海外競馬発売
11月1日(金曜) 時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
SHAHRYAR(JPN)
牡6歳 藤原 英昭厩舎
通算16戦4勝
ROUSHAM PARK(JPN)
牡5歳 田中 博康厩舎
通算14戦6勝
3歳(2022年)2月にデビュー3戦目(芝1800メートル)で初勝利を挙げると、続く山藤賞(1勝クラス・芝2000メートル)も7馬身差で楽勝。秋にはセントライト記念(GⅡ)で3着に入りました。その後、昨年7月の函館記念(GⅢ・芝2000メートル)を2馬身差で制して重賞初制覇。続く9月のオールカマー(GⅡ・芝2200メートル)もGⅠ・3勝馬タイトルホルダーに1馬身1/4差をつけて重賞連勝としましたが、初の海外遠征となった香港カップ(G1・香港)は出遅れもあって8着に終わりました。今年はシーズン初戦となった3月の大阪杯(GⅠ)で後方から早めにマクる形で、勝ち馬のベラジオオペラからクビ差の2着に好走。しかし続く6月の宝塚記念(GⅠ)では早めの進出から直線で伸びを欠いて、勝ったブローザホーンから0秒9差の5着に終わると、そこからの休み明けとなった前走10月の毎日王冠(GⅡ)も中団からじわじわと伸びたものの、勝ったシックスペンスから0秒5差の10着に終わっています。
REBEL'S ROMANCE(IRE)
せん6歳 C.アップルビー厩舎
通算21戦14勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
---|---|---|---|---|---|
2024年9月22日 |
ケルン
|
芝2,400メートル | オイロパ賞(G1) | 1着 | PLAY |
2024年7月27日 |
アスコット
|
芝2,390メートル | キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1) | 3着 | PLAY |
2024年5月26日 |
シャティン
|
芝2,400メートル | チャンピオンズ&チャターC(G1) | 1着 | |
2024年3月30日 |
メイダン
|
芝2,410メートル | ドバイシーマクラシック(G1) | 1着 | PLAY |
2024年2月17日 |
アルライヤン
|
芝2,400メートル | アミールトロフィー(G3) | 1着 |
4歳(2022年)8月のベルリン大賞(G1・ドイツ・芝2400メートル)でG1初制覇を果たすと、続くオイロパ賞(G1・ドイツ・芝2400メートル)とブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ・芝2400メートル)も連勝。G1・3連勝でシーズンを終えました。昨年は競走中止(落馬)や不得手の道悪での競馬もあって3連敗スタートとなりましたが、12月のワイルドフラワーS(リステッド・イギリス・オールウェザー2400メートル)で復活の勝利を収めると、今年2月のアミールトロフィー(G3・カタール・芝2400メートル)を3馬身差で逃げ切り勝ち(2着ゼッフィーロ)。さらにドバイシーマクラシック(G1・UAE・芝2410メートル)を2番手から抜け出してシャフリヤールに2馬身差をつけて優勝すると、続く5月のチャンピオンズ&チャターC(G1・香港・芝2400メートル)も2番手から直線で抜け出す競馬で優勝しました。その後7月のG1キングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSは速い流れを先行して3着でしたが、続く前走9月のオイロパ賞では上がり勝負となったレースを中団追走からクビ差で制して6度目のG1制覇を果たしています。
FAR BRIDGE (USA)
牡4歳 C.クレメント厩舎
通算13戦6勝
3歳(2023年)7月のベルモントダービー招待S(G1・芝2000メートル)を後方から鋭く差し切って優勝。重賞初制覇をG1で飾りました。しかしその後はサラトガダービー招待S(G1)3着、デュエリンググラウンズダービー(G3)2着でシーズンを終了。T.プレッチャー厩舎からC.クレメント厩舎(デビューから2戦も同厩舎)に移って迎えた今年は復帰戦となった3月の条件戦(芝1700メートル)に優勝。そこからはターフクラシックS(G1)5着、マンハッタンS(G1)3着、ユナイテッドネーションズS(G2)9着と3連敗となっていましたが、8月のソードダンサーS(G1・芝2400メートル)で前記したマンハッタンSの勝ち馬であるメジャ−ドタイムを相手に1馬身差の逃げ切り勝ちを収めると、続く前走9月のジョーハーシュターフクラシック(G1・芝2400メートル)では差す競馬で、このレース3連覇を狙ったウォーライクゴッデスに半馬身差をつけて優勝。G1連勝としました。
LUXEMBOURG(IRE)
牡5歳 A.オブライエン厩舎
通算18戦7勝
2歳時(2021年)にフューチュリティトロフィーS(G1・イギリス・芝1600メートル)、3歳時に愛チャンピオンS(G1・アイルランド・芝2000メートル)、4歳時にタタソールズゴールドC(G1・アイルランド・芝2100メートル)を制覇。タタソールズゴールドC制覇以降はプリンスオブウェールズS(イギリス)、愛チャンピオンS(アイルランド)、香港カップ(香港)とG1で3度2着に入りつつも、今年3月のドバイターフ(G1・UAE)14着まで6連敗となっていましたが、距離を延ばした5月のコロネーションC(G1・イギリス・芝2410メートル)を逃げ切って、4年連続4度目となるG1制覇を達成しました。しかしその後は7月のキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスS(G1・イギリス)が2番手から伸びを欠いて6着、チークピーシズをつけて逃げた前走9月の愛チャンピオンSも6着に終わっています。
JAYAREBE(FR)
牡3歳 B.ミーハン厩舎
通算7戦4勝
2歳時(2023年)に2戦1勝の後、今季初戦となった4月のフェイルデンS(リステッド・芝1800メートル)を3馬身1/4差で快勝。続くディーS(リステッド)は3着でしたが、6月のハンプトンコートS(G3・芝1990メートル)では3番手追走から直線で早めに先頭に立って優勝。重賞初制覇を果たしました。その後の7月のエクリプスS(G1)は重馬場を理由に回避して向かった8月のギヨームドルナノ賞(G2・フランス)ではエコノミクスには2馬身差つけられましたが、3着馬アルマカームを6馬身差離す2着に入ると、続く前走10月のドラール賞(G2・フランス・芝1950メートル)では逃げ粘って、アルマカームの追い上げをアタマ差退けて優勝。2つ目の重賞勝ちを収めています。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
3歳(2021年)3月の毎日杯(GⅢ・芝1800メートル)で重賞初制覇を果たすと、続く日本ダービー(GⅠ・芝2400メートル)も連勝。4歳時もドバイシーマクラシック(G1・UAE・芝2410メートル)を先行抜け出しの競馬で制して、日本ダービー馬としては史上初となる海外G1制覇を達成しました。昨年はドバイシーマクラシック(G1・UAE)で5着の後、8月の札幌記念(GⅡ)は11着でしたが、喉頭蓋エントラップメントの手術を受けて迎えた11月のブリーダーズカップターフ(G1・アメリカ)では中団から伸びてオーギュストロダンから1馬身1/4差の3着に好走。続く前走12月の有馬記念(GⅠ)でも内ラチ沿いの4番手追走から直線でしぶとく脚を伸ばしてドウデュースから0秒3差の5着に入りました。今年は始動戦となったドバイシーマクラシック(G1・UAE)が3番手からしぶとく伸びてレベルスロマンスから2馬身差の2着。その後、休み明けの前走8月の札幌記念(GⅡ)は中団から伸び切れず5着に終わっています。