宮崎育成牧場
一般開放エリアは、施設全景写真の赤枠線内になります。それ以外のエリアの見学はできませんのでご承知おきください。また、公園施設(馬のいる公園)は2023年4月13日(木曜)に、ウインズ宮崎は2023年6月10日(土曜)にそれぞれリニューアルしました。
2019年に新しい厩舎となりました。対面型の馬房を採用し、馬が互いに存在を確認し安心できるようにしています。
500メートルダートトラック馬場および1600メートルダートトラック馬場を所有しています。500メートル馬場では準備運動や軽めの調教で使用し、1600メートル馬場は準備運動後の主運動で使用します。冬場は馬体の成長を待ちながら有酸素能力を高め、2月末から、ここでスピード調教(work out)を行い競走馬としてのスピードを徐々につけていきます。
発馬機の馴致は、ブレーキング開始直後にドライビングで通過することから開始し、細心の注意をはらって実施しています。最終的にすべての馬が前扉を閉めた状態でゲートに入り、後扉を閉め駐立、そして常歩で発進ができることを目標としています。
1600馬場内には放牧地や採草地があります。青草が絶えることがないよう管理し、昼夜放牧を実施しています。そのほかにも小放牧地や小パドックを有効に活用しています。
厩舎周囲にはウォーキングマシンが2基あり、日常的に使用して運動量を十分に確保しています。
ブレーキング(初期馴致)用のラウンドペンは5基あります。初期馴致は9月から順次、馬体の発育等を見ながら実施していきます。
トレッドミルが2基あり、週1、2回調教に利用しています。1基は壁が透明になっており、走行フォームを観察でき、研究などに役立てています。
冷暖房完備の馬房を一つ備えています。運動器疾患のケアとしてレーザー治療器をはじめとした各種物理療法器械、診断装置としてDR(デジタルX線画像診断装置)、内視鏡装置および超音波(エコー)診断装置など、育成馬の検査には欠かせない設備を所有し、様々な調査・研究を行っています。また、装蹄は、装蹄師と獣医師で判断を実施して、馬にあった適切な装蹄を実施しています。
2023年4月13日(木曜)に公園施設(馬のいる公園)がリニューアルオープンしました。公園エリアは約2倍に広がり、馬のシルエットがシンボルの大型複合施設も誕生しました。大人も利用できる健康遊具、休憩所やトイレなどの設備も新設しております。