2021年 重賞レース一覧フェブラリーステークス
今年最初の大一番はフェブラリーS(GⅠ)。春の近づきを思わせる陽気の中、根岸S快勝のレッドルゼル、東海Sを制したオーヴェルニュ、マイルCS南部杯の覇者アルクトス、このコースを得意とするサンライズノヴァ、昨夏からの充実ぶりが著しいソリストサンダーなど、16頭の砂巧者が集結した。
1番人気に推されたのはカフェファラオだ。メンバー中唯一の4歳馬、キャリアはわずか6戦、前走チャンピオンズCでは6着に敗れている。だが鞍上のクリストフ・ルメール騎手いわく「パドックで『勝てる』と感じた」と、絶対の自信を抱いての出走だった。
ゲートが開くと、かしわ記念を逃げ切っているワイドファラオと昨年の東海S勝ち馬エアアルマスが引っ張って、緩みのない流れが作られる。カフェファラオも好スタートから3番手を確保。「アグレッシブなレースをしたかった」という思惑通りのポジションだ。
3コーナーから4コーナーでもペースは落ち着かず、緊迫した空気のまま最後の直線へ。「忙しかったけれど、よく反応してくれた」というカフェファラオは、前との差をジリジリと詰めて、残り200メートルの地点で先頭に立つ。
そこからはゴールまで粘るだけだ。芝マイル重賞3勝を誇るエアスピネルが馬群を割り、内からは武蔵野S勝ちのあるワンダーリーデルも伸びてきたものの、カフェファラオはこれらを振り切っての1着。ヒヤシンスSを差し切り、ユニコーンSを圧勝した東京ダート1600メートルでの強さをあらためて見せつけて、初のビッグタイトルを手にしたのである。
「トップコンディションならGⅠを勝てる馬。今日は本当のカフェファラオだった」というルメール騎手の言葉通り、前走からの変わり身も鮮やかな走りであった。
(谷川 善久)
着順 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手名 | タイム | 着差 | コーナー通過順位 | 推定上り | 馬体重(増減) | 調教師名 | 単勝人気 |
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1 | ![]() |
3 |
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牡4 | 57.0 | C.ルメール | 1:34.4 |
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35.6 | 514(+10) | 堀 宣行 | 1 | |
2 | ![]() |
10 | エアスピネル | 牡8 | 57.0 | 鮫島 克駿 | 1:34.5 | 3/4 |
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35.2 | 488(-4) | 笹田 和秀 | 9 |
3 | ![]() |
7 |
ワンダーリーデル
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牡8 | 57.0 | 横山 典弘 | 1:34.8 | 1 3/4 |
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35.7 | 534(+2) | 安田 翔伍 | 8 |
4 | ![]() |
16 | レッドルゼル | 牡5 | 57.0 | 川田 将雅 | 1:34.9 | 1/2 |
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35.5 | 490(-4) | 安田 隆行 | 3 |
5 | ![]() |
1 |
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牡6 | 57.0 | 松山 弘平 | 1:35.1 | 1 1/4 |
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36.6 | 498(+4) | 池添 学 | 10 |
6 | ![]() |
2 | インティ | 牡7 | 57.0 | 武 豊 | 1:35.1 | クビ |
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35.5 | 518(-6) | 野中 賢二 | 7 |
7 | ![]() |
15 |
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牡5 | 57.0 | 御神本 訓史 | 1:35.3 | 1 1/4 |
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35.6 | 462(-7) | 矢野 義幸 | 13 |
8 | ![]() |
13 | ソリストサンダー | 牡6 | 57.0 | 北村 宏司 | 1:35.4 | クビ |
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35.9 | 494(+8) | 高柳 大輔 | 5 |
9 | ![]() |
6 | アルクトス | 牡6 | 57.0 | 田辺 裕信 | 1:35.6 | 1 1/4 |
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36.6 | 540(-4) | 栗田 徹 | 2 |
10 | ![]() |
12 | ヤマニンアンプリメ | 牝7 | 55.0 | 横山 武史 | 1:35.6 | クビ |
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36.4 | 494(-2) | 長谷川 浩大 | 14 |
11 | ![]() |
9 | サンライズノヴァ | 牡7 | 57.0 | 松若 風馬 | 1:35.7 | 3/4 |
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35.9 | 542(+8) | 音無 秀孝 | 4 |
12 | ![]() |
11 | スマートダンディー | 牡7 | 57.0 | 秋山 真一郎 | 1:36.0 | 2 |
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36.7 | 498(-4) | 石橋 守 | 16 |
13 | ![]() |
14 | オーヴェルニュ | 牡5 | 57.0 | 丸山 元気 | 1:36.5 | 3 |
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37.5 | 460(-16) | 西村 真幸 | 6 |
14 | ![]() |
8 | ワイドファラオ | 牡5 | 57.0 | 福永 祐一 | 1:36.7 | 1 |
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38.2 | 514(+8) | 角居 勝彦 | 11 |
15 | ![]() |
5 | サクセスエナジー | 牡7 | 57.0 | 酒井 学 | 1:37.1 | 2 1/2 |
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37.5 | 550(0) | 北出 成人 | 15 |
16 | ![]() |
4 |
ヘリオス
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せん5 | 57.0 | M.デムーロ | 1:37.7 | 4 |
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38.7 | 462(-4) | 寺島 良 | 12 |
ハロンタイム | 12.5 - 10.8 - 11.4 - 11.8 - 12.0 - 11.9 - 11.9 - 12.1 |
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上り | 4F 47.9 - 3F 35.9 |
3コーナー | (1,*8)-(3,4)(14,6)(7,12)11(10,16)13(5,2)(15,9) |
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4コーナー | (1,*8)3(7,4,14,6)12(10,11)(16,13)(5,2)(15,9) |
勝馬 | (外)カフェファラオ [牡4・鹿毛] 父:American Pharoah 母:Mary's Follies |
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馬主 | 西川 光一氏 |
生産地 | アメリカ |
Breeder | Paul P. Pompa |
戦績 | 7戦5勝 (内中央) 6戦5勝 (内地方) 1戦0勝 |
獲得賞金 | 201,809,000円 (内中央) 201,809,000円 (内地方) 0円 |
主な勝鞍 | 重賞3勝目 2020年 ユニコーンステークス(GⅢ) 2020年 シリウスステークス(GⅢ) |
騎手 | C.ルメール:2勝目 2020年 モズアスコット |
調教師 | 堀 宣行:初勝利 |