第12回 新潟ジャンプS
 
 
コウエイトライが逃げ切り、7度目の重賞制覇
 9歳牝馬。同期にはすでに母親となった馬も多いが、いまだ現役を続けるコウエイトライは衰えを知らないようだ。ここまで積み上げた障害の重賞タイトルは6つ。そしてこの新潟ジャンプS(J・GIII)では、7度目の重賞制覇を果たしてみせた。

 終始リードを保って馬群を引っ張るコウエイトライ。幾度もレコードタイムを叩き出した快速ぶりは健在で、後続各馬が位置を入れ替えながら追撃のタイミングをうかがうものの、詰め寄られることなく最終コーナーを回る。直線でも、懸命に追いすがるトップフリーダム、ビコーフェザー、トーセンコックスらの2着争いを、むしろ突き放す勢いを見せて、結局2馬身半差での1着ゴールとなった。

 障害重賞7勝は、グランドマーチス、バローネターフといった名馬と並ぶ史上最多タイ。また初めてコウエイトライの鞍上を務めた高田潤騎手は、これまで小倉、阪神、東京、京都、中山で障害重賞を制しており、そのキャリアを活かして落ち着いた騎乗でパートナーに勝利をプレゼント、自身も障害重賞全場制覇の偉業を成し遂げることとなった。

 記録に満ちた、夏の快走劇だった。
(谷川善久)
 
 
 
 

2010年8月21日(土) 3回新潟3日
9R 第12回 新潟ジャンプステークス(J・GIII)
サラ系障害3歳以上 3250m 芝 外内
(混合) オープン 別定
30001200750450300万円
付加賞金51.814.87.4万円
発走 14:35
天候:晴   芝:良
 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 平均
1 F
馬体重 調教師 単勝
人気
1 3 4 コウエイトライ 牝9 58.0 高田潤 3:32.0   13.0 480 -8 山内研二 1
2 4 5 トップフリーダム 牡4 58.0 佐久間寛志 3:32.4 2 1/2 13.1 474 +14 池添兼雄 12
3 8 13 ビコーフェザー せん6 59.0 白浜雄造 3:32.4 クビ 13.1 436 +8 安田隆行 4
4 5 7 トーセンコックス 牡5 59.0 水出大介 3:32.5 3/4 13.1 504 -2 栗田博憲 2
5 6 10 マイネルネオス 牡7 59.0 柴田大知 3:32.7 13.1 456 -6 稲葉隆一 8
6 7 11 マル地タマモサプライズ せん5 59.0 林満明 3:33.0 1 3/4 13.1 476 +6 中竹和也 5
7 6 9 アイズオブゾロ せん4 58.0 穂苅寿彦 3:33.6 3 1/2 13.1 462 0 戸田博文 9
8 3 3 サニーネイティブ 牡8 58.0 大庭和弥 3:34.0 2 1/2 13.2 510 +4 谷原義明 7
9 2 2 マル外タイキレーザー 牡7 60.0 横山義行 3:34.2 1 1/4 13.2 456 +8 土田稔 10
10 4 6 エイシンニーザン 牡8 62.0 北沢伸也 3:34.4 1 1/4 13.2 504 +2 坂口正則 13
11 5 8 トキノナスティア 牝4 57.0 浜野谷憲尚 3:34.5 クビ 13.2 458 +6 矢野照正 6
12 8 14 パルティアシチー 牡7 59.0 岩崎祐己 3:35.0 13.2 472 +4 田所秀孝 11
13 7 12 マヤノスターダム 牡8 60.0 植野貴也 3:35.4 2 1/2 13.3 494 +2 坂口正大 3
14 1 1 ニューパワー せん4 58.0 五十嵐雄祐 3:36.8 13.3 470 +12 菅原泰夫 14
タイム
上り 1マイル 1分 42秒 3 4F 49.5 - 3F 37.2
コーナー通過順位
1コーナー 4,11(1,14,13)(7,12)(5,10,8)(2,6)9,3
2コーナー 4-11-(1,14,13)(5,7)(10,12)8,2(6,9)3
3コーナー(2周目) 4-(11,13)(7,8)5(14,10)-(9,12)2,3,6,1
4コーナー(2周目) 4,13(11,7)(5,8)10-14-9(12,2)3-6=1
払戻金
単勝 4 280円 1番人気 馬連 4-5 9,040円 28番人気 馬単 4-5 14,400円 45番人気
複勝 4
5
13
150円
840円
300円
2番人気
12番人気
3番人気
ワイド 4-5
4-13
5-13
2,810円
710円
5,840円
30番人気
4番人気
59番人気
3連複 4-5-13 29,190円 95番人気
3連単 4-5-13 162,800円 472番人気
枠連 3-4 3,230円 12番人気