レース成績データのアイコン 2022年 重賞レース一覧天皇賞(春)

第165回 天皇賞(春)

圧巻の逃げ切りでタイトルホルダーが盾獲りを果たす!

阪神大賞典を連覇し、昨年2着惜敗の雪辱に準備万端のディープボンドが1番人気に推された天皇賞(春)(GⅠ)。他にも、ステイヤーズSと阪神大賞典で連続2着のアイアンバローズ、4連勝でダイヤモンドSを制したテーオーロイヤル、日経賞僅差3着のヒートオンビート、万葉Sを差し切ったマカオンドールなど、スタミナ自慢たちが顔をそろえた。

これらを相手に、小細工なし、堂々の逃げ切り勝ちを決めたのが、日経賞1着をステップに臨む昨年の菊花賞馬タイトルホルダー。メンバー中唯一のGⅠウィナーである。

鞍上の横山和生騎手は、「返し馬で雰囲気の良さを感じた。折り合いの不安もない馬。しっかり出していこう」と、スタートしてすぐにタイトルホルダーを先頭へと導く。テーオーロイヤル、ディープボンド、アイアンバローズら多くの有力馬も好位をキープするが、タイトルホルダーもまた軽快。「この馬の力を信じて、邪魔しないよう、仲良く走ろう」という横山騎手と共に悠々ラップを刻み、後続を引き離していく。

向こう正面に差し掛かるあたりでは、「息を入れたいタイミングを、馬が自分でわかっているかのよう」という横山騎手の言葉通り、ややペースを落として2番手以下を引きつけたタイトルホルダー。そこで力をためて、3コーナー過ぎにはふたたびペースアップ、誰にも先頭を譲らないまま直線へ向かうこととなる。

そこからは圧巻のラストスパート。追いすがるテーオーロイヤルを突き放すと、さらに差を広げていく。最後は、さすがの底力で2着まで押し上げてきたディープボンドに7馬身の差をつけて、タイトルホルダーは完勝のゴールを飾ったのである。

菊花賞を逃げ切った弟・横山武史騎手から手綱を受け継ぎ、結果を出した兄・横山和生騎手。嬉しいGⅠ初制覇は“同じ馬での兄弟騎手GⅠ勝利”、さらに、祖父・横山富雄騎手、父・横山典弘騎手に続く“父子三代での天皇賞制覇”も成し遂げる、歴史的な勝利ともなったのだった。

(谷川 善久)

