海外競馬発売
4月24日(水曜)時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
ROMANTIC WARRIOR (IRE)
せん6歳 C.シャム厩舎
通算18戦13勝
DUBAI HONOUR (IRE)
せん6歳 W.ハガス厩舎
通算21戦7勝
3歳(2021年)8月のギヨームドルナノ賞(G2・フランス・芝2000メートル)と10月のドラール賞(G2・フランス・芝1950メートル)をともに追い込んで連勝。シーズン末にはチャンピオンS(G1)で2着、香港カップ(G1・香港)もラヴズオンリーユーから1馬身1/4差の4着と好走しました。2022年は3度のG1を含めて5戦して未勝利でしたが、2023年は3月のランヴェットS(G1・オーストラリア・芝2000メートル)を先行抜け出しから4.44馬身差で制してG1初制覇を果たすと、続くクイーンエリザベスS(G1・オーストラリア・芝2000メートル)では中団追走から直線で突き抜けて2.45馬身差で快勝。G1連勝としました。その後、香港に渡って中2週で出走したクイーンエリザベスⅡ世C(G1)でロマンチックウォリアーから2馬身半差の3着に終わると、7月のエクリプスS(G1)が最下位の4着、10月の英チャンピオンS(G1)も6着と2戦続けて精彩を欠きましたが、今年初戦となった前走4月1日のマグノリアS(リステッド・オールウェザー2000メートル)では5頭立ての4番手追走から直線で鋭く伸びて優勝。復調を示しました。
HISHI IGUAZU (JPN)
牡8歳 堀 宣行厩舎
通算21戦7勝
5歳(2021年)時には中山金杯(GⅢ・芝2000メートル)と中山記念(GⅡ・芝1800メートル)を連勝。同年暮れの香港カップ(G1・香港)ではラヴズオンリーユーの短アタマ差2着に入りました。2022年は宝塚記念(GⅠ)で2着の後、重度の熱中症で戦線から離脱。昨年2月の中山記念(GⅡ・芝1800メートル)でようやく復帰すると、中団から差す競馬で3つ目の重賞制覇を果たしました。その後は大阪杯(GⅠ)7着、札幌記念(GⅡ)5着、天皇賞(秋)(GⅠ)も9着でしたが、12月の香港カップ(G1・香港)では中団のやや後方から差し脚を伸ばして、勝ったロマンチックウォリアーからクビ差の3着に好走しました。8歳を迎えた今年は前走3月の中山記念(GⅠ)でスタート。渋った馬場もこたえたのか、中団から伸びずマテンロウスカイの11着に終わっています。
PROGNOSIS (JPN)
牡6歳 中内田 充正厩舎
通算13戦7勝
昨年3月の金鯱賞(GⅡ・芝2000メートル)で重賞初制覇。続いてG1初挑戦となった4月のクイーンエリザベスⅡ世C(G1・香港)では最後方から追い込んでロマンチックウォリアーから2馬身差の2着に入りました。その後、帰国初戦となった8月の札幌記念(GⅡ・芝2000メートル)では後方から徐々にポジションを押し上げて4馬身差で快勝しましたが、10月の天皇賞(秋)(GⅠ)は最後方からよく追い上げたものの、勝ったイクイノックスから0秒6差の3着、12月の香港カップ(G1・香港)も後方からの追い上げ及ばず、勝ったロマンチックウォリアーから1馬身差の5着でシーズンを終えました。今年は前走3月の金鯱賞(GⅡ・芝2000メートル)で始動。後方待機から徐々に進出して4、5番手で直線に向くと、そこから鋭く伸びて5馬身差の完勝。同レース連覇を果たしています。
STRAIGHT ARRON (AUS)
せん5歳 C.ファウンズ厩舎
通算21戦6勝
2022年4月のカーバインクラブS(G3・オーストラリア・芝1600メートル)で重賞初制覇。オーストラリアから香港に移って迎えた昨シーズンは、5月のクイーンマザーメモリアルC(G3・芝2400メートル)に優勝しました。今シーズンは11月の香港ジョッキークラブC(G2・芝2000メートル)で中団から差し切り勝ちを収めると、続く香港カップ(G1)でも最後の直線で進路が狭くなる場面がありながらもロマンチックウォリアーから3/4馬身差の4着と健闘。その後の飛躍が期待されましたが、今年1月の香港スチュワーズC(G1)が6着、2月4日のセンテナリーヴァーズ(G3)は勝ち馬(ニンブルニンバス)よりも20ポンド重いトップハンデで3着、2月25日の香港ゴールドC(G1)がロマンチックウォリアーの4着、そして前走3月のドバイターフ(G1・UAE)も後方から伸び切れず6着に終わっています。
NORTH BRIDGE (JPN)
牡6歳 奥村 武厩舎
通算16戦6勝
2022年(4歳)6月のエプソムC(GⅢ・芝1800メートル)で重賞初制覇。重馬場の中を先行しての勝利でした。その後は毎日王冠(GⅡ)が5着、天皇賞(秋)(GⅠ)も11着でしたが、年が明けて昨年1月のアメリカジョッキークラブC(GⅡ・芝2200メートル)では内の4、5番手追走から直線で力強く抜け出して優勝しました。しかしそこからは白星をあげられずにおり、大阪杯(GⅠ)8着、オールカマー(GⅡ)7着、天皇賞(秋)(GⅠ)10着ときて、前走今年2月にカタールで走ったアミールT(G3)も2、3番手追走から直線で伸び切れず、勝ったレベルスロマンス(この後でドバイシーマクラシックも制覇)から5.25馬身差の4着に終わっています。
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解説
2022年4月のクイーンエリザベスⅡ世C(G1・芝2000メートル)でG1初制覇。同年12月の香港カップ(G1・芝2000メートル)もダノンザキッドに4馬身半差をつける完勝でした。その後も中距離路線で大活躍。昨年4月のクイーンエリザベスⅡ世C(G1・芝2000メートル)でプログノーシスに2馬身差をつけて同レース連覇とすると、10月にはオーストラリアのコックスプレート(G1・芝2040メートル)に勝利。さらに帰国初戦となった12月の香港カップ(G1・芝2000メートル)もG1・3勝馬ルクセンブルクに短アタマ差をつけて同レース連覇を果たすと、続く前走今年2月の香港ゴールドC(G1・芝2000メートル)も香港スチュワーズC(G1)を勝って臨んだヴォイッジバブルとの競り合いをクビ差で制して優勝。G1・3連勝としました。