第61回 朝日チャレンジC
 
 
キャプテントゥーレが逃げ切って同一重賞連覇を果たす
 秋競馬の開幕を告げる朝日チャレンジC(GIII)では、上り馬アドマイヤメジャーが中心視された。昨年は春から夏にかけ3連勝、菊花賞では5番人気に推され、今年は6月に1600万下で楽々と2連勝、今後の重賞戦線で活躍を期待される大器である。

 これに異を唱えたのがキャプテントゥーレだ。皐月賞勝利、昨年のこのレースも制している実績は文句なしにメンバー中随一。にも関わらず1番人気に支持されなかったことが、キャプテントゥーレには我慢ならなかったのかも知れない。スタートしてすぐハナを奪い、自らの手でレースの主役の座を引き寄せると、そのままゴールまで先頭を譲り渡すことなく駆け抜けた。

 とりわけ、グっとペースを上げて後続各馬から余力を奪い、直線ではプロヴィナージュの粘りを突き放し、アドマイヤメジャーのラストスパートも完封してみせたレース後半の走りが圧巻。有無をいわせぬ力強い走りで同一重賞連覇を果たしたのである。

 GI馬の意地と、この秋に賭ける意気込みを感じさせる、そんな逃げ切りだった。
(谷川善久)
 
 
 
 

2010年9月11日(土) 4回阪神1日
10R 第61回 朝日チャレンジカップ(GIII)
サラ系3歳以上 2000m 芝・右
(国際)(特指) オープン 別定
4100 1600 1000 620 410 万円
付加賞金 33.6 9.6 4.8 万円
発走 15:35
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 推定
上り
馬体重 調教師 単勝
人気
1 6 6 キャプテントゥーレ 牡5 57.0 小牧太 1:59.2   34.8 456 +2 森秀行 2
2 8 9 プロヴィナージュ 牝5 54.0 佐藤哲三 1:59.5 34.8 520 0 小島茂之 3
3 3 3 アドマイヤメジャー 牡4 56.0 川田将雅 1:59.6 1/2 34.3 452 +4 友道康夫 1
4 5 5 ベストメンバー 牡4 56.0 福永祐一 1:59.8 1 1/4 34.7 520 +2 宮本博 4
5 7 7 ニルヴァーナ 牡7 56.0 幸英明 1:59.8 クビ 35.0 488 -6 池江泰郎 5
6 8 8 ホーマンアラシ 牡7 56.0 北村友一 2:00.0 3/4 34.7 474 -6 松元茂樹 9
7 1 1 エムエスワールド 牡7 56.0 松田大作 2:00.2 1 1/2 35.1 464 +4 湯窪幸雄 8
8 2 2 ベンチャーナイン 牡5 56.0 渡辺薫彦 2:00.5 35.2 496 -10 小桧山悟 7
9 4 4 ドリームフライト 牡6 56.0 酒井学 2:00.7 1 1/4 36.2 514 +6 鈴木孝志 6
タイム
ハロンタイム 12.6 - 11.8 - 12.0 - 12.4 - 12.4 - 11.7 - 11.5 - 11.6 - 11.1 - 12.1
上り 4F 46.3 - 3F 34.8
コーナー通過順位
1コーナー 6-9-(4,7)(5,8)(1,3)2
2コーナー 6-9-4,7-5,8(1,3)-2
3コーナー 6,4,9,7-(1,5)3(2,8)
4コーナー 6,4(9,7)(1,5,3)(2,8)
払戻金
単勝 6 310円 2番人気 馬連 6-9 700円 3番人気 馬単 6-9 1,180円 6番人気
複勝 6
9
3
110円
110円
110円
2番人気
3番人気
1番人気
ワイド 6-9
3-6
3-9
170円
120円
140円
3番人気
1番人気
2番人気
3連複 3-6-9 240円 1番人気
3連単 6-9-3 1,930円 5番人気
枠連 6-8 710円 3番人気