海外競馬発売
11月1日(金曜) 時点
文:秋山 響(TPC)
国旗は「調教国」、英語表記右の国コードは「生産国」
TEN HAPPY ROSE(JPN)
牝6歳 高柳 大輔厩舎
通算25戦6勝
GEOGLYPH(JPN)
牡5歳 木村 哲也厩舎
通算17戦3勝
2歳(2021年)9月の札幌2歳S(GⅢ・芝1800メートル)で重賞初制覇。3歳春の皐月賞(GⅠ・芝2000メートル)では中団追走から直線でイクイノックスをかわして優勝しました。そこからは初ダートとなった昨年2月のサウジカップ(G1・サウジアラビア)で勝ったパンサラッサから約1馬身半差の4着に入ったものの、8戦続けて3着以内なしとやや低迷しましたが、今年に入って再び芝路線に戻ると、2月の中山記念(GⅡ)で3着に好走。続く大阪杯(GⅠ)は勝ったベラジオオペラから0秒3差の5着、安田記念(GⅠ)ではロマンチックウォリアーから0秒5差の6着に入りました。その後は秋を見据えて、前走8月の札幌記念(GⅡ)に出走。内の3番手追走から末脚を伸ばして、勝ったノースブリッジから0秒3差の2着に入りました。
NOTABLE SPEECH(GB)
牡3歳 C.アップルビー厩舎
通算7戦5勝
今年1月のデビューからオールウェザー1600メートル戦を3連勝。その勢いに乗って挑んだ5月の英2000ギニー(G1・芝1600メートル)では後方から出色の末脚を繰り出して1馬身半差で優勝。史上初めて初芝での同レース制覇を成し遂げました。しかし続くセントジェームズパレスS(G1)ではそれまで見せていた末脚が影を潜めて、英2000ギニーで2着に下していたロザリオンの7着。その後、サセックスS(G1・芝1600メートル)では再び素晴らしい瞬発力を披露して1馬身半差で快勝しましたが、続く前走9月のムーランドロンシャン賞(G1・フランス)では重馬場の影響か直線で伸びを欠いて、逃げ切ったトリバリストから6馬身1/4差の5着に終わりました。
PORTA FORTUNA(IRE)
牝3歳 D.オブライエン厩舎
通算11戦7勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2024年9月14日 |
レパーズタウン
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芝1,600メートル | メイトロンS(G1) | 1着 | PLAY |
2024年7月12日 |
ニューマーケット
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芝1,600メートル | ファルマスS(G1) | 1着 | PLAY |
2024年6月21日 |
アスコット
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芝1,590メートル | コロネーションS(G1) | 1着 | PLAY |
2024年5月5日 |
ニューマーケット
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芝1,600メートル | 英1000ギニー(G1) | 2着 | |
2023年11月3日 |
サンタアニタパーク
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芝1,600メートル | ブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフ(G1) | 2着 |
デビューから2連勝で2歳(2023年)5月のフィリーズスプリントS(G3・アイルランド・芝1190メートル)を制して重賞初制覇を果たすと、続くアルバニーS(G3・イギリス・芝1200メートル)も連勝。秋にはチーヴァリーパークS(G1・イギリス・芝1200メートル)に勝ち、アメリカのブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフ(G1)でも半馬身差の2着に入りました。今年は初戦の英1000ギニー(G1・イギリス)こそクビ差の2着でしたが、続く6月のコロネーションS(G1・イギリス・芝1590メートル)で先行策から直線で前年の欧州最優秀2歳牝馬オペラシンガーをかわして1馬身差で優勝すると、7月のファルマスS(G1・イギリス・芝1600メートル)も先行抜け出しの競馬で3馬身3/4差の快勝。さらに前走9月のメイトロンS(G1・アイルランド・芝1600メートル)も4番手追走から直線で楽々と抜け出して、今年の愛1000ギニー馬フォールンエンジェルに1馬身差をつけて優勝。G1・3連勝としました。
RAMATUELLE(USA)
牝3歳 C.ヘッド厩舎
