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アメリカ競馬における下半期のハイライトであるブリーダーズカップ(以下、BC)開催。BCターフ(G1)は、計14ものG1が行われるこの開催の中にあって、芝2400メートル路線のチャンピオンを決める位置づけにあり、芝レースとしてはアメリカナンバーワンの総賞金500万ドル(約7億5000万円・1アメリカドル=約150円で換算)を誇る(今年は前年から100万ドル増)。
BCターフは1984年のBC創設当初から存在する7レース(全てG1)のうちのひとつで、第1回のレースでは、フランスから遠征したラシュカリが前年の凱旋門賞(G1・フランス)馬で、アメリカ年度代表馬でもあったオールアロングを差して優勝。単勝54.4倍の最低人気馬が優勝を果たすという波乱の幕開けとなった。
その後も、のちにジャパンカップを制することになる1996年のピルサドスキー(イギリス)、1999年の勝ち馬でこの年のヨーロッパ年度代表馬に輝いたデイラミ(イギリス)、2002年、2003年と制して史上初の連覇を果たしたハイシャパラル(アイルランド、2003年は同着優勝)、史上初の凱旋門賞との同一年制覇を果たした2018年のエネイブル(イギリス)、2019年のレースを制して、同年のアメリカ年度代表馬に輝いたブリックスアンドモルタル(アメリカ)、そして2023年の勝ち馬で、ディープインパクト産駒のオーギュストロダン(アイルランド)など数々のスーパーホースが勝ち馬として名を連ねている。
日本調教馬はこれまで2頭が参戦して2012年にトレイルブレイザーが4着、2023年のシャフリヤールが3着となっている。
文:秋山 響(TPC)
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