-0-1 | 0% | 0% | 0% |
ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。