通算9戦4勝
2歳(2023年)6月のデュボワ賞(G3・フランス・芝1200メートル)を5馬身差で快勝して重賞初制覇を果たすと、ロベールパパン賞(G2・フランス・芝1200メートル)も4馬身差で連勝。しかし続くモルニー賞(G1・フランス)はその後ミドルパークS(G1・イギリス)も連勝するヴァンディークに短クビ差かわされて2着でした。今年は4月のアンプリュダンス賞(G3・フランス)で2着の後、5月の英1000ギニー(G1・イギリス)では一旦完全に抜け出したところをかわされて、勝ったエルマルカから半馬身差の3着。その後、6月のコロネーションS(G1・イギリス)も控える形を取って、勝ったポータフォーチュナから2馬身半差の3着でしたが、続く前走10月のフォレ賞(G1・フランス・芝1400メートル)では先行策から直線で群を抜く末脚を披露して、一昨年のこのレースの勝ち馬であるキンロスに3馬身差をつけて快勝。G1初制覇を果たしています。
JOHANNES(USA)
牡3歳 T.ヤクティーン厩舎
通算11戦7勝
年月日 | 開催国・競馬場 | 距離 | レース名 | 着順 | レース映像 |
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2024年9月28日 |
サンタアニタパーク
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芝1,600メートル | シティオブホープマイルS(G2) | 1着 | |
2024年7月28日 |
デルマー
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芝1,800メートル | エディーリードS(G2) | 1着 | |
2024年5月27日 |
サンタアニタパーク
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芝1,600メートル | シューメーカーマイルS(G1) | 1着 | PLAY |
2024年4月4日 |
サンタアニタパーク
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芝1,600メートル | アメリカンS(G3) | 1着 | |
2023年5月6日 |
チャーチルダウンズ
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芝1,700メートル | アメリカンターフS(G2) | 5着 |
2歳(2022年)の大晦日にデビュー4戦目にして初めて芝で走った未勝利戦(1200メートル)で初勝利を挙げると、そこから翌年4月のパサデナS(リステッド・芝1600メートル)まで3連勝。しかし続く5月のアメリカンターフS(G2)で5着に終わると、前肢の脚部不安でそのままシーズンを全休しました。今年は復帰戦となった4月のアメリカンS(G3・芝1600メートル)を1分32秒0の好タイムで優勝して重賞初制覇を果たすと、続くシューメーカーマイルS(G1・芝1600メートル)も先行抜け出しの競馬で連勝。その後も、2番手から抜け出して2馬身半差をつけたエディーリードS(G2・芝1800メートル)、そして4番手の内ラチ沿いから直線で鋭く伸びて1馬身1/4差で優勝した前走9月のシティオブホープマイルS(G2・芝1600メートル)と重賞4連勝中です。
当コーナーの情報は、登録情報を基に制作されております。競走データは公式データと照合し、それ以外の表記は主に現地報道を参考に制作しております。出走回避・出走取消などによりレースに出走しない可能性がございます。また、当コンテンツの内容においては、JRAが特定の馬の応援や推奨などを行うものではありません。
解説
2歳(2020年)8月のデビュー戦(芝1200メートル)を制すと、3戦目のアルテミスS(GⅢ)ではソダシから0秒4差の3着に好走。2歳時から素質の高さを見せていました。その後、3歳時に2勝クラス(新発田城特別・芝1400メートル)、4歳時に3勝クラス(フリーウェイS・芝1400メートル)、5歳時に朱鷺S(リステッド・芝1400メートル)優勝と末脚に磨きをかけて徐々にステップアップしていきました。6歳になった今年は約半年ぶりのレースとなった2月の京都牝馬S(GⅢ)は7着、4月の阪神牝馬S(GⅡ)も6着でしたが、続くヴィクトリアマイル(GⅠ・芝1600メートル)では単勝208.6倍の14番人気という低い評価でしたが、直線で鋭く伸びて優勝。GⅠ馬へと一気に上り詰めました。その後はアメリカ遠征を見据えて、前走9月のセントウルSに出走。新馬戦以来の1200メートル戦でしたが、ラスト200メートルでよく伸びて7着でした。