11レース
ウインファイヴ 5レース目

第165回天皇賞(春)GⅠ

4歳以上
オープン
(国際)(指定)
定量
コース:3,200メートル(芝・右 外→内)
  • 本賞金(万円)
    1. 1着20,000
    2. 2着8,000
    3. 3着5,000
    4. 4着3,000
    5. 5着2,000
  • 付加賞(万円)
    1. 1着378
    2. 2着108
    3. 3着54
着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 コーナー通過順位 推定上り 馬体重(増減) 調教師名 単勝人気
1 枠8桃 16 タイトルホルダー 牡4 58.0 横山 和生 3:16.2
  • 1
  • 1
  • 1
  • 1
36.4 474(-2) 栗田 徹 2
2 枠8桃 18 ディープボンド 牡5 58.0 和田 竜二 3:17.3
  • 4
  • 4
  • 4
  • 3
37.1 504(-6) 大久保 龍志 1
3 枠4青 7 テーオーロイヤル 牡4 58.0 菱田 裕二 3:17.4
  • 4
  • 4
  • 2
  • 2
37.4 460(+4) 岡田 稲男 4
4 枠5黄 9 ヒートオンビート 牡5 58.0 池添 謙一 3:18.0 3 1/2
  • 9
  • 11
  • 9
  • 7
37.0 478(-2) 友道 康夫 5
5 枠1白 1 アイアンバローズ 牡5 58.0 石橋 脩 3:18.3
  • 6
  • 6
  • 6
  • 4
37.7 496(-2) 上村 洋行 3
6 枠6緑 11 マイネルファンロン 牡7 58.0 松岡 正海 3:18.7 2 1/2
  • 9
  • 9
  • 7
  • 7
37.9 478(-12) 手塚 貴久 14
7 枠7橙 13 ロバートソンキー 牡5 58.0 伊藤 工真 3:18.8 3/4
  • 12
  • 12
  • 12
  • 11
37.5 470(-12) 林 徹 10
8 枠7橙 14 ヴァルコス 牡5 58.0 三浦 皇成 3:18.9 1/2
  • 9
  • 9
  • 9
  • 11
37.6 518(0) 友道 康夫 17
9 枠3赤 6 メロディーレーン 牝6 56.0 岩田 望来 3:19.0 クビ
  • 7
  • 8
  • 7
  • 10
38.0 352(+6) 森田 直行 16
10 枠5黄 10 トーセンカンビーナ 牡6 58.0 藤岡 康太 3:19.4 2 1/2
  • 17
  • 17
  • 17
  • 14
37.8 472(-2) 加藤 征弘 18
11 枠3赤 5 マカオンドール 牡4 58.0 松山 弘平 3:20.2
  • 13
  • 14
  • 9
  • 9
39.3 488(-4) 今野 貞一 6
12 枠2黒 3 ディバインフォース 牡6 58.0 田辺 裕信 3:20.2 ハナ
  • 16
  • 15
  • 16
  • 14
38.7 462(-2) 寺島 良 12
13 枠2黒 4 ユーキャンスマイル 牡7 58.0 藤岡 佑介 3:20.7 2 1/2
  • 14
  • 12
  • 12
  • 11
39.4 516(+2) 友道 康夫 13
14 枠4青 8 クレッシェンドラヴ 牡8 58.0 内田 博幸 3:21.1 2 1/2
  • 2
  • 2
  • 2
  • 4
40.7 496(-10) 林 徹 15
15 枠6緑 12
ハヤヤッコ
ブリンカー着用
牡6 58.0 武 豊 3:21.1 クビ
  • 14
  • 15
  • 12
  • 14
39.6 476(-8) 国枝 栄 11
16 枠1白 2 ハーツイストワール 牡6 58.0 C.ルメール 3:22.2
  • 7
  • 6
  • 5
  • 4
41.6 480(-10) 国枝 栄 7
17 枠7橙 15 タガノディアマンテ 牡6 58.0 幸 英明 3:24.1 大差
  • 3
  • 3
  • 12
  • 17
41.5 484(0) 鮫島 一歩 9
中止 枠8桃 17 シルヴァーソニック 牡6 58.0 川田 将雅
  •  
  •  
  •  
  •  
454(+6) 池江 泰寿 8
タイム
ハロンタイム 12.7 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.2 - 12.8 - 13.3 - 12.9 - 12.3 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.7 - 13.2
上り 4F 48.3 - 3F 36.4
コーナー通過順位
1コーナー 16-8,15(7,18)-1(2,6)(11,9,14)13,5(4,12)-3-10
2コーナー 16,8,15(7,18)(2,1)6(11,14)9(4,13)5(3,12)-10
3コーナー(2周目) 16-(8,7)18,2,1(11,6)(9,14,5)(4,13,12,15)3,10
4コーナー(2周目) 16,7-18-(8,2,1)(9,11)5,6(4,13,14)(10,3,12)=15

払戻金

  • 単勝
    16
    490
    2番人気
  • 複勝
    16
    180
    2番人気
    18
    120
    1番人気
    7
    260
    5番人気
  • 枠連
    8-8
    450
    1番人気
  • ワイド
    16-18
    270
    1番人気
    7-16
    950
    9番人気
    7-18
    500
    5番人気
  • 馬連
    16-18
    520
    1番人気
  • 馬単
    16-18
    1,230
    3番人気
  • 3連複
    7-16-18
    1,580
    2番人気
  • 3連単
    16-18-7
    6,970
    9番人気
勝馬の情報
勝馬 タイトルホルダー
[牡4・鹿毛]
父:ドゥラメンテ
母:メーヴェ
馬主 山田 弘氏
生産地 北海道日高郡新ひだか町
生産牧場 岡田スタツド
戦績 11戦5勝
獲得賞金 589,331,000円
主な勝鞍 重賞4勝目
2021年 報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)
2021年 菊花賞(GⅠ)
2022年 日経賞(GⅡ)
騎手 横山 和生:初勝利
調教師 栗田 徹:初勝利
  • 注記:戦績・獲得賞金は2022年天皇賞(春)(GⅠ)終了時点
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