海外競馬発売

ブリーダーズカップマイル(G1)

キーンランド競馬場 芝1,600メートル3歳以上

発売時間
日本時間10月31日(土曜)
(発売詳細はこちらをご確認ください)
発走予定時刻
日本時間11月1日(日曜)5時20分

合田's View『世界の合田』によるレース展望

ノータブルスピーチが連覇で有終の美を飾るか

芝1マイル(1,600メートル)という競走条件だけに、過去10年を見ると、6勝をあげている欧州勢が、4勝の米国勢に対して、わずかな差ながら優位に立っている。

今年も注目視されているのは、欧州調教馬のノータブルスピーチだ。3歳春からこの路線の最前線に立ち、実に3か国で7つものG1競走を制している同馬。軽い馬場でより威力が増す瞬発力が武器で、北アメリカでもここまで3つのマイルG1を手中にしてきた。来年春からの種牡馬入りが予定されており、ラストランのここは有終の美を飾るべく全力投球のはずだ。

欧州からは、今季ここまで6戦し、4つのG1を含めて無敗の6連勝を飾っているブルーボルトも参戦の可能性がある。実現すれば、牡馬と顔を合わせるのはこれが初めてとなる。かつてミエスクが連覇、ゴルディコヴァが3連覇を達成しており、牝馬も牡馬と互角の勝負をしている。ただし同馬は、牝馬限定のブリーダーズカップフィリー&メアターフ(G1・アメリカ)とクロスエントリーしており、そちらに回る可能性もある。

地元アメリカ勢の代表格となるのは、昨年のこのレースの4着馬で、10月3日に行われたターフマイルS(G1・アメリカ)を制し連覇を果たしての参戦となるレトリカルだろう。キーンランドではここまで3戦し、2勝、3着1回と、高いコース適性を実証している。

日本から参戦するアスクイキゴミ。3歳マイル王決定戦的位置づけにあるNHKマイルC(GⅠ)の2着馬だ。この時、接戦を演じたロデオドライブが、その後新潟記念(GⅢ)で、古馬の精鋭も出走するなか2着に好走。NHKマイルCの価値が見直されることになった。

ここには日本からルガルもエントリーしている。2024年のスプリンターズS(GⅠ)勝ち馬で、今年3月にはドバイのアルクオーツスプリント(G1・UAE)でも2着に健闘した同馬。本来の領域であるブリーダーズカップターフスプリント(G1・アメリカ)にもクロスエントリーしているが、管理するのが今年もリーディングの首位を独走する伯楽・杉山晴紀調教師だけに、こちらに回るようなら、マイルでも通用するとの目論見があるはずだ。

合田 直弘

合田 直弘(海外競馬解説者)

1959年(昭和34年)東京生まれ。父親が競馬ファンで、週末の午後は必ず茶の間のテレビが競馬中継を映す家庭で育つ。1982年(昭和57年)大学を卒業しテレビ東京に入社。営業局勤務を経てスポーツ局に異動し競馬中継の制作に携わり、1988年(昭和63年)テレビ東京を退社。その後イギリスにて海外競馬を学ぶ日々を過ごし、同年、日本国外の競馬関連業務を行う有限会社「リージェント」を設立。同時期にテレビ・新聞などで解説を始め現在に至る。

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