1983年に3歳牝馬限定の重賞競走として創設され、エリザベス女王杯トライアルのサブタイトルが付けられた。創設当初は10月に京都競馬場・芝2000メートル(外回り)で行われ、翌1984年にはGⅡに格付けされた。その後、1996年に秋華賞が創設されたことに伴い秋華賞トライアルに指定され、舞台が9月の阪神競馬場・芝2000メートルに移された。また、2007年から距離が200メートル短縮され、阪神競馬場・芝1800メートル(外回り)で行われるようになった。なお、本競走の3着までの馬には秋華賞の優先出走権が与えられる。
競走名のローズ(Rose)は、バラを意味する英語。花言葉は「愛」「美」。
2コーナーの引き込み線からスタート。外回りコースに入るまではほぼ平坦で、外回りに入ってから3コーナーまで上っていく。4コーナーから緩やかに下り、ホームストレッチに向いてから直線半ばまでさらに下る。直線距離は473.6メートル(Aコース使用時)。ゴール前に急な上り(高低差1.8メートル)がある。レースの前半に負荷がかかりやすい構造のため、先行馬がスピードに任せて押し切るにはタフなコース。道中で脚をためて、最後まで末脚を持続できる馬が好走しやすい。
(亀谷 敬正)
ご注意 「今週の注目レース」ページの情報は、特別レース登録馬や過去のレース結果に基づいて制作しております。JRAが特定の競走馬を応援、推奨するものではありません。出走取りやめ、出走取消などにより、掲載した競走馬がレースに出走しないことがあります。