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コックスプレート(G1・芝2040メートル)は、オーストラリアの上半期における中距離チャンピオンを決めるレース。総賞金500万オーストラリアドル(約5億円、1オーストラリアドル=約100円で換算)は、下半期(4月)にシドニーのランドウィック競馬場で行われるクイーンエリザベスS(G1・芝2000メートル)と並んでオーストラリアの中距離レースとしてはナンバーワンを誇る。
コックスプレートが初めて行われたのは1922年のこと。当初は芝9.5ハロンで争われていたが、1943年に10ハロンに伸び、メートル法が採用された1972年に2000メートルに変更。その後、約2000メートルや2050メートルで争われた時期もあったが、1986年からは2040メートルで争われている。なお、レース名のコックスはムーニーバレー競馬場の創設者であるウィリアム・サミュエル・コックスの功績を称えてのものだ。
“伝説が生まれるレース”(The Race Where Legends Are Made)というキャッチフレーズがつけられているコックスプレートはこれまで1930年、1931年連覇のファーラップ、1954年のライジングファスト(史上唯一、コックスプレート、メルボルンカップ、コーフィールドカップを同年制覇)、1980年から3連覇したキングストンタウン、1999年、2000年連覇のサンライン、2015年から史上初の4連覇を果たしたウィンクス、そして2023年のロマンチックウォリアーなどそうそうたるメンバーが優勝。日本調教馬も2019年にリスグラシューが初制覇を果たしている
文:秋山 響(TPC)
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